正月飾り
息子の冬休み帳を見ていました。県教育委員会が直々に作成されているようです。ページの最後には県内の季節の行事が紹介されていました。
『大晦日には朝から大掃除をしてか鏡餅などを飾り云々』いやいやいや、大晦日に正月飾りは飾らないから。一夜飾りと言って縁起が悪いからって毎年30日までに大掃除済まして、お飾りを出していました。
今年はいつまでも暖かくてお歳取りの準備をする気にもなれずにぼーっとしていました。大掃除も遅れに遅れ。なかなか家の中もかたずかないままでした。つい先日、
「鏡餅飾ってね」と言われて、あっ。用意するの忘れていました。いやー間に合ってよかった。
30日床の間を片付け、お正月っぽくしてみました。掛け軸を紅白梅のものにし、鏡餅を飾りました。母屋の床の間には天神様の掛け軸がかけられ、娘の羽子板が飾られました。離れの床の間には息子の破魔矢を飾りました。羽子板は、羽をついて悪い虫を追い払うとか。破魔弓は諸説ありますすねぇ。弓の弦をはじくブウンという音が魔を払うというのをどこかできたことがあります。皇居の行事で昔ながらの衣装を着て、地面に向かってまじめな顔してブンブン鳴らしているのを見たことがあります。
正月飾りには、害から身を守りたい昔の人の願いが込められているんですねぇ。




