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夢見る鹿島の星間戦争  作者: 遊観吟詠
十四章、カサーン撃滅戦
92/189

14-(2) アウトレンジ・アタック(上)

 惑星ミアン――。

 星間連合の首都惑星たるこの星は、同君連合となってからは連合国家の実質的な首都となっていた――。

 

 最高軍司令部(コジョレ)は雲海を突くような巨大な尖塔ビル。

 その一角にあるのが、

 ――特戦隊支援室とくせんたいしえんしつ


 元軍令部の六川公平ろくかわこうへい星守ほしもりあかりが所属するこの部屋は、鹿島かしまの乗る陸奥特務戦隊むつとくむせんたい最高軍司令部(コジョレ)との総合調整が役割。

 総合調整とは最高軍司令部(コジョレ)から情報を引きだし、特務戦隊へ送ることもふくまれる。

 

 そんな部屋にバタンッ! と勢いよく扉の開く音。

 

 開く同時に黒のショートカットに瞳の大きい女子が飛び込んで、

「六川さん!」

 と叫んでから、室長の六川のデスクへ駆け寄りデータ転送。

 

 六川はデータを開くなり深刻な表情。

「これはいけない。星守くん陸奥改とのホットラインだ」


「まずいですよ。特戦隊は奇襲を受ければひとたまりもありません」

 焦りをかくさずいう星守に六川がうなづいた。


 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


 そのころ陸奥改ブリッジでは――。

 隼人隊隊長の林氷進介りんぴょうしんすけが真剣さの塊となって司令官天儀(てんぎ)の前に立っていた。

 

 進介は天儀から、

「オイ式の行動半径をはるかにこえているな」

 という言葉がでれば大きく失望するなと思った。

 

 いま進介は天儀に、特戦隊へ襲いくるであろう敵への対処の作戦案を提出していた。

 

 この姿形もない未知の敵への作戦案に、天儀は、

「なるほど。さすがトップガン。いい嗅覚だ」

 と、あっさり応じて疑問も差し挟まない。受け取るとすぐに開いて目をとおし始めたのだ。

 

 だが進介がムッとした表情で鼻を鳴らした。

 軍務においては厳しい進介にとって気安いほめ言葉は不快さえいだく。


 ――なにせ兄さんは俺より凄腕のパイロットを手足のようにつかって戦争に勝ったんだ。

 一流の進介も宇宙最強ではない。宇宙は広大で上には上がいる。

 

 真剣な顔で作戦案に目をとおしていた天儀が、

「アウトレンジ戦法か」

 ポツリといった。

 

 進介の表情にパッと明るみがでた。


「ええ、よくご存知で」


「いま特戦隊には敵の有力な母艦打撃群が迫っているという仮定だな?」


「はい。採用していただければ、索敵を広範囲に綿密に放って逆補足」


「そして先制して攻撃を仕掛けるか」


「ですね」

 

 進介と司令天儀との打てば響くようなやり取り。

 進介は、

 ――これが阿吽あうんの呼吸というやつだ。

 という痛快さを覚え思わず笑った。


「で、オイ式に使い捨てのブースターをつけて敵の二足機の行動半径外から攻撃か」

 

 進介の満腔まんこうに喜色。心中で、まさにそのとおり。と叫んで、

「さすがです兄さん。あとは任せてください」

 作戦を採用するように迫った。

 

 けれど天儀は、

「だが、ダメだな」

 と、あっさりいった。


「なぜです!?」


「不安要素が多すぎる。例えば単座で片道36時間も飛んで、そこから多勢の敵二足機群と戦闘だと? むちゃだ」


「そうでしょうか?」

 

 進介がムッとしていった。いまの天儀はもっとむちゃなことをしている。300隻が守備する星系のど真ん中へ突っ込んでいるのだ。

 

 進介からすれば、

 ――どの口がそれをいうんですか兄さん!

 というものだ。


「それにこの作戦は初撃で敵を圧倒することが前提だな。違うか?」


「そうです。俺たち隼人隊ならできます」


「そうだな」


「だったら―!」

 採用してくれと迫る進介。けれど天儀は無情だ。


「1年半前の隼人隊なら可能だったな」


「――!」


「自主退役で新兵が半分以上。そこでこんな長距離攻撃を仕掛けてどうなる?」

 

 進介が押し黙った。

 沈黙は無理があるという現実の肯定。


「ということだ。死人をだすだけだ」


「ですが他に手もありませんよ」


「それはわからん。そもそも、どんな敵戦力が派遣されてくるか、それすらからん」


「だったら索敵しましょうよ! それだけでも!」


「まあ、そんなに焦るな。果報は寝て待て。連絡を待ってからだ」

 

 ――そんな悠長な!

