第五話 同志…気になり…不穏を感じる
私だ…アリスだ…
前回読んでくれた諸君ならここまでの展開は分かるだろう…
エミリア様…なんか危険な視線というか…不気味というか…怖いですね…
それより…エミリア様と同じ制服を着ている…
エミリア様!…凄く似合っています…
私はエミリア様と一緒に食堂で朝食を食べている。
エミリア様はお上品に朝食を食べていた。
私は…エミリア様の見よう見まねで不慣れな様子で食べていた。
そういえば…昨日の豪華な服を着ていた王族みたいな人はどうやら…ここに入るための入試をギリギリで合格した中流貴族だった。
その中流貴族が散歩中にエミリア様と鉢合わせその貴族が「俺の女になれ!」と言いエミリア様がそれを断ったら襲ってきたので軽く首に「トン」と反撃したら首の骨を折ってしまい…証拠隠滅の為に喰べたらしい…
エミリア様は、人や魔族等を喰べなくても普通の食事で生きていける。
なら…何故私に目を付けたのか…
疑問が生まれてしまった…この疑問はいつ解消されるのか…
エミリア様「アリス…じっとして...」
エミリア様がそう言って指先を私の口に…まさが!
ここで…顎クイをするのか…そんな…エミリア様…大胆…
エミリア様は指先を私の頬に当てて...料理のソ-スを除けた。
どうやら…私の頬に料理のソ-スが付いていたみたいだった。
アリス…一生の不覚…
だが…エミリア様は私のソ-スを指先で除ける時にどこか…哀しそうで寂しそうな表情をしていた。
私は確信した…私に対しての執着心…そしてエミリア様の表情…過去に何かある…
エミリア様「ごちそうさま…」
エミリア様は朝食を食べ終わったが、私はまだ半分も残っていた。
私はエミリア様に付いていくため残った料理を口の中に流し込んだ。
一時間目の授業は、この学園の案内だった…
エミリア様のクラスは全員が貴族だった。
人数は20人程と少ないが…性格は…まぁ…貴族らしかった。
私は初めて知ったのだが召還した時は入学して当日の授業だった。
つまり…私も新入生?と言うことだ。
しばらくして...自由時間になったのでエミリア様と私はこの学園にある図書館に来ていた。
この図書館はかなり広く本が優に1000冊は越えている程広かった。
うん…広いとしか言いようが無い…
約1時間後…
十分に時間が潰せたので移動しようとした時に…
「お前達…あいつらと同じ貴族のクラスか!」
遠くから若々しい男性の声が聞こえたので見てみると…なんと好青年でイケメンの男性がいた!
傍には、美少女2人の姿(一人は紅い髪で紅い瞳・もう一人は青い髪で青い瞳をしている)…私は確信した…こいつ…ハ-レムを作りやがっている…まるで異世界アニメの主人公ではないか…
エミリア様「初めまして…私の名前はエミリアと言います…すみません何か私に用があるのでしょうか?」
エミリア様は猫の皮を被りまくり…優しい人柄として接していた。
エミリア様…流石です…尊敬します…
レオン「俺の名前はレオン…この2人はセリス(青い瞳)とアリス(紅い髪)…」
セリス「よ…よろしくお願いします…」
フレア「あんた達に挨拶をする義理なんてないわ!」
アリス・エミリア様(嫌な予感…)
アリスとエミリア様の嫌な予感は的中した…
レオン「お前達貴族と平民である俺達が明後日…闘うことになった...もし俺達平民が勝ったら…その時は俺達の専属お世話係にしてやる…逆にお前達貴族が勝ったら何でも言うことを聞いてやる!」
フレア「言っとくけど…私達…強いわよ…」
セリス「そこそこ…やれます!」
そう言って3人は去っていた…
フレアは強気でセリスは弱気なんだな…何か…うん…勝手に変なことに巻き込まれている…エミリア様はどうなのか…私はエミリア様の方を向いてみると…
エミリア様は燃え尽きたようになっていた…そりゃぁ…分かりますよ…知らないところで勝手に闘うことになっているのですから…
これって…前世で言う最強主人公が平民のクラスに入り一番最初の戦闘が貴族…そして貴族達に勝利し平民のクラスが最強にな…イヤイヤ…そんなこと…あるはずがない…きっと無い…はず…(フラグ)
続く
小ネタ
そう言えば…レオンは正義感が強そうだし仲間思いな。
フレアは強がりだが…異世界アニメ定番のツンデレで主人公…ここではレオンの事が好きになる。
セリスは弱気で臆病だが異世界アニメでは、それが主人公の好感度を爆上させる。
つまり…修羅場である…
っていうか…異世界アニメだとここで貴族クラスがぼろ負けするのが定番だから…まぁ…その時はその時で考えよう…
そう言えば…エミリア様はどこに行ったのだろうか?
さっきまで…燃え尽きたようになっていたのに…
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もし…願いが叶うのなら…私は…私はもう一度…あの子に逢いたい…まだ死にたくない…時間はもう…あまり残っていない…ねぇ…助けてくれる…"アリス"…私の妹と瓜二つの"アリス"…あなたに会えて...本当に良かった……もう二度と私が私で戻れなくなる前に…
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