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乙女ゲームが壊滅的にできない  作者: 速水美羽
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名乗りあってないもの


 先生に連れられて来たのは教室の何倍もある大講堂

 先に入場していた魔法科の在校生達が見守るなか、入学式は粛々と始まった。

 長い話を聞き流しながら私はさっきの根暗の名前を思いだそうとしていた。


(なんだったかなー。確か爵位が子爵家の長男とかだった気がするんだけど。)


 名前が出てこない。普通は二次創作でも名前が出てるんだけど愛称で呼ばれてたんだよね。

 いきなり本名じゃなくて愛称呼ぶとか逆に此方が不振人物だと判定されるよ。


 関わる気がないのに名前を思いだそうとか矛盾しているって?

 いつまでも根暗ってあだ名で呼ぶのも嫌じゃない?シカトされたけどさ。

 

 結局入学式が終わるまで思い出せなかった。


ーーーーーーーーーー


 入学式が終わりどこの科もだいたい同じだったらしく門の方は馬車が多かった。

 下町育ちの私は邪魔にならないようさっさと帰った。


 私やメアリーは家が下町にあり、ルトは商業地帯の方に家がある。お店が下町よりだったからよく暇をもて余したルトが私達を誘って遊んでいたんだ。


 バイトに入るまでにメアリーは帰って来ているだろうか。



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