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パパはテイマー!  作者: sei.A
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62/69

清史郎、evolution⁉️

62話目投稿!


お久しぶりです。


まだ疲れは残っていますが、書き上げました。


お納め下さい。

あの竜!いつかメコメコにしてやる!絶対です!殺る(・・)事リストに入れておきましょう。リュウ君の下に書いてあげましょう!

しかし、私は起きてるんですかねぇ?寝ているんですかねぇ?それとも痛みのせいで気絶中なんですかねぇ?よくわからない状態になってますよ。言ってる私が1番よく分かって無い事だけは確かなんですけどね。ここ、真っ暗なんですよ。私はまだ、森の中にいるんでしょうか?夜目も効いてないですし、レベルが低いせいだからですかね?

痛みは感じませんが、真っ暗闇の中に放り込むとか何がしたいんですかねアース?


「初めての客がこんな小童とはのう?」


失礼な!立派な成人男性ですよ!今はこんな(なり)ですけど!一応、自己紹介しておきますか!何事も礼を欠いては始まりませんからね。


「私は拾い物王の清史郎と申します。一応ストレンジャーです。よろしくお願いします!」

「そうか、最近この地に来た者か。丁寧な挨拶じゃのう。まずは合格点じゃ。ふむふむ、なるほど、茶色と緑。アースの奴に気に入られたか。変わり者のアイツが気に入るとはのう…」


何か1人で納得されてる様ですね。こっちは何にもわからないのに!まあ、様子見しておきますか。


「それにしても、面白いステータスじゃのう。拾い物王か。初めて見るのう。しかも内容すらわからんとは!これは興味深いのう!そなたは、どのジョブをメインにおいておるのじゃ?」


人のステータスを勝手に見るとは!このエッチ!高レベルの鑑定なんですかね?


「テイマーですね」

「テイマーなのに剣士とな!それに素材屋に拾い物王と来て、アースに気に入られたか。面白王になれそうじゃのう」かっかっか!

「面白王は勘弁して欲しいですね。それで貴方は?」

「儂か、おっと、灯りを点けるのを忘れておったわい。ほれっ!見難くかろう?」パチン!


目の前に広がるは空!大空に円盤が置いてあるだけの簡素な空間。見える先は空しか無い!


空の上でしたか。灯りとかの問題じゃないですよね?太陽とかありますもん!しかし、白髭は豊かですが、上はツルツルのお爺さんが見えますね。


「ここはどこでも無い。儂の中にある空間じゃよ。現実であり、現実では無い、不確かで歪な場所じゃ。儂はアースの祖父じゃ。始まりの竜、イルと言うのう」


空ですらありませんでしたよ!いや空ですけど!違う物?よくわかりませんねぇ!竜なのに御老体!これも人化とか言う奴ですかね?また、凄そうなのが出て来ましたねぇ!何で私の所へ来るんですかね!運営本部長の仕業ですか?一度会えませんかね?文句の一つも言ってやらねば!


「私は何の為にここにいるのですかイルさん?」

「他人行儀はいかんのう清史郎?お主はアースの兄弟になったんじゃ。爺ちゃんと呼んでおくれ清史郎!」

「ん?兄弟?どう言う事?爺ちゃん?」

「ほっほっ!爺ちゃん!素敵じゃのう!誰も呼んでくれんから新鮮じゃのう!清史郎はアースに竜の因子を渡されたんじゃ。当然、儂の孫になるのう!」


待って!呼ばれてないの?なんで呼ばせたの?寧ろアース!呼べよ!それくらいして差し上げて!


「ん?竜の因子?渡された?あの結晶ですか!」

「うむ。清史郎はヒト族だったかのう?」


何故過去形!最早ヒトでは無いと?


「ええ」

「ふむ。竜の因子を持つヒト族か。竜人とでも名付けようかのう。アース等は竜じゃ。清史郎は人の身でありながら竜になったのじゃ!儂等とは逆じゃのう。今、向こうでは清史郎の体が竜の因子によって書き換えられている最中じゃ」


ヒト辞めました!どうも!竜人になりました清史郎です!竜人?椿さんとお揃いの!素敵!


