第13話『二人だけの新しい生活』
春――朝。
さくやの部屋。初めての同棲初日、少し緊張する陽菜。
「……さくやさん……これから、本当に一緒に暮らすんですね……」
「……ああ、陽菜……俺も緊張してるけど、楽しみだ」
陽菜は少し笑いながら荷物を片付ける。
「……でも、私……ちゃんと家事、できますかね……?」
「……陽菜なら大丈夫だって。焦らなくていい」
二人の視線が交わると、自然と笑みがこぼれる。
「……さくやさん、私……あなたと一緒に暮らせるって、幸せです……」
「……俺もだ、陽菜……ずっと一緒にいられる」
手をそっと握る二人。
「……でも……さくやさん、私……ちょっと恥ずかしいかも……///」
「……恥ずかしい?どこが?」
「……だって、同棲初日から、こんなに近くで……///」
「……あはは、陽菜の顔、赤いぞ」
笑いながらも、胸がぎゅっとなる陽菜。
朝食の準備を二人でしながら、会話が止まらない。
「……さくやさん、卵焼き、久しぶりに作ります……」
「……陽菜の卵焼き、大好きだよ。楽しみだ」
「……えへへ……じゃあ、頑張ります!」
キッチンでの小さなハプニングも、二人で笑い合う時間に変わる。
「……さくやさん、私……」
「……ん?」
「……これからも、毎日こうやって笑って過ごせたらいいな……」
「……もちろんだ、陽菜……毎日、二人で笑おう」
昼下がり。窓際のソファに座り、陽菜がさくやの肩に頭をもたれる。
「……さくやさん……肩、借りてもいいですか?」
「……ああ、陽菜……好きなだけくっついていいぞ」
心臓がぎゅっとなる二人。
「……さくやさん……これから、もっと一緒にいられる時間が増えるんですね」
「……ああ、陽菜……毎日が特別になる」
夕方。二人でスーパーに買い物に出かけると、さくやが陽菜の手を握る。
「……陽菜、重い荷物は俺が持つ」
「……でも、さくやさんと一緒なら大丈夫です……」
「……陽菜……俺も幸せだ」
夜。ベッドに入る前、互いに今日の感想を話す。
「……さくやさん、今日一日、本当に楽しかったです……」
「……俺もだ、陽菜……毎日が楽しみだな」
手を握り合い、照明を落とした部屋の中、二人だけの時間が静かに流れる。
「……ねぇ、さくやさん……」
「……ん?」
「……私……ずっとあなたと一緒にいたいです」
「……もちろんだ、陽菜……ずっと一緒だ」




