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31.凛津を探して!?

「うーん……おかしいな。凛津のやつここにも居ないのか?」


「私は、ここにいると思ったんだけどな……」


俺は今、有里ねぇと2人で有里香のおばあちゃんの家の前まで来ていた。


「……優太のことを避けてるとか?」


「流石にそれが理由で、おばあちゃんの家にもいないなんて、いくらなんでも……」


「「……あるかも」」


俺と有里ねぇの声が綺麗にハモった。


凛津は変なところで強情なところがある故に、その可能性は十分にあった。


「でも、それじゃあ今どこに?」


「私のおばあちゃんに聞いてみたら?」


「それもそうか……」


と、俺がおばあちゃんの家のインターホンを鳴らす……と


数秒を待たずして、元気そうなおばあちゃんがひょこっと顔を出した。


「あら? 優太君と凛津ちゃん?」


俺たちの突然の訪問に有里ねぇのおばあちゃんは、結構驚いているようだった。


でもそれは数秒の事で……


「よく来たわね! さぁ! 早く上がって上がって!」


俺達は、そのままおばあちゃんに促され、家の中を案内された。


「自分のおばあちゃんの家なのに……なんだか変な気分……」


「有里ねぇはそういえば、入れ替わってからまだおばあちゃんとは会ってないんだったね」


「うん……だから、余計に変な感じがする」


そう言って、少し悲しそうな顔をした。


まぁ、戸惑うのも無理はないだろう。


なにせ、自分のおばあちゃんでさえ、孫である自分のことを見分けられないのだから。


凛津との仲直りも大事だが、有里ねぇ達の体を元に戻すことも今後の課題だろう。


俺がそう思っていると


「この家の中、全く変わってないでしょ?」


隣にいた有里ねぇが話題を変えるように、そう言った。


「うん……。俺が最後にここに来たのはもう8年も前なのに、全然変わってない……」


「でしょ? もし、私が本当に凛津だったらさ、タイムマシーンに乗ってきた気分を味わえたのにな〜!」


そんな事を言いながら、有里ねぇはもうすっかり、いつもの調子に戻っていた。


「タイムマシーンか……」


「早く◯◯えもん生まれないかな〜」


「……」


有里ねぇの話が段々と、脱線気味になってきた所で、俺は前を歩く凛津のおばあちゃんに話しかけた。


「あの……そういえば、り、じゃなくて有里香さんって今、ここにはいないんですか?」


「あれ? 有里香から何も聞いてないのかい?」


「はい……」


「有里香なら今、横川さんの所に泊まってるわよ?」


キョトンと首を傾げながらそう言った。


「え……横川って」   


俺が最後まで言い切る前に、


突然


「あっ!」


と有里ねぇが大きな声を上げた。


それから


「ありがとう。おばあちゃん、私達これから少し用事あったの思い出したから、もう行くね」


そう言いながら有里ねぇは俺の腕を引っ張って、玄関の方まで連れて行った。


「有里ねぇ……今、凛津は横川の家にいるって」


「優太、横川ってもしかして『横川照』?」


「……うん。そうだけど……俺、有里ねぇに下の名前まで伝えたっけ?」


「やっぱりね……」


そう言いながら有里ねぇは1人で納得したようにうんうんと頷いていた。


「有里ねぇ?」


俺が有里ねぇに再び呼びかけると


「優太! 全部わかったよ!」


有里ねぇはそう言いながらガバッと俺の方を向いてそう言った。




「で、ここからどうすればいいんだ」


「そりゃあ……家に入って確認しにいくんだよ!『あなたは本当に凛津の彼氏ですか?』って」


「でもさ……凛津が横川の家に泊まってる時点でもうそういうことなんじゃないか……」


「優太、元気出してよ。多分、本当に横川っていう人は凛津の彼氏じゃないよ。それに、もう家の前まで来ちゃってるんだからさ」


有里ねぇはそう言って、大きな木造建築の家に掛けられた『横川』と書かれた名札を指差す。


「はぁ……それもそうか。行くしかない……か」


「そうだよ! 今こそ、練習の成果を見せつけよう!」


俺は、何故かテンション高めの有里ねぇに促されるまま、家のインターホンを鳴らした。













プロローグから見てみ?

飛ぶぞ?

(すいません。調子に乗りました)

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