「うぇっ!ドラゴニュートとやらになってしまうと?」

「そんな紛い物では無いのう。あれはどんなに頑張っても竜にはならんからのう」


違ったー!お揃いじゃ無かったー!


「竜とヒトのハーフと聞きましたが?」

「違うのう清史郎!一緒にしちゃいかん!ドラゴンとのハーフじゃ!竜ではないのう。リザードマンみたいなもんじゃよ清史郎」


若干キレられた上、よくわからない例えをされましたよ!


「爺ちゃん、よくわかりません!」

「ふむ、ドラゴニュートはどんなに頑張っても竜にはなれん。竜人はなれる!で、どうじゃ?」

「爺ちゃん、人化の逆が出来ると言う事ですか?」

「そうじゃよ清史郎!アースの兄弟じゃからのう」


椿さん!ドラゴニュートは紛い物扱いです!強いらしいですが紛い物でした!椿さんより上の存在でしたー!


「結晶入れる前のあの痛いの何です?爺ちゃん!」


結晶だけで問題無いんじゃ無いですかねぇ?


「あれはの魔力循環のスキルを習得させるもんじゃよ」

「必要なスキルなんですか?」

「そりゃ必要じゃよ!儂等の体は魔力その物じゃからのう。無ければ霧散して消えてしまう事になるのう」

「消滅してしまうんですね」


危ない!消えてなくなるとこでした!


「そうじゃな。魔力循環さえあれば、霧散はせんよ。身体の隅々に巡ってくれるからのう!意識して、隅々に回してやればスキルレベルが上がりやすいぞぃ!」

「わかりました爺ちゃん!」


清史郎は、言われたまま魔力を循環させる。


「うむ!精進あるのみじゃ清史郎!意識的動かしてやれば、魔力制御が生えるから頑張るのじゃよ!」

「頑張りますよ爺ちゃん!」

「なに、竜と魔力は相性バッチリじゃ!意識しなくても身体中に魔力が行き届くようになれば一人前じゃよ!」

「了解です!」


しかし、聞けば聴くほど人間とは遠い生き物ですねぇ。魔力循環、魔力循環!


「人間を辞める日が来るとは思いませんでしたよ爺ちゃん!」

「儂も元ヒト族の孫が出来るとは思わんかったからのう。そんなに難しく考え無くても良いんじゃ。強くなったくらいでのう」

「そうですか。私は竜人なってしまうみたいですが何かやらなければいけない事はありますか爺ちゃん?」

「好きに生きれば良いんじゃよ。他の奴等で事足りておるからのう。それに初の竜人の孫じゃ!強いて言うなら可能性を見せておくれ清史郎!」

「可能性ですか?」

「うむ、何とは言わん。儂に可能性を見せておくれ、清史郎の可能性をのう?」

「わかりました。爺ちゃんの喜ぶ顔を目標にしますよ!」

「かっかっかっ!嬉しい事を行ってくれるのう。楽しみじゃ!楽しみじゃのう!さて、ここにいられる時間も残り少ない!儂の加護を与えておくからのう!」パチン!

「ありがとう爺ちゃん!」

「気にするな清史郎!爺ちゃんだからのう!儂はいつでも側におる。家族の側にのう!」

「爺ちゃん、体に気を付けて!また、会える日を楽しみにしています!」

「うむ!その時は頼むのう。そちらへも遊びに行くからのう!」

「はい!待ってます爺ちゃん!」

「では、またのう…」

「はい!爺ちゃん!」


清史郎の眼前が黒く染まる。


ふふっ、新しい爺ちゃんが出来ましたよ椿さん。驚くでしょうね。しかし、人を辞めることがあるとは。ゲーム恐るべしですね。しかし、真っ暗に逆戻りですか。まだ、体が出来上がって無いんですかね?

アース?まだですか?


