第262話
大きな星が…点いたり消えたりしてる…。
ホントに大きい…し……。
色んなところで…。
それが点いたり消えたり…して……。
「遂にだね…ロク君…。」
オイラの目の前には…。
ゲズC²ではなく…。
シュタイガーンバオアーと同じで複座式だけど…。
内装の見た目がシュタイガーンバオアーでもなく…。
見た事が無い複座式の機体のコックピットと…。
38と……更に別に…38の色違いみたいなの…が居る…?
そして…さっきの声は…。
その機体の複座式のオイラの後ろの席から…聞こえてて……?
「でも……私…頑張るよ…。
ううん…絶対頑張れる…。
ロク君と一緒だから…。
ロク君さえ居れば…。
ロク君さえ居てくれれば…私……ッ‼」
その女の子の様な声の主が放つ強い決意の言葉に…。
不思議と…オイラは…安らぎの様なモノを感じ…。
そこで……世界の景色が…。
急にフラッシュバックの様に目まぐるしく変わり…。
オイラの…意識は……。
………。
…………。
……………。
………………ッ⁉
ガバっとオイラは起き上がった!
って何だ?
オイラ…ベッドで起き上がって…?
腕には点滴がされてて…?
「ああ……。
ああ…………!
やった…!
やったーーッ!!
ロクスリー君、目を覚ましたーーーッ!!」
『マスター…!
マスター……!
良かった……!
良かったです……!』
え? あれ?
ベッドの直ぐ横に椅子があり、
そこに、38を持って、ユリンさんが座ってて、
ベッドから起き上がったオイラを見て二人して大声で喜び勇んで……居る…?
「えぅ……?
あぁ……?
え…え~っと……?」
その事態に付いて行けないオイラに…。
「みんなで交替で様子を見てて、丁度、私の番だったんだ。
セリアが、ロクスリー君のお腹の傷の方は、
もう完璧に直ったはずなのに、何故かロクスリー君の意識が、
どうやっても戻らないって言い出した時は、ホント、みんな心配したけど!」
と、オイラの手を握り、ブンブン振り回すユリンさんと。
『マスター! 私は信じてましたよ!
マスターは、必ず目を覚まされると!』
と、38も鼻息も荒くという風に、喜びの声を上げる。




