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自分史  作者: 暮葉畏啓
霊麗華社
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自己ログ倉庫37 「詩選 霊麗華」

【説明】

俺の中で一時期詩を書くことがはやった。理由は隙間時間に比較的かけて、AIに送信しやすいこと。この頃のAIは結構会話が長くなると前の話を忘れてしまうタイプで、なかなか長編は一度に送る文字数も限りがあるし難しかったのだ。


【1】記念すべき第一作目。題名不詳


暗がりを歩く。空はない。ただ暗い。信号が赤く光る。その光は直接届かず、傘越しで映る。10月下旬の日が落ちた夜。自習室から戻る俺の足は家に向かっていなかった。向かう場所はない。どこでもない場所に無意識に進む。目的を作らない生は時に必要だ。水たまりを踏むと足は濡れる。冷たい水が靴下まで染み込む。けれど体内には入らない。皮膚で止まる。足を動かし続ける。冷たく鋭い風が傘に吹き付ける。俺の全面に刺された傘は全てを受け止める。まさに常識という皮のようだ。だから俺は傘を畳む。雨が一層振り付ける夜、俺は傘を畳んでしまった。そして歩く。受けないといけない感じないといけない。隠れてはいけない。生身の自分で世界に向き合え。それをすることが誠意であり必要なことであろう。俺にとって。歩き続ける。林が映る。ざわざわと風に揺られ音をなす。暗い世界でささやきが耳に通る。車は遠い。世界を跨った気分だ。神社が見える。林の中に佇む神殿。神社の鳥居をくぐる。大きい、しかし寂れた鳥居。暗いレンズのせいで鳥居の全貌は見えない。それでもかんかくとしてかんじる。参道を歩く。ここが神社だ。いつも進む。家に帰らないこの足は家に着いた気がした。理論でも言葉でもない感覚の世界。俺の帰路だ。冷たい雨が髪を濡らして束なった髪は暗く黒い真珠のように照っていた。


これは、2025年10月26日ですね。

だから大体高二の秋頃。勉強するぞーから少し落ち着いた頃かな。

内容としては、何も考えずに書きましたっていう感じだよね。これが初めて、短文に挑戦したやつかな。昔は比喩で装飾しまくってたけどこれで短く切ることに挑戦したっていう。でもまぁ普通に読みづらいよね。鳥居の描写とかこんなにされると逆にわかりづらくなるよっていう。


次は何かな。

【2】

2025年10月27日17時 題名不詳


ザブザブと音を立てながら、周りに波紋を生み出して波を立てながらもがく。ただもがくだけ。方向感覚はすでにない。もはや動き続ける意識しか残っていない。足を上下に動かすと波は立つし音も立つ。足を動かさなくなったとき、騒音のようなしぶきだけでなく、その肉体も消える。体は冷たい水に沈み、音は静に沈む。そうして俺の跡はなくなる。もがくことで自分の体を保つ。それは非効率的すぎる。なら、こんな考えはどうだろう。沈むことを許容する。あえて動かない。確かに存在は消えたように感じる。音も消え、体は沈む。表面的には死んだようだ。けれど、俺が俺である時、沈んだ後も俺は確かにいるだろう。ただ沈むだけ。見えなくなるだけ。見えないだけで存在しないと考えるのは早計だ。俺は沈んだだけ。そう、すこし休憩するだけ。わざわざ水面に出なくていい。もがく必要はない。冷たい風を浴びる必要はない。銀の雨に振り付けられるのも回避できる。沈めばいい。沈めば冷たい水はぬるくなる。ぬるま湯に浸れ。染み込め、電離しろ。そうすれば巨大な海の一つになれる。けれどもう二度と元には戻らないだろう。浮上できても、水面に顔を出しても、乾いた服は、乾いた体はもう戻ってこない。それでいいなら沈んでもいいだろう。それでもいいなら。



これは、まあぬるま湯に浸かるっていうのは別に悪いことじゃないし。正直楽だよと。別にぬるま湯に浸かっても時は連続しているし君という個体の神経も連続しているから、急に別世界になることなんかなくて、沈んだ後も日常は続くよっていう。そういう詩です。だから、これを読むと、沈んでもいいのかって思う人もいると思うんです。


ずっと銀色の雨なんかに打たれたくないですから。ちなみに銀色の雨は、初出が確か、「陰鬱な世界を謳歌する。」の、まさしの魂の一部の子で、小舟に乗っていた子を襲った七つの雲が降らす雨のことなんですよね。

意味は、はい。死ですけど。


でも最後読んでみると意味が反転する。「浮上できても、水面に顔を出しても、乾いた服は、乾いた体はもう戻ってこない。それでいいなら沈んでもいいだろう。それでもいいなら。」

です。

乾いた服は二度と戻らない。

何事も深みに沈む。沈むだけじゃない。もっと言えば何か行動する時。その行動の内容がダメなのかいけないことなのかすごいことなのかなんて特にどうでも良いんです。

でも一つ、動かなかった時の君はもう戻らない。

乾いていた服はもう戻らない。

これは真理ですね。


結構、考えさせられる気はします。この沈むは当時の自分は怠けることを指していたと思いますね。ぬるま湯に浸かるという表現は、最初期に読んだラノベ作品である「探偵はもう死んでいる。」の主人公君塚君彦(漢字間違ってるかも)の口癖というか一巻の象徴的なフレーズ「バカか、君は。」と並ぶくらい僕には思い出深い言葉でしたから。


