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スキル【空間】がチートすぎて異世界スローライフが出来なくなった。最悪!  作者: メガネをかけている饅頭
第1章:異世界召喚・スキル研究編

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11/11

ep.11 : 召喚魔法がミスで異世界召喚魔法になっていた。※成都視点

新キャラ視点です。

後短めかも

突然眩しくなってしまい目を瞑り、収まったと思い目を開けるとそこは石造りの空間だった。


信じられないと思うが、本当にそうだったのだ。


私――成都叶せいとかなうは、本当に気づいたら知らない石造りの空間にいたのだ。


「…ここは?」


驚きでそんな事を言って私は固まってしまった。しかも、本当に驚きすぎて目の前で手を振って「おーい、大丈夫?」と言っている男子にも気づいていない。


その男子に気づいたのは、ちょっと離れたところでパンッ!と思いっきりその男子が手を叩いたときである。


「あなたは?」


「…同じクラスの渡里だよ、渡里界」


「たしかにそんな名前の人がいた気がしますね」


「まあそうだよね、覚えられてないよね」


それが、ほんとうの意味で長い付き合いになる渡里くんと初めてちゃんと話した機会だった。





「え?なんで?」


召喚魔法を使ったら何故か銀髪美少女が召喚されたなんてことは誰も経験したこと無いだろう。俺だって経験するとは思ってなかったわ!


嫌なんで思ってなかったなのかって?そりゃあ現在進行系で経験してるからに決まってるだろ。


ということで、何故か召喚魔法を行使したはずが召喚されたのは銀髪美少女だった。


しかも、よく見てみるとクラスメイトである。フェンリルとかドラゴンとかを期待していたのに、まさかの召喚されたのはクラスメイトだ。


ほんのちょっとだけ落胆してしまっているが、とりあえず何もしないわけにはいかないので、話しかけてみることにした。


「おーい、大丈夫?」


と言いながら目の前で手を振ってみても反応がない。さっき「…ここ、どこ?」って言ってたよね?本当に大丈夫かな?


とりあえず何回か試してみるが全く反応しなかった。いや、多分困惑なんだろうけどあまりにも固まりすぎだろ。


とりあえず別のことを試してみて、ちょっと離れたところで思いっきり手を叩いてみたらようやく反応してくれた。


まあ、開口一番が「あなたは?」なのはちょっと悲しかったが。


「…同じクラスの渡里だよ、渡里界」


「たしかにそんな名前の人がいた気がしますね」


「まあそうだよね、覚えられてないよね」


優斗と咲希達くらいしか中々話すことがなかったからそりゃあ覚えられてないよね。俺もクラスメイト全然覚えてないし。ちょっと心が傷ついた。


まあそんなことを考えていてもいみないので、とりあえず状況を説明してみることにする。


「とりあえず俺の方にはなるけど今の状況説明したほうが良い?」


「お願いします」


ということで界の方の状況を軽く説明した。


「…つまり、先に異世界に来たあなたが召喚魔法を使ってみたら何故か私が召喚されたと?それあなたが犯人じゃないですか」


「この度は誠に申し訳ございませんでした」


「とか言いながら突然土下座するのやめてください!と言うか原因は分かったんですか?」


まあそれは気になるよね。いや、この会話をしている間に原因は特定したから問題ないんだけどさ。


「あー、それならもう分かったよ。多分だけど、本来は『在籍界』と記述しないといけなかった箇所を『異世界』と記述したのが原因じゃないかな?そのせいでなんか別の魔法に切り替わったっぽい?」


「そんな事ができるなら私を元の場所に戻せないんですか?」


「…出来ないことはない。だけど、そもそもあっちの座標を調べたりしないとで面倒だからやらん。と言うか多分この場所にいる限り無理。それに、成都さんなんか嬉しそうだけど?」


そう、魔法の原理を理解している界にとって日本に戻ることは一応可能であるのだ。ただ、無効の世界で原理を理解していなかったし、魔法にすら触れていなかったので日本の座標がわからない。頑張れば特定できるが、それも面倒くさいという理由で断った。


しかも、本人は気づいていないようだが少し笑顔になっているのだ。それを指摘すると、自分の鞄の中から手鏡を取り出し、自分の顔を見てみてから一気に顔を赤くした。


「こ、これは、い、異世界に来れたのが信じられなくて、こ、興奮しただけです!」


「…興奮したなら顔を赤くすること無くね?」


「こ、この場所にいる限り無理ってのはどういうことですか!?」


「あ、話しずらした」


「良いから話してください!」


ということでこのダンジョンから界はリタイアか攻略するまで出られないことを話した。前々から思っていたが、おそらくダンジョン外への転移を自動的に阻害する結界でもあるのだろう。つまり、成都さんもそれに引っかかり転移できない可能性があるのだ。


それを聞くと成都さんも納得したのか、少しブツブツ言いながら考え事をし始めた。


「んで、成都さんはこれからどうするつもりなの?いや、氷柱(生徒会長)か?」


「その名前で呼ぶのは止めてください。氷柱(生徒会長)と呼ばれるのはなんか嫌です」


「なんかなんだ」


と言っているが、界の通う高校では氷柱(生徒会長)と呼ばれているのは本当だ。氷のような冷たい態度で周りに接しながら、学校の柱である生徒会長であることにちなんで誰かが呼び出した。センス良いのか悪いのかが分かりにくいネーミングセンスである。


ちなみに、咲希ともう1人同じような美少女姉妹を合わせて4大ヒロイン(4H)と呼ばれている。ちょっとダサい。


まあ、もう異世界に来ちゃったから中々そう呼ばれることはないと思うが。


と思っていると成都さんがぶっ飛んだことを言ってきた。


「私、異世界に行ったらメイドになってみたいって思ってたんですよね。そのために一生懸命勉強もしていたくらいです。ということで、私をあなたの専属メイドにして異世界に召喚した責任取ってください。」


「うん、聞き間違いかな?」


「いえ、聞き間違いじゃないです。私をあなたの専属メイドにしてください。多分あなたは信用できると思いますし。たぶん」


「たぶん…。本当に良いの?」


「私の夢が叶うならどうってことありません。」


「もっと自分を大切にしなって思うんだが、まあそうしたいなら良いよ。よろしくね?」


「よろしくお願いします。ご主人様♪」


こうして、何故か成都さんが界の専属メイドになった。そういえば【空間】使う前も側付きメイドいたよな?俺ってメイドとは切れない関係なのかな?

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