「桜?」


おや、応答がありませんね。取り残された感が凄いですね。寧ろ切り離されたと言った方が的確ですかね?はてさて、起きるまで横になってますかね。まあ、上も下もわかりませんけどね。


清史郎は横?になる。目が覚めるまで…


「んー!」

「おっ、起きたか清史郎!」

「アース!爺ちゃんに会いましたよ!」

「おいおい、行っちゃいけない黒河(こくが)の淵まで行ってんじゃねぇよ!」

「黒河って何です?」

「死者と生者を隔てる大河だ清史郎!まあ、大河の果ては見えねぇがな!川の淵で死者と会う事があるって話だな!」

「なるほど!イヤイヤ、イルですよ!イル!」

「あー、あの糞爺ぃか!まだ生きてやがったのか!」

「仲が悪いんですか?」

「いやなあ?甘やかし過ぎなんだわ!」

「あー、孫好きみたいでしたね確かに」

「そうか、あの魔法を使うと対象の精神が爺ぃの所に行くのか!初めて知ったわ!まあ、効果もよくわからんけどな!」

「知らない魔法を私に使うとは、酷い話ですね」

「面白さ優先的な?いや、爺ぃが気に入った奴に使えって言ってたからな!嘘じゃねぇよ?」

「まあ、良いです。で、私の見た目に変化あります?」

「んー、尻尾が生えたくらいだな。後はかわってない」

「尻尾が生えましたか。この服自動で合わせてくれるんですね。綺麗に生えてますね。服も破らずに」

「何で生えてんの?尻尾?」

「無責任な!アースと兄弟になったからじゃないです?」

「へぇーって!まじか!」

「ええ。アースの竜の因子で私の体がヒトベースの竜に書き換えられてしまったらしいです」

「そうか、ヒトでありながら竜になったんだな清史郎。うん、良いな!面白い!たった今から、清史郎は俺の弟になる訳だ!よろしくな清史郎!」

「全く、強引ですねアース。なってしまった物はしょうがありません。よろしく頼みますよアース!」

「おう!しかし、血塗れだな清史郎!」

「本当ですね。酷い有様です。取り敢えずクリーン!よし、綺麗さっぱり無くなりましたね血痕も!」

「おう!んじゃ、飲み直すか!兄弟が出来た記念によ!」

「それもそうですね。では乾杯と行きますか!」

「おう!」カン!


小気味良く、ジョッキを打ち合わせる音が鳴る。血塗れだった事を脇に置いて!


「「乾杯ー!」」

「かー!美味ぇ!」

「はぁー!美味い!」

「清史郎が俺の弟かぁ…長く生きたが、まだまだ楽しみはあるもんだな」

「これからもっと楽しくなりますよアース!私の仲間や妻子にも紹介したいですから。嫁は行方不明ですけどね!」


撫子さん!どこに居るんですか?探せと言う事ですか?私の愛の深さを試しておられるのですか!


「嫁が行方不明とか大丈夫なのか?」

「大丈夫では無いですが、生きてるのは確認出来てますから」

「そうか、会えないだけか。ビビらせんなよ!」

「私にとっては一大事ですよ!」

「そ、そうだな!」

「アース?暫く一緒に行動できますか?」

「おう、森の異変も清史郎達が抑えたらしいからな。暇になった所だから問題ねぇ!」

「良かった!いきなりサヨナラとか寂し過ぎますからね」

「それもそうだな!暫く付き合ってやんよ!まあ、念話でどうとでもなるけど、それも味気ねぇしな」

「念話ですか?」

『念話だな。聞こえるだろ?俺と清史郎は友誼を結んでるからな。こういう事も出来る訳だ!俺に向かって心の中で喋れば届くぞ!』

『こうですかね?』

『上出来だ!』

「便利なもんですね念話」

「だな。まあ、必要なら使えよ清史郎!弟なんだから遠慮すんなよ?」

「了解ですよアース兄!」

「あ、アース兄!良いな!良い!次からそう呼んでくれ清史郎!」

「わかりましたよアース兄!」

(爺ぃもこんな気持ちだったのかもしんねぇな…)