 と進介が思った瞬間、

「ゼータ波で着信! ミアンの支援室からホットラインです!」

 という通信オペレーターからの報告。


 水をさされた進介が苦い顔するなか、

「きたぞ。情報が」

 天儀が、そういって通信を開くよう命じたのだった。


 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


「ということで特戦隊の退避を進言します」

 モニターのなかの星守が断言。

 

 進介は天儀の横でこの報告を聞いて驚愕。

――バカな、あり得ない!

 心を激しくして天儀を見た。

 

 ゼータ波の着信は惑星ミアンからの六川と星守からのホットライン。

 

 まずは室長の六川が挨拶し、

「情報です」

 というと、星守が一歩前に進みでて、

「私が最高軍司令部(コジョレ)の探索情報ベースから見つけました。感謝してくださいね」

 押しつけがましく挨拶。そのまま状況説明。最後には退避の助言で言葉を終えていた。


「退避というか、ここで退避すれば事実上の撤退だな」


「では言葉を変えます。転進で」

 難色をしめす天儀に星守がムッとしていった。


「どちらにせよお同じことだ」


「ですが、いま特戦隊へは有力な敵戦力が迫っています」


「情報を見るに高速機動部隊か。よくつかんだ。これだけで殊勲といえる」


 あまりに真っ直ぐなほめ言葉に星守が、

「ウッ――」

 と面くらった。


 天儀の言葉は明らかに情報の価値を理解している。星守からすれば、苦労してつかんだかいがあったとうものだ。


 いまの最高軍司令部(コジョレ)はスザク艦隊(2個艦隊)の後援にくわえ、第二星系全体にまだ戦力を展開している。それらの管理で手一杯だ。少数の特戦隊などにはとてもかまっていられない。

 

 最高軍司令部(コジョレ)から特戦隊へ情報など教えてもらえない。

「知りたいなら勝手に調べろ」

 というのが現状だ。

 

 最高軍司令部(コジョレ)では特戦隊の存在などほとんど知られてはいないし、知っているものからも歯牙にもかけられていないのが特戦隊だ。そんななか六川と星守が能動的に動いて、情報を見つけだすことはきわめて重要だった。


 けれどこういった後方支援を、

 ――やって当然。

 と軽視する兵科武官へいかぶかんは少なくない。

 が、天儀は違った。

 これが星守が不覚にも嬉しさで面食らった理由。

 

 けれど星守は、

 ――そういうのは、いいですから!

 あえて反感をふるい立たせた。

 喜んでいては、せっかくの進言をうやむやにされかねない。


「そうです。高速母艦2隻を中核としたやつです。部隊規模としては小さいですが、戦艦を主幹とした11隻の特戦隊にとっては脅威です」


「高速母艦2隻とは、まともに交戦すれば特戦隊はひとたまりもない」

 

 ――ですから退避を。

 と星守が叫ぼうとすると、

「だったら俺の作戦をつかってください!」

 進介がたまりかねて割って入っていた。

 

 星守が大きな瞳に困惑いっぱい。


「あなたは……?」


「トップガンの林氷だ」


「へー、隼人隊の」

 

 11機撃墜の戦争の英雄に対して、星守からは気のない返事。

 

 星守は旧星間連合軍では軍令部の副長。全軍を総覧する立場の星守からすれば、

「戦争の英雄というのはすごいと思いますけれど、ようはつかわれる側ですよね」

 ということで、トップガン進介もいち戦力単位にすぎない。


「で、作戦とは?」


「アウトレンジ戦法」

 

 どうだといわんばかりの進介に対し、星守の口元にはゆがんだ笑い。明らかにバカにしている。


「他に手はない!」


「退避という選択肢があります」


「話にならない。ここで撤退すればカサーン攻略という作戦自体がお流れだ。カサーンをあきらめれば特戦隊が出撃したこと自体が無意味になりかねない。今更新しい目標を見つけるのは絶望的だ」


 星守がムキになる進介を目にして、

 ――だからぁ。

 というように特大のため息。


「撤退ではなく退避、もしくは転進ですって」

 そういってから天儀を見た。


「採用なさったのですか?」


「まさか。進介隊長の案は単座で片道36時間。いくらなんでもむちゃだ」


「いえ! いま星守中佐から得た情報があります。索敵範囲はこれで最小限に絞られました。重点的に――!」


 ムキになって喋りだした進介を天儀が、

「わかってる」

 と重みある声で掣肘した。

 

 進介は天儀の、

 ――弟よ。ここは辛抱してくれ。

 と、いうような態度に、確かに俺が真っ赤になってもな。と思い直し、義理兄へ気をつかい憮然として黙り込んだ。

 

 このようすを見た星守は、

 ――まさか本気で隼人隊をつかってアウトレンジ戦法ですか?

