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努力チートの転生令嬢は研究員になりたい  作者: まるねこ


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 式典当日。


 国中の兵士が中央広場で一同に集まった。近衛兵は群青、騎士団は白や緑、魔法騎士団は黒等、各色毎に整列した様は圧巻で、滅多に見ない程の式典だ。


 兵士達の制服を着こなす姿に内心ドキドキよ。やっぱり私は制服好きなのかもしれない。


 魔法師の父や兄は紫紺の軍服で恰好いい。朝、一番で見た時につい、「やっぱりパパと結婚する」って言っちゃったよ。父は上機嫌になり、兄は不貞腐れてた。私は髪の毛をリリーに結い上げてもらった。




 魔法騎士団塔からアーサーのエスコートで壇上の後方へ移動する。


「アーサー、私は壇上では無く、兵士達と一緒に並ぶのではないの?」


「アイラ、今日は魔法騎士団の団長として僕が陛下から命令を受け、君は魔法騎士団の創設のきっかけになった研究者として挨拶をするんだよ。あぁ、陛下が名前を呼んでくれるから礼だけで大丈夫だからね」


聞いて無かったよ。式典が始まり、陛下は壇上から騎士達に有難いことばを述べている。陛下の後は各師団の団長が並んでいてそんな中にポツンと私がいる。


 そして、本日のメインイベント。陛下がアーサーの名前を呼び、陛下の前で跪くと魔法剣を授ける。魔法剣を脇に刺し、アーサーの挨拶。


目の保養だわ、やっぱり格好いいね。そして私は陛下から呼ばれ、前に出て騎士用の最敬礼をとる。その時、騎士団の方から歓声が聞こえたような気がしたけど、見る余裕なんてないわ。


 式典も無事終わり、団員達は自分の塔や持ち場に戻っていく。ガッチガチに緊張したよ。魔法騎士団塔ではアーサーの挨拶とリチャードからの今後の説明があった。


「アイラ嬢も挨拶を」


「私、アイラ・スペンサーはこの魔法騎士団の研究員として着任しました。まだ創設されたばかりのこの魔法騎士団では手探りの状態からの始まりですが、要望等がありましたら気軽に研究室にいらして下さいね」


魔法騎士団の団員達は剣技も魔法も使えるエリート集団のようで、普段要人の護衛や魔物討伐などに引っ張りだこらしく、あまり塔に入り浸る人は少ないかもしれないね。何人かの騎士と話した後、研究室に戻る。


 さぁ、式典が終わったし、来月は結婚式だわ。結婚式はやっぱり身内だけっては出来ないらしい。

 



 アーサーは執務室が移動したのかと思う位、研究室に入り浸っている気がする。


 初日に騎士達と話をした内の1人が討伐したてのオーク肉をお土産に持って来てくれたわ。なんて良い人!お礼と共に、その日居た魔法騎士達にオークカツと食堂から頂いてきたパンを振る舞った。


オークカツは大盛況で取り合いに発展しそうだったわ。もちろん不機嫌そうにアーサーもリチャードも食べてた。


父と兄には魔法でメッセと共にカツを送ったのは内緒よ?

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