清史郎、無事帰宅!
17話目投稿!
色々どうしよ?
春先に、夏の話題とかね…
ご査収下さい!
こちらに手を振っているのは、槍の人ですね。こちらも振っておきましょう!
「またあいつかぁ、はしゃぎ過ぎだろぉ」
「良いじゃないですか?減るもんでもないでしょうに。手を振ってあげたらどうです?」
「やめろよ、気持ち悪ぃ!」
「男に振る手は拳骨くらいッス!」アハハっ
「ちげぇねぇ!」がははっ
酷い師匠達ですね、全く!
「おかえり、清史郎!ガインはちゃんとやってたか?殴られたりしてないか?」
「俺を何だと思ってやがる!」
「まあまあ、ガインさん!しっかり指導してくれましたよ衛兵さん!」
「本当か?脅されてるわけじゃ?」
「いい加減にしろよぉ!」
「からかっただけだ!怒るなよ!」あははっ
「ったく、この野郎は」
「そろそろ行くッスよ!」
「わかりました。ではまた、衛兵さん!」
「おう、お疲れ清史郎」
なんだかんだで気に掛けてくれてるんですね。優しい人です。
「飲みいくぞぉキング!」
「行くッスよぉ!」
「清史郎、薬草の常設依頼1つやっとけよ!んじゃ解散だ!」
「また明日ッス清史郎!」
「はい、ありがとうございました!」
ふぅー、疲れましたね。大将の所で食べで行きましょう。汗をかいたので塩気が恋しいです。
大通りを大将に向けて進む。
「よう、拾い物王!お疲れな顔してんぞ!そんな時は、俺様特製の串焼きだ!食ってけよ!」
「ありがとうございます、取り敢えず100リム分お願いします!」
「おう、熱々でだしてやっからようぅ」
「あっ、飲み物なんかあります?」
「飲みもんか?エールしかねぇぞ?」
「たまには良いですよね?エール、お願いします!」
たまには御褒美も有りでしょ?
疲れた体にエールと串焼き。仕事帰りのサラリーマンみたいですけどね。向こうでは味わえ無い感覚ですねぇ!物書きですから、外に出ること無いですしね。
「ほらよ、エールと熱々の串焼きお待ち!さあ、やってくれぃ!」
「ありがとうございます!」
さあ、エールから行きますか!ゴクゴクとね!ぷはー!
「仕事終わりに効きますね!」
「わかってんな拾い物王!仕事終わりは、エールに串焼きが1番でぃ!」
「疲れた体に染み渡りますよ!」
「流石拾い物王だ!で、今日は良い物拾ってきたのか?」
「ええ、上々でしたよ」
「かー、そんなに良い物拾えるのか?」
「この黒い石を見てください!」
「ん、黒曜石だろ?黒曜石がどうした?」
「わかってないですねロマンを!」
「ロマン?」
「私の世界では、この石で自分の何十倍もの大物を仕留めたりしてたんですよ!」
「まじか!こんな黒い石でか!」
「はい、この石なんですが、叩きつけたり、石をぶつけたりすると薄く剥離するんですよ。これが刃物がわりになってたんですね。まだ、鉄や青銅すら無かった時代。石器時代と呼ばれた時代ですね」
厳密には、マンモスのいた時代ですから旧石器時代になるんですけどね。まあ、私達の世界の話ですし問題無いでしょう。
「かー、ロマンだねー!ロマンでは腹膨れんがなぁ!無粋な話だけどな」
「ロマンだけではありませんよ!これを見て下さい!」
「ん?色付きの石?」
「はい、ガーネットですね!拾い物、侮れないでしょう?」
「まじか!拾い物王!まじかっ!」
「ふふっ、拾い物道は険しい道ですよ。門戸は広いですが!」
酔っ払って来たんですかね?また、自滅の道を歩んでますね。
「取り敢えず、たまに下でも見てみるわ」
「そのくらいで良いんじゃないですか?串焼きとエールのおかわり下さい!エール飲んだらお腹空いてきましたよ!」
「そういや、金貰うのも忘れてたわ!合計1000リムな!」
「はい、どうぞ!」
「まいど!すぐ焼いてやっからなぁ!」
派手に使ってしまいましたが、今日は良いでしょう!頑張りましたもの!御褒美は必須ですよね。
「そういや衛兵がよぅ、石ころ拾って歩いてたんだが、まさか拾い物道に入っちまった奴だったりしないよな?」
「ははっ、そのまさかですね。頑張っていらっしゃるようで何よりですね」
「まじか!っと、お待ち!拾い物道恐るべしだな!」
「拾い物王は渡しませんけどね。あれは私の物ですから!」
「お、おう!おめぇ1人で充分だ!創始者だしな!」
おーう!やってしまいました!とうとう創始者とか言われ始めました!あー、盛りに盛ってしまいましたしね。後には引けませんね。
「ですね。では、ご馳走様でした!また来ますね大将!」
「おう、いつでも来てくれよ拾い物王!」
片手を上げ、その場を去る。冒険者ギルドへ。
バタンバタン!