 疑念いっぱい。


「つけ加える情報がまだあります。高速機動部隊の司令官はダーティーマーメイドことアイリ・リリス・阿南あなん。艦載機部隊は北斗隊ほくとたい

 

 瞬間、進介が驚愕で目を見開いた。

 あまりに有名な部隊名と、あまりに有名な二足機パイロットだ。


「ダーティーマーメイドと北斗隊はランス・ノールの反乱に加わっています。トップガンの進介さんは、北斗隊って知ってますよね?」


「旧星間連合軍の伝統ある精鋭部隊だ」


「そうです。で、オイ式を集中運用する隼人隊は?」


「オイ式の完成とともに編制された新設部隊だ」

 進介が憮然ぶぜんとして応じた。


「ふ~ん。ちょっとたよりないですね」

 

 星守の見下した態度。

 進介が目に憤激をやどして星守をにらみつけた。

 星守はこれを挑戦と受け取った。

 いま星守と進介の間にバチバチと火花が散っている。


 

 星守あかりは旧星間連合軍では、天童正宗てんどうまさむねのもとで全軍を掌統しょうとうする立場にあった。けれど星守は、新卒で若く、一般大学卒業で、女子。軍令副長とて星守の前には、反抗的な将軍、いうことを聞かない部隊長、無視を込めこむ下士官、怒声や手を振り上げて脅しつけてくる兵卒。こんなのを散々相手にしながら、次々に起こる問題。

 

 相手が戦争の英雄だろうと、無理なものは無理と、

「トップガン? へー、だからどうしたっていうんですか?」

 一歩も引かない。それが星守という女性だ。


 なお六川といえば、星守の進介への態度を見て、星守くんの悪い癖がでてるな。と眺めていた。

 

 ――これだから旧軍では大半から恨みを買った。

 とも六川は思う。

 

 けれど六川は撤退には大筋賛成だ。

「多少手荒だが星守くんの意見を全部吐かせたほうが、天儀司令もよく状況を理解できるはずだ」

 などと思って静観を決め込んでいた。


 なにより六川からしても、高速機動部隊との交戦など正気の沙汰ではない。しかも繰り返しになるが、司令官は、あのダーティーマーメイドで、艦載機部隊は精鋭の北斗隊だ。

 ――とても勝算があるようには思えない。

 というものだ。


「では質問です。トップガンの進介さんの一回の出撃の最大の撃墜数は?」


 ――始まった。

 と六川が思いモニターに映るトップガン進介をあわれんだ。

 

 ――星守くんは、昔みたいに心をへし折るまでやるのだろう。

 

 星守は論戦となると、相手のプライドをズタズタにして、なにもいえなくなるまで徹底的に叩きのめすスタイルだ。

 

 自身に正義があると感じたときの星守には、ネゴシエーターだった六川ですら手を焼く異常な粘り強さがある。六川が思うに林氷進介では星守あかりには、口ではかなわない。

 

「11だ」


「で、ダーティーマーメイドのリボルベオ事変での撃墜数って知ってます?」


「24――」


「軽くダブルスコアですね」

 

 星守がニッコリ笑っていった。冷笑というやつだ。完璧に進介をバカにした笑い。進介はムッとするも星守の攻勢は止まらない。


「北斗隊はパイロットたちは戦前からの精鋭が存続。で、トップガンさんの隼人隊は?」


「新兵が半数以上だ」


「それって実戦の経験がないものが大半ってことですよね?」

 

 進介が、

 ――そうだ。

 と、ボソリと応じた。


「え? 聞こえない!」


「そうだといったんだ! 肯定だとな!」


「はぁ~、ちゃんと受け答えしてくださいよ。隊長でしょ」


「答えてる! これはなんの質問なんだ? 意図がわからない。とんだちゃんばんだ」

 と悲鳴混じりの進介に、

「質問をしてるのは私! 黙って! お行儀が悪い!」

 星守が一喝。

  

  進介が、なだこの姉ちゃんよりおっかなくて、

  ――母ちゃんみたな女は!

