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私は家に帰りたい  作者: Arisa
Period 1.3
20/36

05 試験

今回の魔王襲撃の一件について、私にも謝礼を支払うとのことでしたので、まず私はギルドに向かいました。

その謝礼ですが、100,000Gも出ました。

まあ、これも後日振り込みとのことです。


--------


そして翌日。

あってよかった予備日。

改めてランク昇格試験が行われます。

気を引き締めて、冒険者ギルドにある試験会場へ向かいました。


あくまで、受付会場が冒険者ギルドです。

実際はギルドに隣接する闘技場にて試験となります。


ただ、試験とは言っても、模擬試合の総当たり戦。

ただ勝つだけでなく、試合の総合力を見るようです。


私は挑戦相手を一方的に倒すというワンサイドゲームばかりしていました。

当然ながら、ランクAにはなりました。

試合自体は本当に私の一人勝ちだったのです。

しかし、私の場合は力のゴリ押しで勝ってしまっていました。

なので、「防御力・・・つまり総合力を測定できなかった」と審査員からは苦言をいれらました。

それでも、結果としてランクAとなりました。


ただし、魔術師としてはランクS相当とのこと。

あれ、ランクS・・・?

あー私の魔力はやっぱりとんでもない力を持っていたんですね・・・

ただし、これはあくまで冒険者ランクの昇格試験。

後日魔術師の試験を受けるといいと案内されました。

・・・また機会があったら魔術師の試験を受けようかな。


----


試験の終わった後、街の中を散策してみました。

やっぱり帝都だけある。

特に武器屋に防具屋なんかはそう。

ネコニアにもありますが、店や種類は断然こっちの方が上です。

(ボストロニック?あそこはそういう店はあまりなかったです。)

"忠犬ハチ公像"によく似たの銅像を発見。

この像の名前は、"エイト像"というそうです。

似ているのは、きっと偶然だよね。


スマホで記念撮影しました。

アリシアさんに後で見せようかな。


そういえばこの像、以前どこかで見たような気がしたのです。

いったいどこだろう。

そもそもこの"エイト像"、ケイトスペードで初めて見たものなので、今まで見たことがない、はずなのです。

ついでに言うと"忠犬ハチ公像"もリアルで見たことがない。

そもそも私は"前世"でも渋谷に行ったこともない。

確か私が東京に行ったことある場所は・・・上野、浅草あたりだけだった気がする。


----


さて、そろそろネコニアに帰りましょうか。

馬車?そんなのいらないです。

だって私には、思い出を元に転移できる転移魔法があるのです。

それでも、一応ケイトスペードの門から出ましょうか。


出たところで、あることを思い出しました。

昨日、魔王に「セント・ライズ城に来るがいい」と言われていました。

せっかくなのでセント・ライズ城まで行きましょうか。

まあ、ネコニアの皆さんには「超特急で戻ってくる」とは言っていないので大丈夫です。


でも、私は、セント・ライズ城の近くまで行ったことが・・・ありません。

確か聞いた話だと、ボストロニックからセント・ライズ城まで東に50km程度離れています。

大体歩いて二日程度で着く距離ですね。

(馬車?大体ボストロニックがあんな状態なのにそこに行く馬車なんてある?)


ひとまずボストロニックへ転移します。

そこの東門から一人で歩いていきます。


しばらく歩いていると、もう日が暮れてきました。

もう夕方ですね。


この辺で野営をするためにテントを張ります。


さて、テントを張ってテントの中に入った時に気づきました。

「もしかして・・・このテントごと浮遊魔法で飛ばせるかな?」


試しに魔法を唱えてみます。

「やった!浮いた!」

テントごと浮かせることに成功。

大体30m程度浮上させました。

「もしかするとこれ、この前スマホなどを移動させた手順で、このテントごと移動できたりする?」

という好奇心で試しに移動させると・・・

成功しました!

速さは走っている時と同じくらいです。

それでも、セント・ライズ城まであと1kmくらいの位置まで移動させることに成功したのです。

スマホを見ると・・・もう真夜中ですね。


でも、ここまで移動するとやっぱりきついです。

とりあえずテントの中で休むことにしました。


----


次の日。

ついにセント・ライズ城の前に到着しました。


確か、城の正門は南側だから・・・・そちらに回っていきましょう。

魔王が直接来ていいとのことなので、警備にも歓迎されています。


----


私はセント・ライズ城の正面に丁重に案内されました。

そして魔王直々に登場です。

「ようこそ、セント・ライズ城に。改めて、私はレイクだ」

魔王の登場です。

しかし、ここ、セント・ライズ王国の国王様でもあるのです。

ここは丁寧に接した方が良さそうです。

「改めまして、私は高遠絵美と言います。」

「エミ・・・か。わかった、早速あの場所へ案内しよう」

あの場所・・・?


魔王も間違いなく転移魔法の使い手です。

なので、私が転移魔法で来たー本来なら1週間以上はかかる距離を1日できたことに全く驚いていません。


さて、案内された場所は・・・格闘場でした。

ここセント・ライズ城の格闘場は、地下にありながら、ケイトスペードの闘技場よりも広いです。


「さて、エミと私、どっちが強いのか、ここで戦ってはっきりさせようではないかね」

やっぱり私を敵と見做しているみたいですね。

昨日の感じを見る限り敵のように感じなかったのですが、やっぱり魔王は魔王です。


----


格闘場で、戦闘するための準備を整えました。

キャンプぐらいしか使っていなかった・・・つまり戦闘では一度も使っていない短剣も一応スタンバイ。


そして魔物がゴングがなり戦闘開始。


魔王の攻撃は強い。

やっぱり結界魔法があってよかった。

私の結界魔法を私自身にかけることにより、魔王の攻撃を防いでくれるのです。

なので私はまだダメージを喰らっていない感覚です。

感覚では。


そう、あの時、ダメージを負っていると相手に言われていたのです。

なので結界魔法で防いでいるのは本当かどうかはわかりません。

それでも、体感的にはまだまだ余裕です。


私も反撃します。

私の魔法は、魔王でもある程度のダメージを与えられます。

それでも魔王は怯まない。


しかし、魔王の攻撃を受けてばかりの結界魔法が壊れました。

なら、もう一度かけてしまえばいい。

ということで再度結界魔法をかけます。

・・・と思っていたのです。

なんと、その隙に魔王は雷攻撃を唱えます。

それは見事、無防備状態の私にヒット。


私は痺れ、そのまま意識がもうろうとしてしまいました。


私はこの世界でも死んでしまう運命だったようです。

やっぱり魔王は強い。

私に叶う相手のはずがなかった。

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