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僕はその日最後の嘘をつく  作者: 相模原
2/4

私と彼

一話を見て、次話まできてくださった方に感謝を。


盲目の少女の視点です。

その日、私は道に迷いました。

道行く人に尋ねても、


「急いでるから」


など、道案内を断られ途方にくれている時に彼はやってきた、断られると思いながらも


「すみません、道をお尋ねしたいのですが」


あぁ、この人もダメなのだろか、私がそんなことを考えていると


「いいですよ」


そうですよね、ダメですよね、皆さん自分のことでいそがしいですもん・・・え?いいんですか?そんなことを思っていると、彼は目的地を聞くと、優しくその場所まで送ってくれた。


「それじゃあ、お気をつけて」


あ、行ってしまう、何かできることは

私は考えらよりも先に、言葉を口にしていた。


「あの、お礼か何かしたいのですが」


彼は、こんなことは当たり前だと私の申し出を断った、そんなはずない、彼が来なかったら私はここにたどり着けなかった、彼以外の人たちは私を邪魔者のように避けて行った、当たり前のことを当たり前だと言える彼はとてもすごい人なのだ。

そんなことを思いながら、少しの間彼と押し問答が続き、彼から連絡先を聞くことが出来た。


多分きっとこの時から私は彼に少し惹かれていたと思う。


それから数日後彼と会う約束を取り付けることが出来た。


私は時間に余裕を持って、家を出た




・・・・はずだった、ここはどこ?乗る電車を間違えた?とりあえず、彼に電話をしなければ、怒られることを覚悟して、私は彼に電話をかけた。

事情を説明すると、彼の口から出て来たのは、鋭く冷たい言葉ではなく、


「そこに迎えにいきますよ」


とても優しく暖かい言葉だった。


彼とどうにか合流できて、私がずっと謝っていると、彼が急に笑いだした。


私は思わず、頬を膨らませる


「なんで笑っているんですか」


と言う。

多分、私のことを気遣って笑ってくれたのだろうと私は思う。

彼には、出会ってから助けられてばっかりだ。


それから、駅の最寄りの喫茶店で彼とお話をした、ほぼほぼ私の身の上話で彼は、ずっと聞いてくれていた。

気づくと、夕方の時間になっていた。


別れ際、私は何もできていないことに気づいた。


「なにか、お礼をしたくて、今日お会いしたのに

また、ご迷惑をおかけしてしまって、私はどうすれば・・・」


私が困っていることに、気づいたのか彼は


「じゃあ、また僕と会ってくれますか?」


私は彼の言葉に心臓が跳ね上がったのを感じた、私は生きてきてこんな気持ちになったは初めてだった。

きっとこれが、噂に聞く恋というものなのだろう。



ーーこの日、私は彼に恋をしたーー

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