恭子と玲子 vol.010 「やきもち…妬いてるって~事。」
「はは…。うん。まぁ~、な~んかね…、きさくさって…、あるもんな…、ばたやんって…ネーミング自体…。」
「そっか~!!!」
「だって…、昔の芸能人にも…確か…、そういうニックネームの人いたってよ。」
「マジで…???」
「うん、俺のじいちゃんが言ってたから間違いない。」
「へぇ~~~。じゃ…まんざら…でもない…訳か…。」
「はっ…???今更…、その恭子って子…好きになった…って…???」
「はぁ~~???無理、無理。全く対象外。」
そう言って、顔の前で右手を振る明彦。
「マジで…、あり得ねぇだろ。」
「ふ~ん。…えっ…???…って、事は…、2人共…対象外…って…???」
「あったりめぇだろ。だから…、お・さ・な・な・じ・み。こ~んな小さい頃から一緒なんだぜ~。いい加減…もう勘弁してくれよ。」
「ふ~~ん、そういうもんかね…???」
そう言って、焼き鳥を一口、そしてビールを喉に流し込む浩二。
「それよりお前…???自分の目の前で…、赤くなってた…ん…???どうよ…???」
浩二に人差し指を差して…。
「田端~お前…言ったよな、惚れんなよ。…って…。」
「まぁ…な。なんか…、小っちゃい時からの幼馴染が、誰かの何に…、なるっていうのが…、何か…な…。今まで一緒だったのが…、なんか…、なくなっちまうって感じで…。」
「田端…、それ…何て言うか…知ってっか…???」
「えっ…???」
「要は…、やきもち…妬いてるって~事。」
「!!!バカ言え。…そんなんじゃ…ねぇよ。……けど…さ…。あいつらには…、しあわせになってもらいたい。…って、言うのも…気持ちでは…あるかな…。憎めねぇんだよ。」
「ふ~ん。」
「…で…、どうよ…玲子…???」
「俺なんかで…良いのか…彼女…???」
「だって…、顔に書いてんじゃん。」
「へっ…うそうそ、どこにだよ…???」
両手で顔のアチコチを触る浩二。
「ははは…、何やってんだよ。」