アースは清史郎に聞こえない程の声で呟いた…


「そう言えば黒曜達遅いですね」

「清史郎のテイムモンスター達か?」

「そうですよ。森狼とベアーです」

「割と近くにいるぞ。その場から動かねぇけどな」

「そうなんですか?あー、アース兄が居るから近寄れないんじゃ?」

「あー、あり得るな!あんだけ魔力放出したからなぁ。ビビっちまったかもしれなぇな!呼んでやれ清史郎!」

「そうですね。黒曜ぉおおおおお!戻って来なさぁああああいっ!」

「…………………………………ぁぉー…」


か細いですね。仕方ありませんよね竜が側に居ますからね。あっ、私もでした。渋々戻って来るみたいな遠吠えでしたけどね。


「どうだ?」

「嫌だけど戻るみたいな感じでしたよ」

「まあ、しゃあないか」

「のんびり待ちましょうかアース兄!」

「ああ、のんびり飲むか弟よ!」


黒曜達が戻るのに2時間を要した事をここに記載しておく。


『あ、主…』

「お帰りなさい黒曜!」

『あ、主なのか…』

「黒曜?清史郎ですよ?忘れたのですか?」

『い、いや、匂いが変わったのでな…』

「あー、アースの竜の因子のせいですかね?私は私ですよ黒曜!」

『り、竜?』

「ええ、ヒトで有りながら竜になってしまいました」

『あ、主…』

『な、何でも有りなのね、あ、主…』

「月乃。酷く無いですかそれ?」

『酷くないわよ!どこにそんな主がいるって言うのよ!』

「ここに居るとしか言えませんけどね!」

『『はぁ』』

「黒曜に月乃か。それと森狼達。大地を司る竜のアースだ。清史郎の兄になった。よろしくな!」


おずおずと差し出される黒曜と月乃の右前足。


『『よ、よろしくアース様』』

「ヒト族の挨拶をするのか!これは面白い!よろしくな。黒曜、月乃!それに森狼達もな!」


アースは一頭ずつ握手を交わす。その姿は嬉しそうだ。


何故、アースに様付け!そんなに偉いのアース?


『あ、主?アース様の弟になられたのか?』

「黒曜?私に敬語は要りませんよ。今まで通りでお願いします」

『そ、そうか…主は変わらんのだな。力を手に入れても…』

『流石、主ねっ!そう言う所素敵よ!』

「私の力なんて知れてますよ。それに私はテイマーですからね。皆さんと一緒に戦うのが私の在り方ですよ」

『くくっ。主は変わらんなぁ!面白い!それでこそ主だ!』

『そうね。いつも通りの主ね』

「黒曜も、月乃も変ですよ。私は私です。これからも頼りにしてますよ!」

『任せろ主!』

『当たり前じゃない主!』


力を得たって言われてもね?よくわかりませんよ。それに、そうそう人格が変わる訳無いでしょうに。でも、映画とかだと力を手に入れたら豹変する人沢山いますよね。全能感に溢れるんですかね?私にはわからない世界ですけど。さてと、そろそろ町に戻りましょう。日も沈んでしまいそうですしね。


「では、帰りますよ」

「おっ!清史郎ん家だな?」

「いえ、私の家はありませんからね。テイマーズギルドですね。私は一度向こうの世界へ戻らないといけませんので!」

「そ、そうなのか?」

「ええ、ストレンジャーは世界を渡って来てますからね。一度本来の世界へ戻ります。また、朝に来ますよ!」

「わかった!んじゃ帰ろうぜ清史郎!」

「わかりましたよアース兄!帰るついでに、魔力循環を意識してやる方法教えてください!」

「おう、練習しながら帰るとするか!」


清史郎達は町へ、魔力循環の練習をしながら歩く。


「これは、拾い物王!お帰りなさいませ!」

「ただいま、ヨハンソン!何かありましたか?」

「いいえ!何もありません!」

「では、また明日!」

「はっ!御ゆるりと!」


清史郎は片手を上げ、テイマーズギルドへ!


だいぶ遅くなりましたからね。部屋へ行きますか。


「では、また明日。アース兄!」

「おう。明日な!戻って来なかったら承知しねぇぞ!」

「わかりました!」

「んじゃ!」


困った兄ですね。言われなくても戻って来ますよ。



Another worlds格納…格納完了


現実世界に帰還します…帰還準備完了


お疲れ様、清史郎!






作者Fにしてやられましたね。トホホ。


疲れを吹き飛ばす為に応援を下さい!


お願いします!

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