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「もうひとつ確認。俺がゲイだっていうのは?」



やっぱりそれは聞かれるのか。



「俺、言いふらしたりしないから。

それに、カースト最底辺のゲイが、カーストトップの完璧超人をゲイだと言いふらしたとしても、誰も信じないから安心して」



すでに自分で失言しているので、言い逃れをするつもりはないが、何を見たとも言わなかった。


向けていた顔を逸らして言ったのは、だからもう関わって来ないでという意図を、言外に含ませたかったからだ。


しかし、すぐ隣から、ぷっと笑う声が聞こえて、綾斗はまたそちらに顔を向けることとなった。



「“カースト最底辺のゲイ”?“完璧超人”?」



面白そうに綾斗の言葉を復唱しながら、猪瀬春太は自身と綾斗を交互に指さす。



「な、なに?」


「いや、そんな風に思ってるんだと思って。ご存知の通り、俺の方がゲイだし完璧超人でもないけど、ありがとね」



何が楽しいのかアハハと笑う猪瀬春太を、綾斗はぽかんと見つめる。


ここには俺しかいないけれど、そんなあっさりゲイを認めていいの?



「実はね、朝から気が気じゃなかったんだ。

勇樹が同性愛嫌いなのはわかってるし、もし木佐くんが勇樹に今朝のこと伝えてたら、勇樹、俺のこと軽蔑するかなとか考えて、正直怖くて吐きそうだった。

で、勇樹に会うのは怖いから、まず木佐くんに確認しようと思ったんだよね。

もし木佐くんがまだ勇樹に話してなかったら、木佐くんを篭絡して黙らせようかとも考えてたよ」



告白未遂を吹聴されていなかった安心感からか、異常にハイテンションな猪瀬春太のネタ晴らしが始まる。




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