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「じゃあな、プラシア」


勇者たちは私に暴言を吐きその場をあとにしようとする。


このままでは以前と同じようになってしまう。


そうだ。

あの時師匠がいなくなり、魔王軍の敵と対峙し、負けたんだ。


私はこの世界に来て誰も救うことができていなかった。


この勇者パーティーの3人もこのままでは消えてしまう、今度こそは…


でも無力な私に何ができるのか。


躊躇って、しまい足が震え動かなかった。


「ダメ、そっちへ行ってはダメなんだ。」


私の出した大声に、3人は足を止めた。

気弱な性格だったものが急に叫んだことがびっくりしたのであろう。


「だからさあ言ったじゃんか。君は近接戦闘しかできない。この魔法至上主義のこの世界でね。俺たちはお前が死なないように、サポートをしてきた。でもお前が敵を倒せたことはあったか。」


「うるさい、誰かを守るために理由なんているもんか。お前らはムカつく、でも死んでほしくない。先に進めば、魔王軍の敵に出くわす。あなたたちの力ではまだ敵わない。」


私は自分の気持ちを、言葉に乗せた。


少し感情的になりすぎてしまったが、これほどの熱意がないと引き止められない気がした。


「弱いくせに、俺に意見してんじゃねえ。」


彼が魔法を発動しようとした瞬間、私の刃は彼の喉元近くに今にも突き刺さろうとしていた。



「私は弱いやつです。でも、助けたいんです。もう誰も死なせたくないから。」


勇者は私が何を言っているのか理解できていないようであった。


「うるせえ、それでも俺は行かなければならないんだよ。勇者だから期待に答えなくちゃならないんだよ。」


勇者は私の剣を払い、2人を連れて魔王城へと向かった。


やはり、私は弱い。

彼の強い意思には抗うことが出来なかった。

ぜひ星をキラキラさせて次話をお読みください。

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