  とたじろいだ。


「あと私の調べでは、隼人隊の隊員たちはパイロットとしての最低ラインのフライト時間をギリギリ満たしているだけの人も少なくない。これって事実ですか?」


「肯定だ」

 進介は不機嫌に、もういいだろ。というような態度でいった。


「まだまだ、ありますよー。お二人と二つの部隊を比較した不安要素は」

 

 進介は星守のネチネチとした攻撃に一方的にさらされ、感情ばかりが起伏して言葉がでない。

 

 いや、むしろ進介は腹立ちで熱くなれば、なればなるほど、

「だが――、事実だ」

 と口中に苦味が走る思い。

 一方的にいわれて抗弁する気力も失われるというものだ。


「そういえばアイリ・リリス・阿南の二つ名がダーティーマーメイド。対して進介隊長はトップガンですよね。これってありふれてませんか。二つ名の時点でけっこう勝負ついてる感じがしますけど?」


 進介が押し黙った。いわれるがまま。義理兄の天儀の前でみじめだった。

 進介の肩が落ち、気迫がすぼんでいた。

 星守が暗く沈み始めた進介へここぞとばかりにとどめに入る。


「ダーティーマーメイドの二足機の適性トリプル・エス。対してトップガンさんの適性は――」

 

 が、星守のとどめの言葉は、

勤勉きんべんは才能を淘汰とうたする――」

 という天儀のひときわ大きい発言でかき消された。

 

 突然の天儀の乱入。

 星守が、はあ? とわからない顔。進介は困惑。

 

 進介には天儀からでた言葉が、どういったものなのかわからない。義理の弟である自分の肩を持ってくれたのか? と半信半疑。それに下手な擁護なら必要ない。天儀が弁護に失敗すれば俎上そじょうの進介はよけいみじめになる。

 

「彼の座右ざゆうめいだ」


「へー、トップガンさんの」

 星守が見下していった。その目には、

「ほーら、トップガンさんが黙っちゃったから天儀司令がしゃしゃりでてきましたよ。男が、戦争の英雄が、女に口で負けて上官に助けてもらうって恥ずかしくないんですか?」

 という侮蔑ぶべつの色。

 

 擁護される進介にも、

 ――いまなんで、そんな話を。

 と気恥ずかしさが全身を襲っていた。

 

 あまりに天儀のいうことは陳腐ちんぷだ。

 

 天儀が消沈する進介を見て、

「進介、俺はお前に期待してるんだ」

 元気づけるように、とりわけ明るい表情でいったが、

「へー、でもトップガンになら誰にでも期待するのでは?」

 すかさず星守が横槍を入れた。


「違う」

 と天儀が重く吐いた。


「期待というのは可能性だ。だが人の可能性への期待は才能や適性、そして実績に与えられるものではない。現実を前にそんなものは糞の役にも立たん。実践と結果のみが才能と決定し、立場を確定する。俺が、我が弟に嘱目しょくもくするのは誰よりもおこたらないからだ」


 いったん言葉を切った天儀が体貌から威を発して、

「努力するものだけが期待される権利を持つ。だから俺は誰よりも努力する進介へ期待する」

 断言した。


 進介の表情に明るさ、

 ――弟! 弟! 弟だって!

 という感激が全身を突き抜けていった。


 天儀が公然と自分を弟と呼んだ。進介にとってこの事実は大きい。感激は天儀から無上にして絶大な信頼をよせられているという確信だ。

 

「二足機の適性がトップガンという盛名をもたらしたのではない。勤勉さのみが我が弟の才能を裏付け、結果をもたらした。そして隼人隊の隊長という立場をゆるぎなくしている」


「ですが! 両者の適性を比べて!」

 と食らいつく星守。


「おい、まだ適性をいうのか。では、なぜ俺が先の戦争で勝てたか。そこから議論しよう」

 

 星守の表情が恐怖で強張った。

 つまりこれは天儀と天童正宗の優劣の議論となる。優秀な天童正宗が、それほどでもない天儀に負けたという事実。天才が凡夫に劣った理由は、考えればろくなものではない。敗戦という事実を前に、

 ――正宗さんのほうが優秀だった。

 と声を枯らすのは、愚かしいにもほどがある。


 星守にとって自分が攻撃されるより、元上司の天童正宗を悪くいわれるほうが恐ろしい。

 

 天儀から抑えつけられ、悔しさをにじませる星守。

 六川が、

 ――頃合いだな。

 と思って動いた。


「星守くんもういい」


「ですけど!」

「職業適性は、この問題の本質ではないよ」


「でも、むちゃです! 特戦隊が全滅なんて私絶対に嫌ですからね! せっかく見つけた上司と居場所なんですよ! それが――」

 

 星守の目が真っ赤だった。星守は天儀と特戦隊を思って必死だったのだ……。


「だいじょうぶだよ。情報をつたえるという僕たちの役割は十分はたしてるさ」


 六川はうつむいてしまった星守を、そうさとしてから天儀へ目をむけた。


「天儀司令、星守くんのいったとおりです。敵はダーティーマーメイドと北斗隊。きわめて危険だ。そのうえでご随意ずいいになさってくさい」

 

 天儀がうなづいた。

 

 六川は最後に、

「また情報があれば送ります。冒険はよしてください。僕もこんな短期間で、良い職場を失うと困る」

 といって、それで通信が終了した。

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