第24話 ユニヴァーサル・ガバメンツ・オブ・ユニオン~マンハッタン
次に、第2段階だ。と言っても、やる事は、第1段階と大差ない。規模を大きしただけだ。
ちなみに、事前準備には『日本共和国内閣』の力を借りた。譲渡されたのだから問題無い。
尚、内閣閣僚と、国会議員は、全て留任。変更はしていない。何しろ、『第1段階』完了の事実すら、『秘密』にして貰っている。余計な事など出来ようはずも無い。
更に、『日本共和国』に於いて、憲法を始めとする法律は、日本国時代のものを流用させている。但し、『総統』の命令が、全てにおいて『優先』されるだけだ。
頃合いを見計らって、『日本共和国』の樹立と、『総統』就任、日本国憲法の廃止を宣言。
更に、新憲法の発布をしなければならない。無論、改革はそれに留まらない。
やるべき事は、山ほどある。僕が生きている内に、全ての道筋を、作らねばならないのだ。
が、それらは、時期尚早、順次やるべき事だ。
とは言え、既に『細工は流々仕上げを御覧じろ』と言う段階だ。後は、機会を待つのみ。
* * *
会議場に、全員揃った。その事実を、総理と外相から確認する。そこで、実行に移す。
ここでも、『第1段階』と同様に、詠唱を省略しない。『全体化』……『魅了』!
更に、『透明化』も『同時』に『解除』する。場所は、会議場の中央だ。で、紙束を出す。
「諸君、こちらの書類に署名と拇印し、貴国の主権と統治権を、僕に譲渡して下さい。」
外務省の役人を使って、『書類』や朱肉を配る。全ての『書類』は、内容こそほぼ同一だが、読む人間に合わせて、言語を変えている。役人共は、合致する『書類』を配布している。
更に、作業終了した『書類』を回収させている。勿論、終わった/未だ、の管理もやらせている。こう言う雑用なら、役に立つのが、役人と言う物だ。ややあって……
「『総統』閣下、想定通りの参加者が、署名と拇印を完了致しました。」
外相の報告と共に、総理から書き終わった『書類』を受け取った。労いの言葉をかけてやる。
「では、諸君。本日、只今を以て、『国際連合』並びに、『国連加盟国』は、全て滅亡した。今より『宇宙連邦政府』の樹立と、僕が初代『総統』に就任した事を、ここに宣言する!」
ここで、賛同者に、拍手を求めた。すると、満場の拍手が、鳴り響き、会議室内に充満した。これで、『第2段階』……『国連征服』だ。が、まだ完全ではないがな。
* * *
次回予告
第25話 ユニヴァーサル・ガバメンツ・オブ・ユニオン~所信表明演説
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