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私は家に帰りたい  作者: Arisa
Period 1.4
36/36

13 悪魔と宝石

「別にいいけど・・・」

アリシアさんと手を繋ぎます。

「これ本当はとっても難しくてできるかどうかわからないものなのに、どうして、エミはとっても自信があるの」

「それはですね・・・」


そして、私のボストロニックにある私の部屋に転移しました。

「はい、転移しましたね。実のところ転移魔法自体知っていたんです。」

「え?知っていたの?それならなんであんなことを・・・」

「今まで黙っていてごめんなさい。私、時間を遡ってきたんです。この転移魔法も時間を遡る前にも教えてもらっていて・・・」

「時間を遡るって・・・またまた。」

「これを言ったら信じてもらえると思います。私の時間軸であなたはいいました。あなたは全裸にならないと魔法を使えないということを」

「嘘でしょう・・・誰にも言っていないことなのに」

これまでの経緯をアリシアさんに話しました。

「なるほど・・・つまり、ボストロニックからあそこへ転移された際に偶然時間を遡る魔法にかかってしまったのね」

アリシアさん、納得しました。


「そうそう。ボストロニックは裸でも街に出ていいそうですよ?」

「やめてよ。人前で裸になるの、わたしが恥ずかしいし」


----


こうしてアリシアさんは自前の転移魔法でネコニアへ帰っていきました。

もうネコニアで泊まる必要もない。だって私には"思い出"で転移できて、いつでも会えるのだから。


それでも私は翌日にはまたネコニアへ転移し、冒険者になるための手続きをしました。

一応"冒険者"の資格は取っておいたほうがいいかなと思って。


そして、あのネコニア近郊のダンジョンを攻略するためにあのダンジョンへ転移しました。

よかった。まだ未発見で。


そして難なく攻略成功し、ダンジョンコアも破壊しました。


以前と違ったところもありました。

魔物を倒した際に、魔物から何やら宝石を見つけたことです。


後ほど鑑定してもらったところ、あの「ルトラ・ライト」だったのです。

これは魔王にプレゼントすることにしました。

これであの魔導書の件は解決するでしょう。


----


そして、私はボストロニックに戻り、部屋の荷物を片付け、アパートを解約。

またいつでもここにこれるからいいよね。


ということで、私はあの場所へ転移しました。

日本側の私の家へ!


転移成功。


ひとまず私の本当の居場所に戻ることができた。


でも、この家に誰かいるような。

あ、そうか。

時刻はもう17時を過ぎていたんだ。

誰かがいてもおかしくはないんだ。


扉を開けた瞬間・・・・

「・・・どうして、どうしてここにいるの!?」

そこにいたのは真央でした。


あれから、またしてもてんやわんやでした。

そして、またしても「念のために」と病院で検査することになりましたが、やっぱり体には特に異常など全くありませんでした。


----


そして、アガサさんの魔導書の呪いについて。

魔王に渡したルトラ・ライトのおかげで魔導書の呪いは無事解除され、悪魔は消え去ったとのことでした。

これにて、めでたしめでたし。

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