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「僕のやつ、先輩つけて下さい。先輩のやつ、僕がつけますっ」
ちょっとお昼には早いけどって、ハンバーガーショップに入って、お腹を満たしてから、スマホケースを付け替えようってなって。
どうせなら真鍋先輩に付けて欲しいって思って、僕のスマホを真鍋先輩に渡した。
「それ、なんか意味あんの?」
そう言いながらも真鍋先輩は、僕にスマホを渡してくれた。
意味………意味かぁ。
「嬉しさ倍増?」
首を傾げながら疑問系で真鍋先輩に言ったら、また笑われた。
何か僕って真鍋先輩に笑われてばっかりのような気がする。
「先輩、笑いすぎです」
「発想がいちいち可愛い過ぎだわ」
「ガキっぽいってことですか?」
それはそれで嫌だな。
そう思いながら聞いたら。
真鍋先輩が、急にふっと笑うのをやめるから………すごく、ドキッとした。
「違う」
「先輩?」
「ガキっぽいとは、思って、ない」
「……………うん」
なら、良かった。
良かった、けど。
真鍋先輩があまりにもじっと見てるから、恥ずかしくなってきて。
心臓出ちゃう。
視線を、そらした。
そして、真鍋先輩のスマホから古いスマホケースを外して、さっき僕が買ったスマホケースを、被せた。
「ほら」
「僕も、できた」
赤と緑の迷彩柄のスマホケース。
お揃いの、スマホケース。
並べて持って、眺める。
「嬉しさ倍増した?」
優しい声で、真鍋先輩が僕に聞いてくれた。
「5割増し!!」
「増えてんじゃん」
「だってやっぱり嬉しいっ」
ほらーーって、真鍋先輩に見せたら。
「いいじゃん」
って、ひとこと。すっごいすっごいカッコよく笑って、言ってくれた。




