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三章後書き

 こんにちわ、俵屋です(・w・)ノ


 エタるんじゃないかという勢いでお待たせしまくった本章ですがようやく終わりました。色々言い訳もありますが、とりあえず三章終了までこれたのでほっとしています。



 ちょっとしたネタバレもありますので、本章未読の方はお気をつけ下さい。


 EAO第三章、ようやく終わりました。

 以前からちょこちょこ宣言していた通り、この三章は転の章。物語は大きな変遷をし、いよいよラストに向かって加速していきます。


 楽園とは何を指すのか、ミカミの本当の目的とはなんなのか。

 陣そのものの謎もまだあります。争魔とは、口伝とは、


 第一章から続く『主人公のモチベーションがどこにあるのか分からない』という質問に対して、ようやくちゃんとした答えを提示できました。礼子からの指摘の通り、彼はある意味での『自分』というものがありません。目的意識が曖昧だからこそ、そのモチベーションの在処が分かり難かったんですね。感想の返信では「修行や実戦を積むため」と一貫して答えていたのですが、それらも人から与えられた受動的な目的意識だったの弱いと感じさせてしまったのだと思います。


 この事実に気がついているのは、作中では礼子と権江だけになります。


 自分で書いておいてあれですが、自分を持たない実力者ってかなり厄介ですよね。ある意味兵器としては完成されていると思いますが、人としてはかなりの『人でなし』だと思います。

 女性陣から地味に好意を持たれている彼ですが、誰かが意を決して告白しちゃったら別になんとも思ってなくても受けてしまいそうな危うさがありますね。


 その彼が本章で唯一見せたむき出しの感情、それは父親への怒りになります。

 彼のキャラクターを形作ったのは何なのか。それはこれから投稿される過去編をお待ちください。

(※過去編は宣言通りかなり暗い話(人によってはまったく暗くないじゃんと思われるかもですが)を含みます。苦手な方が本章でついてこれなくなるのを避けるため、暗い要素をマイルドにしたダイジェスト版を別に用意するつもりです(時間が許すか微妙な感じですが)。第四章や今までの本章を補完する重要な話でもありますので、出来れば把握しておいていただきたいので。

 こちらは過去編後書きと同時に投稿予定ですので、苦手な方はそちらをお待ちください。

 基準としては、浅井ラボ先生の『され竜』を笑いながら読み、その後ご飯を美味しく食べられる人なら問題無いと思います!)


 反省点としては玄武さんですね。三章はそれまでクローズアップされなかったキャラクターを補完するとしていたので、新キャラの彼女がどうしても影が薄くなってしまいました。実際は濃いキャラなんですけどね……。どこかで活躍する場を上げたいなぁ。

 結局名付けられなかった子狼もふもふもですが……。


 第三章から実験的にワンポイントコーナーを作ったのですが如何でしたでしょうか。

 今まで出来る限り作中内で背景等を書くよう心がけていたのですが、あまりにも蛇足な部分や冗長な表現は削除していたので補完しきれなかった部分も多く感じましたので、「こういう内容が背景にある」と説明する必要があるかなと。


 いよいよ、当作でも問題表現が多くなりそうな過去編ですが、投稿する前から結構ビビっています。


 15禁や残酷タグがリアルに仕事しそうな勢いですので、苦手な方はダイジェスト版をお待ちいただければと思います。


 それでは、俵屋でした(・w・)ノ


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