清史郎、石ころを拾う!
13話目!
もう、ランキング入ってもうた&ブクマ40件突破記念!
このいやしんぼめ!
活動報告とかみなさいよねっ!
いまだにシステムを理解出来ない作者より!
Another worldsを展開します…
身体スキャン開始…異常なし
脳波スキャン開始…異常なし
個人認証中…本人と確認
Another worldsへようこそ、清史郎!
8月1日。時間は午後8時。
ファスティア、テイマーズギルド。
「清史郎、起きたんですか?」
「ええ、狼達の様子はどうですか?」
「よく食べて、よく眠っていますよ。何、心配入りませんよ!餌さえ有れば狼達は元気になりますよ!」
「そうですか。安心しました」
良かった。まだ、一緒に冒険には出れませんが一安心ですね。早く一緒に冒険に出たいものですねぇ。
「アニマ、テイマーズギルドのカードはステータスオープンとかしないで大丈夫なんですか?」
「あー、申し訳ありません。カードを持ってステータス開いてください。そこで手続き完了になります」
清史郎は、カードを掌に乗せる。
「ステータスオープン!」
ステータスプレートがカードへ吸い込まれる。一瞬の輝き。カードが鈍色に染まる。
「完了ですよ、清史郎。これで正式にテイマーズギルドの一員になります。よろしく頼みますよ」
「はい、こちらこそよろしくお願いします」
本登録ですかね?派遣から正社員みたいな感じで面白いですね。
「そうだ、私に出来る依頼ありますかね?」
「ありますよ。ギルドカードを貸してもらえますか?」
「はい、どうぞ」
ギルドカードが受付嬢に渡される。
ここの受付嬢は、無口ですね。表情も変わりませんし。
「テイマーズギルドで1番簡単な依頼は、私にモンスターを見せる事ですよ。1つ達成ですね清史郎。おめでとうございます」
確かに簡単ですね。祝われてしまいましたよ。
「あっけないですね」
「そうですか?モンスターをテイムするのは簡単な事ではありませんよ!むしろ難しい物です」
「そう言う物なんですね。確かに簡単では無かったですけど」
受付嬢がアニマにギルドカードとリムを渡す。
「ギルドカードと報酬100リムです。受け取って下さい。テイマーズギルドでの初収入ですよ」
「ありがとうございます!そう言えば、テイマーズギルドは、ランクとかあるんですかね?」
「冒険者ギルドと変わりありませんよ。Fランクからですよ。頑張ってくださいね、清史郎」
「了解です!では、少し出てきますね」
「気を付けて行ってきなさい。帰ってきたら、受付嬢に案内してもらってくださいね」
「わかりました」
よし、初の深夜徘徊してみますか。深夜と言う程でもないですけど。なんだかんだで気に入りましたね、このゲーム。ゲーマーの方とはやり方が違う気がしますけど、マイペースで行きましょう!さて、気配察知!鑑定!
石ころ
うん、石ころです!いいサイズです。拾っときましょう!緑の怪生物に投げつけてやりましょう!さて、気配察知を使いながら鑑定祭りと洒落込みますかね。
石ころ
拾いましょう!なかなか良い丸みですね!うーん、この丸み只者ではありませんね。
薬草
おや、町の中にも生えるんですね。根っこを土ごとでしたね。布でくるんで紐で縛り、取り敢えずメディスンバッグへ。10本になったら束ねましょう!これは拾い物王になれそうな勢いですね。このまま、拾い物王を目指しながら、衛兵さんの居たとこまで行ってみましょう。
屋台
これは拾えませんね。拾ってはいけません!牢屋は勘弁です。盗みはいけませんよ!
石ころ
うむ、平たいですね。水面をよく跳ねそうです!ゲットしましょう!これは良い物ですね。川を見つけたらやってみましょうかね。
「おっ!昼間の兄ちゃんじゃねぇかぃ!どうでぃ!串焼きは?」
おや、赤いバンダナの人じゃないですか?あっ石ころ!拾っときましょう!
「石なんか拾ってどうすんでぃ?」
「拾い物王になろうかと思いまして」
「それはデカくでたなぁおぃ!」
「夢は大きくですよ!自己紹介がまだでしたね。ストレンジャーの清史郎と申します。よろしくお願いします!」
「こっちこそよろしくな!大将って呼んでくれぃ!拾い物王!」
「じゃあ大将!5本お持ち帰りで!5本はここで食べて行きます!」
200リムを手渡す。
「まいどっ!焼き立て出してやっからなぁ!」
「はい、座って待ってますよ大将」
「そういや拾い物王よぅ?何でストレンジャーはあんなに態度がでけぇんだ?」
ん?ここでもやらかしてるんですね、ストレンジャー?
「ストレンジャーと何かあったんですか?」
「ツノウサギ買い取れって、あっちこっちに言ってまわってんだよ。そら、安くて必要なら買っても良いけどよぉ、いらんのに無理やり幾らでとか言われてもよぉ。腐らせたら無駄になんだろ?挙句にエヌピー何たらとか意味のわからん事言いながら剣抜く奴までいてよぉ、酷ぇもんだったぜぃ!衛兵が来なかったら、斬られてたかもしれねぇなぁ!」
「同じストレンジャーとして恥ずかしいです。どうも同胞がすいませんでした」
何やってんのストレンジャー!刃物抜くとかもう犯罪者じゃないですか!私、この町から追い出されたりしませんよね?
