始まり
超能力"ギフト"が全世界に広まった近未来の世界で有り余る力で暴走している人たちを特務機関の仲間たちで全世界を救いに行く
登場人物
識名理岳
紫翠誠
紫翠了
神宮皇
紫翠淏葉
那由多優
識名智岳
「ねぇ、私のこと好き?」
星空が綺麗に瞬いている下には水面に反射して自分の顔が写っている
7歳ぐらいだろうか、とても不安そうで今にも泣きそうな顔をしている
何も言わない、話出さないその子供の顔を覗き込みながら心配そうに話を続ける
「ねえ、いつもそんな顔してるけど何かあったの?」
その子も泣き出しそうに見える、見ると同い年の女の子くらいだろうか、とても哀しそうだ
そう、とてもつらい言いたくない泣き喚きながらその子に何があったか話したいとても辛い事が起こったなんでそんな事になったいくらやり直そうと思ったかどんなに苦しい決断をしたそんな事にならないようにみんなを視てきたのに何でみんな救いたかったのに何で自分たちだけ何で言いたくない言いたくない言いたくない
はっと顔を上げた、あぁまた悲しそうな顔になってる
「ううん、何でもない」
「うん」
またそんな過去考えたって仕方ない、切り替えよう
楽しい話はないか、その子を元気づけないといけない“楽しい話をしないと“
「ーー君はみんなのことは好き?みんなの話が聞きたい、いい?何か面白い事あった?」
「うん、1人救って来た。とても強い女の子でとても気が強くて綺麗な人だった。
僕らが“守ってる子“と仲良くなりたいんだって。みんなのこと気に入ったみたい。
僕らも楽しくなってきたんだ」
「うん、それでその子を救った時になんて言ったの?それを聞きたいの!」
「あーうん、言いたくない…うん」
「それでなんだったの?」
恥ずかしくなってきた、何でそんな事知ってるんだ
「そ・れ・で・な・に?」
「うん、肩掴みながら一生懸命その子の家族みんなで救うから待ってろって怒りながら助けに行った…」
「それで良いの!それであなたのお兄ちゃんはなにしてるの?お兄ちゃんは!?」
「あーうん、お兄ちゃんは….」ーーーーーーー
「昨日、お兄ちゃんが学校ですごい賞を貰ったんだ。お兄ちゃんは“あの歳“でみんなを救う事ができる技術を見つけたんだ。俺のお兄ちゃんすごい人になってみんなを助けに行くんだ。良かったんだ。うん、良かったんだ」
すっと目が覚めた。何事もなかったように少年はベットから起きる。
朝6時に起きたことがわかった。ベットに備えつけられたテーブルにはグラスに一杯の水が置いてある。
ぐっと一気に飲み干した後にベットルームを出ると自分のいつもいるソファに向かった
いつもの部屋だ全ての空間にドアは無く、無骨なコンクリートのような灰色の空間にいつもいる、部屋はいつも快適で新鮮な空気が流れていて苦痛に感じることもない。
いつもの作業が始まったんだ、テレビのような、それでもとても薄い映像を見る。
自分の耳には小さなイヤリングが両方に付いていて二俣の音写のような機器がある
「良い、ダメ、良い、良い、ダメ、良い、ダメ、良い、良い、ダメ」
朝の30分間にこれを続ける、苦痛にも感じることも無くただただ作業を続ける
30分間の作業が終わった、いつもの灰色の空間が一層暗く色がないように見える
いつも朝に感じる感覚、あぁ、面白くない
朝に感じる感覚を頭の中で振り解きながら、自分の通う学校に出かける準備をする、ここに人はいない、とても広い空間なのに笑いかける家族が居ない、あぁ面白くない
1番大事にしている手鏡を自分の懐に入れる、気持ちがすっと落ち着いてくる気分になってきた
自分の部屋を一瞥しながら部屋を出る
「行ってきます」
何もないような空間から足を踏みだすと景色が一気に広がった
朝に何かあったのか、とてもうるさい音が響く、自分の右の目に景色が広がった、今日のニュースだ
自分に言い聞かせる、あぁ関係ない関係ない
左眼に集中しながらバスに乗って景色を見た、何かイベントでもあるのかと思うぐらいに周りの景色にいろんな色が散りばめられて自分にこれが良いと乱暴に語りかけてくる。ここが嫌になりそうだから左眼に自分の観たい映像を見る。課題を順々にこなしていく作業だ
これは前に視た、これは5年前、これは2年前に視た。
5分で課題を終わらした。うんこれでいい。
学校にバスが停まる。うん、いつもの朝。何事もなく過ごせればいい
目の前に3人の集団が見えた、あーまたか性懲りも無くまた来てる
1番前にいるとても大きな男。身長は2メートルぐらい、とても大きな身体で前に立つと壁のような圧迫感のある、とても鍛えられた強そうな男だ
後ろの2人は線が細く切れた目をした男といつもヘラヘラした気弱そうな男だ
「おい、またいじめに来てやったぞ。お前の顔いつも気に入らないんだよ」
朝の顔がダメかー気をつけよう今日はこれか
「あーうん、目が死んだようなのがいけないかー。うん、分かった」
とても体格のいい男の顔がどんどんどんどん赤くなってくる。何か気に入らなかったのだろうか
今日はこれがダメだったか、1回目失敗した
「何だ、何かついてんのかぁ,アァ!?」
男が拳を振り上げる、単純でわかりやすい拳だ。胸のあたりを狙っているのが肌身に感じて分かった。
人さじ指を一本立てて力を込める。すっと自分の気持ちが冷めて目が変わる
大きな音を立てて学校中に轟音が響き渡る、いつもの課題や朝の騒音に掻き消されてみんなは動じずに学校に向かっている
土煙の向こうに不敵な笑みを浮かべている男が見えた。一瞬で顔が強張る
自分の立っていたところの地面が亀裂が走りボコッと凹んでいる
はぁーまたか、また直すのか、あぁ面白くない
指をグッと男の前に持っていく、よろけて尻餅をつくのを目であまり捉えないようにしながら地面に向かって手を振りかざすと地面がパッと元通りになった
「うん、これで良いよな。みんないつもの光景なんだしな」
はぁーとため息をつきながら校舎に向かった
校舎内の静かな廊下を歩く、いつもの顔が見えて少し色が見えてきたうん、いつもの学校だ
自分の立ち位置はわかっている。みんなの顔をなるべく見ないように、少し顔を背けながら歩く。
廊下の角を曲がると違う顔が見えた、とても顔が整った金髪で身長がすらっとした綺麗な身なりをした青年だ
横を通り過ぎると何か違う雰囲気を纏っていることが分かった、普通の人が出していい雰囲気じゃない。バッと視線を送ると気になっていないようにその場を通り過ぎていった
「あんなやつ、この学校に居たのか?」
通りすぎたところに目を止めながら早足で教室に向かった
これから始まる物語は僕が中2、厨二の時に考えた物語をけっこうシリアス強めな感じで始まリマス。
まぁとかうん。とか物分かりよすぎだろー!!って思う人いると思いますが、まぁ、実際その通りだよね〜って感じで見守ってください。結構末永くやる予定なのでよろしくです。はっはっは




