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ウイッチ×カマードの世界では、魔法使いは魔道師と魔術師に分けられます.魔道師は、一般には位の高い魔法使い、魔術師は、魔道学校の生徒を差します.生徒たちは魔道師になるために日々頑張っているのです.などといった細かい設定が出てくると思いますが、最後までお付き合いくだされば幸いです.


長いまえがきでしたがそれでは、ウイッチ×カマードの世界を充分に楽しんでください.


 苔むした山々が連なるライニッチ山脈の最奥に、その学校は存在する。大魔道師ラスコールが建学したと言われる最古の魔法学校、カイエル魔道学校。かつて世界を救った栄光の魔導師ガルドノフ・ミルドレッドもこの学校の卒業生であり、その他多数の著名な魔道師を輩出している名門校である。世界各国から有能な魔術の才能を持った学徒が集い、日々勉学と魔法技術の修練に明け暮れている。

 その魔道学校の敷地内にある鬱蒼とした森の中にひとりの少年が岩の上に腰をおろして瞑想を行っていた。彼の恰好は一般的な魔道師のそれではない。上は純白の袖の長い、最東の島国では神に仕えるために着るとされる神聖な装束を纏い、下には紅色の袴を履いている。少年の周りの空気は冷め、吐き出す息は白い。時はゆっくりと進んでいるかのような錯覚に捕らわれ、そこかしこから生命の躍動する音が聞こえるようであった。少年は自然と一体となっていた。少年の肺を満たす澄んだ空気が少年の身体を溶かし、その存在自体が初めからそこにあったかのように思われるほどである。彼の生まれ故郷は様々なものに魂が宿るというアニミズムという信仰が存在する国である。彼はその全てのものから生命エネルギー、いわゆる魔力を身体に取り込むことができる術者であった。

 そんな彼の後ろ姿を眺める影があった。白銀の流れるような髪を肩から垂らし、藍色のワンピースを着た、気品のある目鼻立ちをした少女、ロゼッタ・ミルドレッド。かつて世界を救った栄光の魔道師ガルドノフ・ミルドレッドの血を引く末裔。魔法使いになるために生まれたような魔術師。実力は学内でもトップクラス。全魔道学校の最高魔道師賞を過去に何度も受賞している天才児。切れ長の冷淡な瞳から繰り出される冷酷無比な攻撃魔法の数々から、ついたあだ名が「冷血の魔女」

 その「冷血の魔女」こと、ロゼッタ・ミルドレッドは目の前の光景にただ、驚くばかりであった。

「なによ、これ……」

 それも、そのはずである。なぜなら岩の上に座っている少年は、学内で行われる試験では技術・才能・学問全てにおいて底辺レベルの成績のEランク生徒であったからだ。

 それなのに、彼は自然の生命エネルギーを自らの身体に取り込むという高等な魔法技能を、目の前で見せている。これは一体どういうことなのだろうか。

「ふぅ」

 少年は息を吐き、再び息を吸う。身体の中からエネルギーが湧きだすのが、少年自身にも分かる。

「ちょっと!」

「わっぅ」

 後ろから声を掛けられて、少年は飛び上がった。飛びあがった拍子に地面に倒れ込んだ。

「あ、ごめん」

「て、てて」腰をさすりながら、少年は目の前の少女を見上げた。

「ロゼッタ、さん?」

「私の事、知っているのね」

「名前くらいは……」

「雨竜宗佑」

「え」

「あんたの名前でしょ」

 ぶっきらぼうにロゼッタはそう言い、雨竜に、彫刻のように白く細い手を差し出す。

「僕の事、知っているんですか」

「まぁ、ね。あんたは私のパートナーになるわけだから」

 雨竜はその言葉の意味が分からぬまま、ロゼッタの手を取った。





以前は二次元小説を書いていたんですがサイトが閉鎖されてしまって……

気を取り直して前から書きたかったファンタジーを書いてみましたが、ファンタジーものは深くて勉強することが多いのですが、読んでくれるひとが楽しんでくれれば幸いです.

読んだ感想、批評などがあれば、どしどしお願いします.

みんなでウイッチズ×カマードの世界を創り上げましょう.


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