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ライバル悪役令嬢に転生したハズがどうしてこうなった!?  作者: だましだまし


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エンディング

マリアが拘束され学園から去った後…。


平和な日々だった。

剣と魔法はあれど普通の学園。

私たちはイベントを楽しみ、勉強に辟易し、青春を謳歌した。

マリアを依怙贔屓しがちだった先生も公平になり、マリアをチヤホヤしていた生徒たちは何事もなかったかのように過し、恋人を作る者もいた。


そうして卒業を迎え、翌月王太子シグルスと公爵令嬢リュシルファの結婚式は盛大に行われた。

微笑みを取り戻したシル様は女神かと思うほど綺麗で国民は未来の王妃の美しさを口々に讃えた。

まさに物語のハッピーエンドを絵に描いたような祝福の嵐は私の気持ちも幸せで満たしてくれる。


物語…そう、物語の中なのだ、ここは。

物語(この世界)『セイント☆ストーリー』の本当に主人公だったマリア。

彼女は今、西の魔物が活溌な地域の教会に軟禁されているそうだ。

はじめは大きな教会でそれなりの待遇だったらしい。

が、教会関係の責任者を担当している第二王子キュレイ様にあれやこれややらかしたのだそうだ。(何やってんだか…)

しかし、さすが本家ヒロインだけあって聖属性の威力は抜群で滞在地域の魔物が落ち着くという…。

その為投獄せずにとりあえず魔物の厄介な地の教会に着く度そこで軟禁されることになったそうだ。

…なんだかなぁ。



彼女(マリア)以外は本当に物語の世界らしく幸せな日々を過ごしている。

お兄様も婚約者が出来、仲睦まじく愛を育んでいる。

近々近衛騎士団長に就任するらしい。

バルム様は隣国の公女様を妻に迎え今や宰相候補であると同時に外交でも太いパイプを持つ人物と早くも一目置かれる存在だ。

そして私はシル様のお側に仕え、毎日楽しく充実した日々を過ごしている。

慈善事業に力を入れたいというシル様の希望もあって前世の福祉事業を思い出して提案し、2人で形にしたものを文官たちに持ち掛けるなど他の使用人とのパイプ役より正に補佐官のような仕事に変わりつつあるがやりがいを感じている。

リマジ子爵となったジグス様はシル様の執事もしつつ薬草を研究する機関でも役職に就き次々と新薬を開発した。

安価で比較的効き目の高い新薬はシル様の慈善事業で活かされ製法も広がりつつある。

そして私たちは来月結婚式を行う予定だ。


忙しくも充実し、楽しく、幸せを感じる日々。

ゲームのエンディングはどのルートも『幸せな日々は続く…どこまでも…』と流れていた。

だからきっと本当にこの幸せな日々は続いていくのだろう。

少なくともシグルス様が治める世である間は。

今、誰より幸せそうにシル様を見つめるシグルス様はシル様には若干甘いが時に厳しく、時に優しく、何より側近臣下の声をしっかり聞き公務をこなしている。

良い王になるだろうと誰もが安心し、期待している王太子様だ。



ゲームの筋書きをちょっと変えちゃったけど。

ゲームと全然違うヒロインだったけど。

終わり良ければ全て良しだよね!


結婚パレードを終えバルコニーで手を振るシル様とシグルス様。

正面だったスチルと違い後ろ姿(すぐ側)で祝福出来ている今の私だけど|『幸せな日々は続く…どこまでも…』《エンディングの文字》が見えた気がした。









end

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