表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
52/93

計画通り

俺の努力(?)の結果、兵士が数人やってきた。

今は刺客と戦っている。

兵士の人には「短剣には毒が!」と言ってあるので、少し苦戦しているが程なく逮捕するだろう。


俺はその間にお嬢さんを救出。

麻袋を担いで移動。

ちょっと悪いな~とは思ったけど、その場で出すなんて悠長な事してられないからね。


移動した先で袋から出してあげる。

出てきた時は怯えていたが、タヌキを見て安心。

あれ? 俺って疑われてた?!


「貴方はフォックスちゃんの飼い主の方ですね?」

「そうです。助けに来ました」

「あ、ありがとうございます。す、すみません……」

「えっ?? 何で謝るんです?」

「貴方も誘拐犯の一味かと……」

「違いますよ!

 えっと、今日も孤児院に行こうと歩いてたら、たまたま誘拐の現場に出くわしたのです。

 なので慌てて追いかけたんですよ」

「あの、途中で聞こえたピーピーという音は?」

「あれは私が開発した笛で、ホイッスルと言います。

 結構大きい音がするので、鳴らすと目立つでしょう?

 誘拐犯は密かに移動しようとしていたので、目立たせようと思い吹いていました」

「そうなのですか。ありがとうございます」


良かった。納得してもらえた。

貴方が誘拐されるのを知ってたので、ホイッスルを用意してました。なんて言えないもんな。


そのままお嬢さんを伴って孤児院まで戻る。

タヌキを先頭に、お嬢さん、俺、の順で進む。

一応護衛のスタイルだ。

刺客が出てきたら逃げるけど。

あっ、麻袋は証拠になると思って持ってきたよ。


幸い刺客が出る事もなく、孤児院近くまで戻った。

物陰から覗くと、刺客の二人は集まった兵士に逮捕されていた。

安心。

悠々とお嬢さんを連れて兵士の所に行く。


「止まれ! 何者だ!!」

「攫われていたお嬢さんを救出した者です。お嬢さんはここにおられます」


そう言ってお嬢さんを路地から連れ出す。


「この方の言われている事は本当です。助けて頂きました。

 私は見ての通り無事です」

「この者は知り合いですか?」

「はい。孤児院に来られて子供の相手をされていました。

 心配であれば、牧師様に尋ねられてはいかがでしょう?」


すぐに牧師さんが連れてこられた。

あれ~? 俺って信用無い?


牧師さんは俺を見て、間違いありませんと伝えている。

その後ろから付いてきた子供達も俺達を見て騒いでいる。


「あっ! お兄ちゃん! またお馬さんやってー!」

「フォックスはどこ~?」

「今日も遊びに来たの~?」


あら? なんか、俺って遊び人みたいに聞こえるぞ?

もしくは友達かタヌキの付属品。

そのお陰で兵士は警戒を解いたが。

……悲しくなってきた。そもそも、誰も名前を呼んでくれないし。


そんな事をしていると、兵士が刺客を連れてやってきた。

あぁ、上手く捕獲したんですね。

その兵士達は孤児院前に居た兵士と話している。

チラチラと俺を見てるので、確認を取っているのだろう。

疑われてるんじゃないと思いたい。


する事も無くなったので、孤児院の子供達の方に行って話してると、ちょっと良い装備の兵士がやってきた。

階級が上なのかな? まとめ役っぽい。


「この度はエリザベート様の救出に助力して頂き、感謝する」

「いえいえ、偶然ですから。ええ、偶然です」

「?? それでもとっさに動ける人間は少ない。助かった。

 すまないが事情聴取したいので、兵舎まで来てくれるか?」

「あ、はい。判りました。大丈夫です」


本当は、早く帰ってステータスを確認したいんだけどね。

そういう訳にも行かないだろうし。


兵士長(?)さんに持ってきた麻袋を証拠として渡して、子供達に挨拶をしてから兵舎に向かった。

何故か兵士さん達に囲まれながら。

次話は12日の17時に投稿します。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