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詩全集4

雪粉

作者: 那須茄子
掲載日:2025/12/02

いつの間にか雪粉に

変わって

ちりぢりになってしまっていた


悲しそうに泣くのは

大切だった誰の声

伝えたかったことを

伝えきれずに終わった最期のとき

一緒にいたはずだった


ただ懐かしさが

胸を透かして

容赦なく痛めつける

遠い遠い理想のなかを

私はまだ歩いているつもりでいる


あっちでは素敵なサクラが

見えているというのに


ここはどこまでも

虚しいばかり

削り去られた紙吹雪が

私の足を遅らせる

一人にしないでと

声は震える


いつの間にか雪粉に

変わって

ちりぢりになってしまっていた


白く成る

まるで私一人だけ

取り残されたよう


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