「いや、拾い物王は何もしてねぇから謝る必要ねぇよ。むしろ面白いから好きだぜぃ!」
「ありがとうございます!私も大将の串焼き好きですよ」
「串焼きだけかよ!」
「大将もですよ」
営業本部長!ゲームがピンチですよ!何でも出来過ぎですよ!
「良い匂いですねぇ。この音も良い!」
「もうすぐ焼けっからな!」
炭の上で油を滴らせ白い煙を上げる。
「よし、熱々だー!美味そうだろぉ?って美味ぇけどな!食ってくれやぃ!」
「いただきます!」んぐっ
飽きのこない良い味ですね。塩だけと言うのがまた良い!
「こっちは持ち帰り分な」
「ありがとうございます。熱々で美味いです!」
メディスンバッグにお持ち帰り分を入れておきましょう!冷めたら嫌ですしね。
「いい食いっぷりだなぁ拾い物王!1本サービスしといてやるよ」
「ありがとうございます大将!」
「いーってことよ!貰っちまったらまた来なくちゃなんねーだろぅ?」
「これはこれは!商売上手ですね。美味いからまた来ますけどね」
「かー、料理人には、その言葉が1番効くねー」
「知り合いにも教えときますよ!」
「これは、1本取られちまったなぁ!」
楽しく笑い合う現地人とストレンジャー。あまりに普通の光景なのに余りに見かけない光景である。
「ごちそうさま大将!」
「また来い拾い物王!」
手を振り別れる。
満腹度も満タンですね。お腹いっぱいです。しかし、ストレンジャーの皆さん、私の足を引っ張りますね。私生活が危ぶまれますよ全く!衛兵さんにつかまるとか…牢屋あるっぽいですね。お世話になりたくはありませんが。あっ、石ころ見っけ!
大通りを鑑定しながら、石ころ拾い。そろそろ門が見える。
「何してるんだストレンジャー?」
おや、違う衛兵さんですね。
「拾い物ですよ衛兵さん。たまに薬草なんかも拾えますけどね。失礼、私、ストレンジャーの清史郎と申します。日中にいた衛兵さんには、良くしていただきました。ガインさんと飲みに行ってしまわれましたけど」
「あー、衛兵長の言ってた変わったストレンジャー!」
「酷い言い草ですね。そんなに変わってますかね?」
変わり者扱いー!酷い衛兵さん!私変な事してました?
「ストレンジャーが衛兵に挨拶したのは清史郎1人だけだ!」
「少なっ!普通じゃないですか?」
「何で普通が出来ねぇのかねぇ?」
「私が聞きたいくらいなんですけどね」
「まあ、いいや。それにな、ガインに付き合えるなら変わり者だろ?それに拾い物と言い、な?」
「ガインさん、良い人ですよ。強面ですけど。拾い物は今夜から始めました。拾い物王になろうかと思いまして!」
「拾い物王目指してるとか、もうおかしいだろ?」
「ダメですか?」
「いや、ダメってこたぁ無ぇけど、変だろ?変じゃないか?」
「いやいや、ちょっと待って下さい!この石ころ見て下さいよ!この平たい石を!」
「ただの石ころじゃねーか!」
まだだ青いですね。この石の価値を見出せないとは!
「良く見て下さい!川に投げたら、めっちゃ跳ねそうでしょ!」
「お、おう!確かにこの形なら跳ねそうだな。いや、かなり跳ねるな!」
「そこですよ!これ、世界を取れると思いませんか?」
「いけるか…?ちょっとよく見せてみろ!」
「どうぞ!良く見て下さい!世界を取れる石ころを!」
何なんですかね?世界を取れる石ころって?勢いで言ってしまいましたけど!
「行ける、行けるな!この形!この重み!間違いない!世界をっ!世界を取れるぞ!」
わーお!言い出しっぺなのに、物凄く逃げたい!超引きますけど!
「これは良い物だ!流石拾い物王だな!」
もう引けない。自分で撒いたもの!芽が出て森になったもの!
「貴方にもこの素晴らしさがわかりますか!貴方も拾い物道に愛された者ですね。足元には無限の可能性が有ります!そこが拾い物道の入り口ですよ!」
何なんですかね、拾い物道の入り口とか?無限の可能性?ありますかね?言っててよくわからなくなって来ましたよ!
「俺も目指せるかな?拾い物王?」
衛兵長ー!帰って来てー!部下が拾い物道へ迷い込みましたよー!案内したのは私です。
「共に拾い物道を極めましょう!しかし、お金や財布は衛兵詰所へ!約束ですよ!そんなに簡単に拾い物王の座は渡しませんが」
「流石は拾い物王!」
私も迷走し出しましたね。帰りに良識を拾って帰りましょう!
「では、まだ見ぬ拾い物があるのでこれにて、失礼をば!」
「お気を付けて、拾い物王!」
さーて、トンズラしましょう!帰って1人反省会だー!良識どこに落としましたかね?まだ見ぬ拾い物って何ですかね?私が聞きたいくらいですよ?
テイマーズギルドにてベッドに潜り込む拾い物王!
「おやすみなさい!」
Another worlds格納…格納完了
現実世界に帰還します…帰還準備完了
お疲れ様、拾い物王!
「ふぁっ!」
後で修正いれるーよー!




