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第25話 ユニヴァーサル・ガバメンツ・オブ・ユニオン~所信表明演説

 実の所、タネを明かしてしまえば、大した事も無い。あの日の国会終了後、総理に頼んで電話して貰った。それも、米国大統領へだ。で、大統領へ、電話越しに『魅了』をかけた。

 これは、米国大統領が、固定電話のある場所……『大統領執務室』にいる事を確認する為だ。後は、執務室を『念写』してから、『魅了』をかける。勝利の方程式になった。

 で、米国大統領の音頭で、国会に加盟国全ての元首……大統領や首相を、呼んで貰った。故に、『全体化』した『魅了』をかければ、『第1段階』と同様に事を運ぶ事ができる訳だ。

 だが、しかし。未だ『世界征服』できた訳では無い。そもそも、『全世界中の国や地域』が、『国連加盟』している訳では無いからだ。が、それでも説得が、通じない訳では無い。

 唯一『魔法』に抵抗できたのか、スイスだけが、署名拒否した。ちなみに、北朝鮮に至っては、国連にこそ加盟しているが、『影武者』を送って来る暴挙っぷりだ。後で、お仕置きだな。

「おひおひ……お前は、何時から『失敗したらオシオキだべぇ』って言う奴になったんだ。」

 などと言う無意味な指摘をする者などこの世界に存在しない。

 さて、今僕は、米合衆国ニューヨーク州ニューヨーク市マンハッタンの国連本部にいる。

 これから、初代『総統』に就任した『所信表明演説』をする為だ。つか、先刻からいる。


 * * * 


「諸君! 敢えて言おう。諸君らは、間違っている! 君達が、積み重ねた疑問と疑念と疑惑とが、世界には、満ち溢れている! それら、全ての元凶は、諸君らの『失態』だ!」

 で、初代『総統』に就任した『所信表明演説』を始める。会議場には、全員揃っている。

「この世界には、問題が山ほどある。だが、今は1つだけだ。1つだけ『目標』を、掲げる。『宇宙連邦政府』の民を、全員『小金持ち』にする事だ!」

 今日の為に、あつらえたマントを、右腕の一薙ぎで、なびかせる。

「その為にも、為すべき事は、山ほどある。だが、今は1つだけだ。1つだけ『命令』する。それは、『紛争禁止』! あらゆる勢力は、武器を使う事禁止! またその準備も制限する!」

 会場内からは、音1つ聞こえない。否、参加者の呼吸音のみが、風となって流れるのみだ。

「命令に背いた者には、『罰』を与える。それは『全ての選択肢』……『核攻撃』も辞さない!」

 無論、はったりだが、効果はてき面だった。息を飲む音が、会場内に満ちる。

「だが、一度『宇宙連邦政府』に参加すれば、現状の国境を以て、『自治区』として承認する。これら、『自治区』の集合政府。それが、『宇宙連邦政府』である!」

 会場内の空気も、十分に温まって来た。ここで、最後になる事を宣言して続ける。

「『総統』とは、日本語にのみ存在する言葉だ。そこで、僕が考案した『総統』の英語訳を伝える。それは、『Perfect Dictator』(パーフェクト・ディクテーター)!」

 『宇宙連邦政府』加盟国の代表が、大多数立ち上がり、賛同のシュプレヒコールを唱える。


 * * * 



次回予告

第26話 幕間5

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