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転移しまくるJKトリオ――港区の実家は太い  作者: 青い水


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192/192

3人になった暗緑疾風、いよいよ本格稼働だが、エルザが顔の割に

挿絵(By みてみん)

桜の桜キュートなグラビア。


3人になって戦力倍増、いやもっとかもしれません。

ライ「さて、暗緑疾風も3人になった。いよいよ本来の目的、地域の平和維持のための盗賊団討伐を始めよう。」


エルザ「お役に立てるよう頑張ります。」


ゲルタ「敬語はやめて。エルザの武器は何?」


エルザ「私は弓とクロスボウとヤークトメッサーが使えます。」


ライ「ヤークトメッサー、狩猟用のナイフか。」


エルザ「はい、亡くなった父の形見です....すみません、敬語以外の言い方が思いつかなかった。死んだ父の形見だ。」


ゲルタ「お父さんは何で死んだの?」


エルザ「森で熊に遭遇して...戦って負けて食べられた。」


ゲルタ「熊か。厄介だよね。木登りできるから。私たち、熊討伐をやったんだよ。赤松を登って糸杉に移動して、そこからふたりがかりで攻撃した。正面からは絶対無理。」


エルザ「同じ個体じゃないかもしれないけれど、仇を討ってもらった気がする。」


ゲルタ「また熊討伐の依頼があるかもしれないから、そのときは思い切りぶち殺そう。」


ライ「ノウハウは確立してるからな。樹上ハイウェイ作戦。」


エルザ「樹上ハイウェイ?」


ライ「ああ、樹上のサルになって熊を翻弄する。3人もいれば笑いながら殺せるぞ。」


エルザ「楽しみだわ。」


ライ「次の目的地だが、ブラウンシュヴァイクへ行こうと思う。ブラウンシュヴァイクは、市参事会と領主が対立していて不穏な状況だ。領主によって道路が封鎖されたり、公にはされてないが息のかかった盗賊団を動かして商人キャラバンを襲わせたりしている。」


ゲルタ「となると、私たちは市参事会から仕事を依頼されるのかな。」


ライ「黙っていても依頼されないので仕事を取りに行く。」


エルザ「領主の息がかかった盗賊団となると、かなり手強そうね。」


ライ「ああ、ともかくひとりも犠牲を出さないのが暗緑疾風のルールなので、しっかり準備しようとは思っている。」


エルザ「ならば少し卑怯な手も使おうか。」


ライ「というと?」


エルザ「敵を無効化する薬剤。狩人の女は同時に薬剤師でもあるの。怪我や病気を癒やす薬も、敵を苦しめる毒も作れる。」


ゲルタ「マジか。すごいな。」


エルザ「一時的に視力を奪う、呼吸を困難にするなどの粉末は、野草を集めれば作れるよ。」


ライ「なるほど、作戦の幅が広がるな。良い仲間を得た。」



+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++


紬「新規参入の金髪美女がレンジャーだけではなく化学兵器運用係だと!どんだけチートなんだよ!」


翼「人気を独り占めじゃないか。ゲルタ、かわいそー。」


桜「しかしラノベとしては美味しい。戦力バフがかかるとライの気持ちがエルザに傾き黄金の三角関係が始まる。」


紬「それなんだよなあ....くうっ、たまんねえ。よだれが出る。」


+++++++++++++++++++++++++++++++++++



ライ「マークデブルクで一泊してヘルムシュテットへ....いや、3日はかかるな。」


ゲルタ「マークデブルクで一仕事してからのほうがいいんじゃない?熊討伐で名望を挙げたし、3人ならもっと大きな仕事にありつけると思うよ。」


エルザ「装備を強化する必要もあるし、ゲルタの意見に賛成だ。」


ライ「よし、ではそうしよう。」



挿絵(By みてみん)



ライ「さて、到着したので宿を取ろう。」


宿屋「いらっしゃい。3人かい?」


ゲルタ「3人で一部屋頼む。」


宿屋「いいけど、ベッドは一つだぞ。藁を増やしてやる。」


ゲルタ「へっへっへ、それでかまわない。」


宿屋「そうかい、へっへっへ、3人で10グロッシェンだ。兄さんも頑張れよ。」



挿絵(By みてみん)



ゲルタ「エルザがいるんだから変なことすんなよ。」


ライ「誤解されるようなことを言うな。」


エルザ「何?仲間はずれにしないで私も交ぜなよ。」


ゲルタ「だってさ、ライ、3人で遊ぶか?」


ライ「うるせー、さっさと寝ろ。」



 翌朝早々に3人は口入れ屋に向かった。3人パーティなので選択肢は多い。多いのは商人キャラバンの護衛。だが護衛の依頼は、当然当日のものはない。早くから準備するものだからだ。当日の依頼は、野盗と化した傭兵や兵士の討伐だ。そのなかに興味深いものがあった。故郷メーザー村の隣に領地を構えていた元領主が、領地を没収され爵位を剥奪された揚げ句に盗賊団を結成してこの界隈で暴れ回っている。戦闘力が高いので市参事会直属の兵力を投入すると被害が避けられない。それを避けるため金銭で外部の武力を雇い入れるというのである。



ライ「これは俺たちが請け負うべきかもな。原因を作ったのは俺たちだし。」


エルザ「この元領主、狩りの獲物を献上に行ったとき、私もいっしょに献上しろと言ったんだよ。恐怖と嫌悪で血の気が引いたよ、腹立たしい。」


ゲルタ「許せないわね。女の敵だ。」


ライ「よし、しっかり準備して討伐を開始しよう。報酬も10グルデンと高額だ。おそらく15名くらいの傭兵団を想定した金額だろう。だが俺たち3人なら問題ない。」


エルザ「恨みを晴らしてお金をもらえる、最高だ。」


ゲルタ「では道具屋や武器屋を回って必要なものを集めよう。」


エルザ「ついでに森で野草を集めて薬剤を仕込む。ふっふっふ、待ってろよ。目を潰して呼吸を止めて腹を下させてやる。」


ライ「......エルザ、かわいい顔しておっかねー。」


**************************************


女神「ん?ずっと通貨の単位がグロッシェンだったのに急にグルデンになったぞ。」


青水「グロッシェンは銀貨で地方通貨だな。発行するのは領主や都市だ。グルデンは金貨で選帝侯や帝国が発行する広域通貨。1グルデンがだいたい20グロッシェンだ。」


翡翠「神聖ローマ帝国はあまり統一感がなかったので、場所を移動すると換算率もずいぶん変わったんですよね。」


青水「そうだ。旅人泣かせだが、当時はそんな長距離の旅があまりなかったからな。」


**************************************




因縁の相手との戦いになりそうです。相手は5倍以上の兵力。さてどうなるか?

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