第271話
そして、その混迷の状態の中。
「り…リーダー⁉ 何か…コッチに機体が単騎で向かって来ますぜ?」
と、レッドバイソンの部下の一人が、
ここら辺で襲って奪ったのであろうTHのモノと思われる、
ゾンドなどのWGたちを運びつつ、
前回、トロイメンカッツェにボッコボコにされ、
せっかく乗っていたG²であるフェアタイディゲンを奪われ、
一般的なFGであるゲズに乗るしかなくなったリーダーのジャドに進言する。
「な…ナニッ⁉ まさか…またアヴァドンたちが来たワケじゃねぇよな⁉」
と、狼狽えるジャドに。
「いえ、索敵しても、
アヴァドンとこで使ってた機体たちとは違うみたいですぜ?」
「それに、アヴァドンとこだったら、
まず出て来るのは強襲用のラーゼンレーヴェのはずでしょうし、
他のKGたちも出て来るはずですぜ?
見た感じ、見た事も無い様な機体なので、KGかもですが、
逆に、それが単騎掛けってのはオカシくないですか?」
と、ジャドのゲズの様に、ガトナスやザヌスなどすらでもなく、
ゲズやジーナに乗った部下たちが次々と告げる。
そこに、
「そこの赤牛共…ッ‼」
と、ケビンのシュタイガーンバオアーが迫って来る!
「あ…あの声は…ッ⁉
や…やっぱし…アヴァドンとこの奴じゃねぇか…ッ⁉
ど…どうすんだよ…テメェら…ッ⁉」
と、恐れ慄くジャドと、
「ど…どど…どうするったってリーダー…ッ⁉」
と、更に戦々恐々とする部下たちに、
「挨拶代わりだ! 食らえ!」
と、背部垂直ミサイルを射出する、ケビンのシュタイガーンバオアー…ッ!
「ひ…ヒィーーー…ッ⁉」
と、右往左往するジャドたち…!
だが…⁉
「クッ…気分が悪りぃ……⁉
照準が上手く付けれねぇ…⁉」
と、放った垂直ミサイルが、全て、明後日の方向に空を切る⁉
「ハァ…ッ⁉」
「な…何だアイツ…⁉」
と、呆けるジャドたちに、
「クッ…だけど……なぁ…ッ‼」
と、レーザーライフルを構え、射出するケビン‼