相変わらずのドアを抜ける。
「清史郎君おかえり!首尾は?」
「上々ですよ!薬草の依頼1つお願いします!」
「そう、良い感じね。楽しみだわ」にこー!
ギルドカードと薬草1束を渡す。
「わかったわ、少し待ってね!」
「そう言えば、薬草依頼って1つしか出てませんよね?」
「そうね、錬金術ギルドしか出さないわね」
「錬金術?金を作ってるんですか?」
「違うわよ。ポーションよ!清史郎君みたいなアイテムポーチが有ればこんな事にはならなかったんでしょうけどね!鮮度が命だからねぇ。素材が切れててんやわんやよ!」
「へぇー、独占してるんですね。さぞかし儲かるでしょうね」
「儲けてるわね。ポーションの製法は門外不出ですもの!冒険者には必須だしね」
独占企業ですか。羨ましいですね。そんなに儲けてどうするんですかね?
「儲けて何してるんですか、錬金術ギルドは?」
「魔道具の生産よ。これが金食い虫でね、良い物が出来たら凄い値段になるけど、試行錯誤にお金がかかるのよ」
「魔道具ですか?どんな物なんですか?」
「魔法を道具に置き換えた感じよ。魔石で動かすから、自前の魔力を消費しなくて済むのよ!便利道具くらいに思っとけば良いんじゃない?」
「縁が無さそうな話ですね」
「そうでもないわよ。清史郎君のアイテムポーチも魔道具よ。そんな物作れないけどね。ダンジョンとかでたまに発見されるくらいね」
「ダンジョンですか?」
「ええ、ダンジョンよ!何の為にあるかもわからない迷宮よ!」
「そんなのもあるんですね。世界は広いですねぇ!」
「はい、ギルドカードと3000リムよ。また値段上がってるわ。暴動が起きそうなくらいよ!」
「これは酷いですね」
「明日相談で良いかしら?」
「ですね!では、また明日」
「はい、お疲れ様清史郎君!」
バタンバタン言わせながらドアを出る。
これは酷い事になってますね。取り敢えず明日相談しますか。狼達のご飯足りてますかね?確認しとかないといけませんね。
清史郎は、足早にテイマーズギルドへ向かう。
「アニマ、ただいま戻りました」
「清史郎おかえりなさい。狼達も健やかに過ごしてますよ」
「ご飯は足りてますか?」
「充分ですよ!日に1度ですからね」
「一食なんですね。知りませんでした」
「ささ、体を休めて来なさい!貴方が体調を崩したら、狼達に怒られますよ」
「わかりました!では、おやすみなさいアニマ」
「おやすみなさい清史郎」
そう言えば、私テイマーらしき事してませんけど、大丈夫ですかね?テイマー自体よくわかってませんけど!それにレベルも上がってませんし。椿さん達に怒られますね、これ。
では、ログアウトしますか。
Another worlds格納…格納完了
現実世界に帰還します…帰還準備完了
お疲れ様、清史郎!
ふぅー、椅子に座っていただけにみえるでしょ?実は冒険に出てたんですよ。
さて、晩ご飯の準備をしましょうか。椿さん達は、大丈夫ですかね?食べてますよね?心配です!
夕方5時ですか。少し早く帰ってこれましたね。やはり、パパっと食べられる物がいいんですかね?んー、夏ですし、素麺にしましょう!
さて、鍋に水を入れて火にかけときましょう。その間に薬味を用意しますか。大粒の梅干しの種を取り除いてっと、これを3個包丁で粗く叩けば一つ目!ネギとミョウガも刻んでおきましょう。私はミョウガ食べられませんけどね。不思議な味しませんアレ?天かすも置いておきましょうかね。後は、わけぎを刻んでと?ネギもワケギも似たような物ですが好みがありますからねぇ。山葵と生姜も用意しておきましょう。練りですけどね。薬味はこれくらいで良いでしょう。後は、サラダくらいですかね。パパっと作っておきましょう。
それにしても、誰にも会いませんね。現実でもゲームでも。寂しい限りですね。
さて、1人飯開始ですね。いただきます。ぐすん。
清史郎は1人飯を終え、自室にてコーヒーを淹れる。
良い香りですね。落ち着きます。
レベルなかなか上がりませんね。やはりモンスターとやらを倒さないといけないのでしょうか?経験値ってモンスターしか持ってないんですかね?謎ですね。チュートリアル考え直した方が良いんじゃないですかね営業本部長殿!やればやっただけ疑問が増えますよ!撫子さんは、意味不明な状況から抜け出せたんでしょうか?気になりますが会えませんものね。
次第にコーヒーも減って行く。蕩々と湧く思考を茶色の湖面に浮かべ、ぼんやり処理していく。清史郎が眠りに落ちるまで。
少し少ないけど、良いよね!
反論は聞かない!




