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ウイッチズ×カマード  作者: カルピス11世
エピローグ
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エピローグ


 後日、三千人を収容できるホールで行われた『ウイッチズ×カマード』の閉会式。全校生徒が集まり、雑音と喧騒の入り混じる空間で、オズワルト・ハインケルは隠元な表情で、祝辞を読む。

「貴殿らは、第二百十五回『ウイッチズ×カマード』において、優勝したのでこの栄誉を……」

「お前の事、校長から絶対優勝させるように言われていたんだが、」

 グウィンはオズワルトを見る。

「俺もまだまだ、修業が足りねえな」

「今年度のウイッチズ×カマードの優勝者は、ロゼッタ・ミルドレッド、雨竜宗佑ペアである」

 賞状が手渡される。

「ありがとうございます」

「さあ、優勝者はレッドカーペッドへ進みなさい」

「ロゼッタと一緒にこのカーペットを歩けるなんて、夢みたいだよ」

「ふん、あんたには、オズワルトみたいなかわいらしい娘がお似合いよ」

「なんでそんなこと言うんだよ」

「別に」

 それに、

「ぼく、おとこだよ」

 オズワルトはフードを取る。現れたのは、少女と見間違うほどの整った顔立ちである。つぶらな瞳を瞬かせた。

「ええっ!」

 周囲が騒然となる。

 隣にいたグウィンも、驚いている様子だ。


「な、なによ、は、早く言いなさいよ! バカ」

 ロゼッタは顔を赤らめて、雨竜の背を叩いた。反動で、雨竜はつんのめる。

「なんでそんなに怒っているんだよ」

「ふん、察しなさい」

 踵を返し、ロゼッタは出口へ向かって歩みを進める。


 レッドカーペッドの上に、ひとりの、見覚えのある少女。ドレスを身にまとい、風格を纏ったユリウス・ペンドラゴンである。

「雨竜宗佑、来年覚えていなさい」

 ペンドラゴンは憎らしそうに雨竜を睨む。

「ふっ」

 ペンドラゴンは道を譲る。


「来年こそ、負けないからね!」

 スニッカスニーは人ごみの中から、顔を覗かせて、大声で叫ぶ。

「うん」

「なに、のんびり歩いてんの、早く行くわよ」

 ぐい、と雨竜の腕を、ロゼッタは引く。

「行こう、ロゼッタ」








 栄光の魔導師への階段を――――――――






                                           END







                           





 

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