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プロローグ

 ある人にとって、日常的・普通だと思っていることが、他の人にとっては、非日常的で特別なことであることは少なくない。

 さらに言えば、大多数の人にとってありえないような非日常的なことや特別なことが、日常的で普通だと思っている人が存在することにもなる。

 そういう少しずれた特別な人が何か偉大なことを成し遂げたり、犯罪を犯したりだとかしていて、そのどちらも自分とは直接関係のない遠いところで起きているものだと思っていた。

 俺は特別ではない大多数の側の含まれる人間だ。

 特別何かの才能があるわけでもないし、新聞やニュースで騒がれるような悪事や事件を起こさないくらいの分別も倫理観も持っている。


 俺は良くも悪くも、“普通”なのだ。


 そんな俺が何かのきっかけで自分の中の日常では考えられないようなことに巻き込まれたり、当事者になってしまうこともありうるかもしれない。

 実際、そんな非日常的な状況に置かれたとして、高校1年生の俺には何ができるのだろうかと思ってしまう……

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