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王太子殿下と城下町

城下町

「今日は城下町に行ってみようと思う」


「いいですね!寄り道しながらみんなで帰りましょう!」


「あー、なんか友達って感じでいいよねー」


「俺も楽しみだ」


今日はみんなでワイワイと城下町で遊びながら帰ることになりました!楽しみです!


「おや、こんなところにアクセサリーショップが」


「わー!可愛いですねー!」


「欲しい?」


「はい、いくつか欲しいデザインの物があります」


「なら俺がこの間のお礼に買おう」


「じゃあ俺もこの間のお礼に買うねー」


「君のもたらした情報のおかげで民の生活が豊かになったからな。僕もお礼に何か買おう」


「いいんですか!?」


「うん、普通にいつも使ってるジュエリーショップより安いし大丈夫大丈夫」


「あ、ありがとうございます!」


こうしてみんなでワイワイと遊びながら帰ると、いつのまにか遅い時間になってしまいました。


「皆さん、今日はありがとうございました!」


「僕の方こそ楽しかった。ありがとう」


「じゃあまた明日ねー」


「エルシー」


「どうしました?シューリク様」


「好きだ。是非婚約して欲しい」


「えっ」


「この間助けてもらって、惚れてしまった。どうだろうか」


「あ、シューリク狡い!あのねエルシーちゃん、俺も本当にエルシーちゃんが好きだよ!是非婚活してくれないかな?」


「えっ…えっと、ごめんなさい。私、まだ答えは出せないです。ゆっくり考えてからでもいいですか?」


「ああ、もちろんだ」


「ゆっくり考えてね」


「…」


「ミーリク、すごい顔してる」


「なんだか、何かが面白くない」


「じゃあ頑張って自分の気持ちに気付こうか」


「うん?うん、わかった」


「ミーリク殿下、本当にわかっていますか?」


「とりあえず自分の気持ちを整理する必要があることがわかった」


「ああ、わかってくれてよかった」


「なんか抜け駆けしてるみたいで悪いしねー」


「?」


「ああ、そうだ。エルシーに伝えることがあったんだ」


「?はい」


「最近君の言っていた洗濯機と自動掃除ロボット、食洗機を開発してみたんだ」


「そうなのですか?」


「ああ、これでまた国が潤い民の生活が豊かになるだろう。ありがとう、エルシー」


「はい!お役に立ててなによりです」


「それでな?父上にこのアイディアはエルシーの物だということを話してな?」


あれ?この流れは…まさか。


「エルシーへの褒美として、ウォーカー家に新たな領地が与えられ、爵位が侯爵に繰り上げられることが決まったぞ!」


またかー!


「い、いいんでしょうか?」


「いいのいいの」


「素直に甘えておけ」


「それと、侯爵令嬢になるエルシーは僕の婚約者候補にも上がるからな」


「えっ!?」


「あくまでも候補だからそこまで気にする必要はないが、これからは友達兼婚約者候補としてよろしく頼む」


わ、私、これからどうなっちゃうんでしょうか…。

また爵位繰り上げ

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