恭子と玲子 vol.073 「お兄ちゃんとお姉ちゃんが出来た。」
「そんな…私たち…、とんでもない。そんな風に…呼ぶなんて…。ねぇ…玲…。」
恭子。
「うんうん。まだまだ…とても…とて…。」
玲子。
和人…、
「ん~~。」
恭子をニッコリと見て…。
そして恭子…、
「あっ。……、はい。分かりました。じゃあ…、お言葉に…甘えて、私達も…そう…呼ばせて…いただきます。」
「きょ…恭子~…って…。…え~マジで…。」
「うん。だって…、たった今、私に、お兄ちゃんとお姉ちゃんが出来た。な~んて言っておいて、それで…苗字でなんて…、可笑しいよ。」
「…そ、それは…そうだけど…。…じゃ…、和…さん…???…そして…、もん…。」
「ちゃん。」
その恭子の「ちゃん。」の声を聞いた瞬間、いきなり笑顔を恭子と玲子に返す夏輝。
「どうも。」
恥ずかしそうに、そして…照れながらも玲子…。
「なんか…、照れるよね…。」
恭子の右肩に凭れながら…。
「ふふ…でも、良い感じ。今までと…少し…感覚違って、ゆったりできる。和さん。そして…もんちゃん。」
「ふふ…、だ~な。智香も…喜ぶよ、きっと。」
「クシュン!!!…???ン…ックシュン!!!……、あれ…???」
テーブルの上で資料を見ながら智香子。
「どしたの…智子~風邪…???」
隣の同僚チーフの根本彩音。
「ん…、いや…。誰か…噂してるか…もしかして…???和か…、それとも恭子か…玲子のどっちか…。もう…ふふ…。」
「おいっしい~これ…。ねぇ玲子、玲子。」
「うん。ほんと…、これって…???もんちゃんの…味…って…、さっき…???」
玲子。
「ご名答、もんの味だ。」
和人。
「いいなぁ~~美味しい~。こんなの作れる旦那さん。……和さん…、アンチーフ…、羨ましい~、うんうん。」
「はぁ~~???…何一体…???何言いだすかと思ったら…、玲子~???」
「だって…、私…、料理の方は…はは…。」
「くく…、確かにね…玲子…。」
「ん…???…どうかした…???」
和人。
「ふふ…、実は…。」
恭子。




