第二話 バカのプロローグ 勝手に打ち切るな!byジーン
「でりゃあああああああ!!!」
相変わらず声が大きい
腐れ縁なアーサーの長剣が繰り出す斬撃が
マッドベアの胸をえぐり内蔵をかき乱す
「アーマード・ブレイクぅぅううう!!!」
続けて返す刃でアーマドボアの鼻先から後頭部を切り裂き
周囲に血潮をまき散らす
「は、相変わらず魔物共は多いな!!」
このバカが言うとうり馬車で街を出て2日で通算57匹目の魔物を狩ったのである
それもこれも俺のスキル人柱SSSが周囲の魔物を引き込むのだが、わざわざ言う必要は無いし
同じ馬車にのる連中に迷惑が掛かる前に
バカアーサーが全部切り捨てるから逆に素材取れまくりでヒャッハー状態で
馬車が獣臭い位だ
「いやはやこれも魔王復活の影響かねぇ」
「まあまあ、悪魔が出てくるわけでもないし殆どの魔物は
あの剣士さまが片付けてくれるからこの旅は安全なんだからあんしんしなって」
こんな声が聞こえるが無視無視
アーサーが強い理由なんてユニークスキルのドラゴンズパワーがあるからであって
あいつ自身の剣技なんて大した事なんて無いっつうの
「おう、ジーン!終わったから洗ってくれ」
そして昨日に続き今日も血まみれなバカが声をかけてきたから
青の魔眼で作り出した水弾で返事をしてから俺は昼寝を決め込むのであった。
俺の名はアーサー・ケンリッス
貴族の三男坊として生まれた転生者だ!!
まさか自分がファンタジーに転生するなんて体験をするとは思わなかったがまぁいいさ
今の俺にはチカラがあるからな!!
このドラゴンズパワー、ドラゴンズスピード、ドラゴンズセンス、ドラゴンズボディがある限り!!!
最近は魔王の復活が噂されているし
今の内に鍛えないといけないといざ魔王との戦いで苦戦しちまうからな!!
思い立ったが吉日!!
迷宮都市に行くことを豚親父には反対されたが関係ないね
世界が俺に助けを求めているんだからな!!
それに、俺には頼れる相棒ジーンがいる!!!
突然の転生で混乱していた俺が初めて会った人間で幼馴染!!
いままで会った人の中でも最高ステータス持った奴だ
これがそのステータスだ!!
【ジーン・コウリアス】
【種族】人間
腕力 C
速力 A(逃げ足)
知力 A(秀才)
体力 C
耐久力 B(頑丈)
魅力 D(平凡)
精神 AAA(超人)
魔力 E
【職業】
庭師見習い
【スキル】
騎乗B 馬を乗りこなす
逃げ足A 脱兎の如く
雷迅剣A その剣、雷迅の如く
青の魔眼S 14歳の闇歴史的奇跡
これでジーンが女っだたら最高なんだが、まぁ諦めよう
女の子との出会いは迷宮都市ですれば良いさ!!
チートスキルに貴族として得たこの世界での知識と恵まれた環境
そして魔王と勇者!!
これだけこれはもうこれは行くしか無いだろ
世界が英雄を求めているんだからな!!
その為にも今日も魔物を相手に練習だな
俺の、俺たちの旅はこれからだ!!!!
ステータス
【ジーン・コウリアス】19歳
【称号】転生者 生贄 不適合者 森の捨て子 蒼の寵児
【種族】人間(偽装)(チェンジリング エルフ)
腕力 C
速力 A(逃げ足)
知力 A(秀才)
体力 C
耐久力 B(頑丈)
魅力 D(平凡)
精神 AAA(超人)
魔力 E
【職業】
庭師見習い
【スキル】
ステータス確認A 自分の事で知らない事は無い
騎乗B 馬を乗りこなす
変身(人間)A 親でも気付かない
逃げ足A 脱兎の如く
雷迅剣A その剣、雷迅の如く
魔法妨害波AAA 雑兵風情の魔法が効くか
青の魔眼S 14歳の闇歴史的奇跡
人柱SSS 魔にとって奇跡的な御馳走でランクアップの元
チキンハートSSS ザ・ビビリ
【ユニーク】
蒼の秘級 蒼き奇跡はここにある
外宇宙ノ侵略者 SAN値直葬な猟犬、後ろに気よつけろ
世界蛇ヨルムンガンド(封印中) 我は世界を喰らう
邪龍の心臓ゾロアーク(封印中) 邪悪なる心音、未だに亡くならず
無限縛鎖牢獄(封印中) 捕まれば逃げられない