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恭子と玲子  作者: THMISmama
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恭子と玲子  vol.048  「お薦めの和風割烹って…。」

「あ…、いえ…。何でも…。」

ちょっと考えるような素振りで明彦。


「どしたの…明彦君…???」

「ちょっと…、聞いて良いですか、里奈さん。」

と、明彦の代わりに口にする浩二。


「うん、どうぞ。何、浩二君。」

「…あのですね…。隼人さんと、里奈さんの場合…、お薦めの和風割烹って…、ありますか…???」


そんな浩二の言葉に里奈…。

「和風割烹か~~。う~ん。隼人なら詳しいんだけど…。ピンキリな部分もあるんだよね~。でも…。…あっ、そうだ。…いや…、あそこは…ん~~。」


「えっ…、どこですか…???」

「ものすっごく、雰囲気の良いお店。でも…絶対にランキングには出て来ないお店。しかも、リーズナブルから、高級料理まで…。そして板さんもカッコいい。隼人もお薦めのお店。でも…、分かりづらいお店。」


「はっ…、そんなお店…???」

いきなり明彦。


「私も何度か隼人と行った事あるけど、絶品。」

「どこにあるんですか、そのお店…???」


「神楽坂よ。」

「か…ぐら…ざか…。」

今度は浩二。


「そっ、神楽坂の…せいざんって、お店。平仮名よ。」

「…せ…い…ざん…。…この資料に…。」


「もちろん…あるわよ。ほら…ここ…。」

資料を見ながら明彦。

「あ~、あった~。これだ、これだ。」


「その…せいざんが…何か…???」

「あっ…、いえいえ…、何でも…、うん。」


「もしかして…、そのお店…、興味あったら、今度…、連れてくわよ。隼人と一緒に…。」

「えっ、うそ…、ホントに…???」


「うん、だって、そこの板さん、隼人と知り合いだから…。それに…あんまり…、団体さんでは…、入りにくいお店でもあるから…。でも…味は保証付き。」


浩二に耳打ちするかのように明彦、

「もしかしたら…あいつらの言う店って…。」




ホールで働く恭子と玲子。そんな彼女を見ながら智香子。

「ふふ…、この子たち見てると…、何だか…私も…嬉しくなってくるわ。良かった~和も気に入ってくれて~~ハハ…。」




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