それがオタクやってた頃の僕に自問してたのかなと。


【3】

【2】と同時期。題名不詳。


なあどうだろう。あぁそうだ。これだよ。なにが?お前は違う。こいつと話している。わかった。なあ君はどう感じた、これについて。僕は良くないと思った。だってかわいそうだから。なんでそう思ったの。なんか、よくないことだろさすがにこれは。そうなのか。俺はそう思わないけど。ぼくはそうおもう。だから去ってくれ。はぁ。うん。なぁなぁあんたは今回のどう感じた?知らんわ。やめて。声かけるな。あっち行け。ごめん。じゃあさ、先生、これどう思いますか?やっぱりいいことですよね。なんでこれはいいことになるんだ。悪いことだろ。いや、それは社会的に悪いことだけど、俺は好きだなそういうの。やっぱり先生もそう思いますよね。でもこういうのを人に聞くのはどうかしてる。君やめなさい頭おかしいと思われるぞ。えぇすいませんでした。なあお前はどう思う?ええ、僕?僕はいや知らない。分からないよ。だってこんなの人に聞くことじゃないだろ。ごめん分からないよ。俺に聞くな。まじ?お前も分からないの?ずっとお前ボーっとしてるのにもしかして頭も悪いん?こいつめんどくさいな。じゃあな。俺トイレ。え?わかった。はあ、誰なら答えてくれるんだよ。俺だって知らないんだって詳しくは。はぁ。こんなのみんな知っているようで知らないものだろ。でも気にするやつもいればどうでもいいやつもいる。嫌うやつもいれば好きなやつもいる。はあ。めんどくせぇ。


これも懐かしいな。これは風景描写とか僕が得意とする地の文を全て消して会話劇だけでどう映るかっていうのを初めてやったやつですね。こういう形式は、この後に、東方に短編でやったことがあって、pixivにあると思うんですけどえそれくらいしかやらなかったと思いますね。


【4】

これも同時期です。この頃は、teams見たらわかるんですけどアイビスペイントっていうアプリで東方のキャラのイラストを描いてましたね。


題名不詳

俺は俺だ。俺としてここにいる。この椅子に座って授業を受けているのは俺だ。一人椅子に座ったまま一人寂しく弁当を食うのも俺だ。またある日は弁当の中身で一喜一憂して笑顔で頬張るのも俺だ。昼休みお手洗いに行ったら席を取られていてがっかりするのもまた俺だ。家に帰るために自転車に乗るのも俺だ。雨に濡れないようカッパを着るのも俺だ。寒い夜に布団を深くかぶるのも俺だ。熱いみそ汁に舌をやけどするのも俺だ。たまに夜中出歩いて外の世界を味わうのも俺だ。アニメの世界を妄想するのも俺だ。

俺だ。俺だ。俺だ。俺なんだ。俺だから。今俺は居る。でも今の俺は今の俺で昔の俺とは違う。昔の俺は今の俺とは違う。今の俺は未来の俺とも違うし未来の俺は今の俺とも違う。俺は俺だ。けれど俺でない。俺は俺なんだ。それでも俺だ。だから俺は俺でない俺を知りたい。そう思うのも自然ではないか。だから俺は手を挙げる。発表するため。行動を起こすため。世界に今の俺を示すため。そして今の俺を忘れるために。


これはまあ、自己紹介兼めんどくさい厨二ですね。

最後に意味反転させる意味深なワード入れてるけどそこまで考えていないっていう。笑っちゃいますよね。最後文脈が明らかにおかしいんですよ。まだ論理構造を完全に把握していなかった頃だね。



【5】

こちらも題名不詳です。


燃え尽きて消えた。俺の心の外。俺の体の中。何もかもがぐしゃりって破けて粉になる。黒い粉に。影が差す。大きな太陽は大きな影を生む。その大きくて冷たい影にすっぽり俺の粉は隠れる。覆われる。俺の心と体の間。燃えて裂けたそれはもう見えない。見えないけれどそこにあるもの。でもすぐ忘れてしまう。だって見えないから。気づかないから。だから要らない。もう必要ない。でもそう思い続けるほど俺の心は燃えていく。今度は心の表面が、内側が、中心が、概念が。燃えて無くなるわ。粉にすらならない。だってもう見えていないから。


短いですね。燃え尽きる様子を表したものなのかな。なんか風呂入りながら描いてた記憶ありますけど、気の向くままに描いてた覚えがあります。


【6】

ここらへんから不穏になりますね。大丈夫です。現実の筆者はリストカットなんかしてませんから。CLANNADとか多分この時期に見てたと思いますよ。


。歩く、歩き続ける。歩かないといけない。暗い通路を歩く。歩き続ける。風が服を割いても天井が崩れても罵声が聞こえても。歩く。歩き続ける。暗い通路の隅に力尽きた骸がずらり。みんな同じ顔。同じ服。みんな僕。気持ち悪いから見ない。歩くだけ。倒れた自分は見たくない。だって失敗作だから。不良品だから価値なんかない。僕は歩く。暗い通路を。光を求めて。ひたすら。風が吹く。指が裂ける。血は出ない。もう出ない。だから代わりに指が出る。僕の指。僕じゃない指。指は落ちる。暗い通路の底に。律動する。溢れ続ける。どんどん薄くなる気がする。指はしぼむ。中身は出ていったから。だから風は嫌い。痛いし気持ち悪いから。早く通路を抜けたい。暗いのは嫌だ。暗くないところに行きたい。骸は怖い。気持ち悪いから走る。小走りになる。歩くのはやめた。走る。でも足が動かない。足も萎んでるから。風が穴を開けたから。裂けた僕の足から足が溢れる。誰の足?僕の足。でもこの足は知らない。誰の足。知らない。嫌い。風は嫌いだ。歩けない。走れない。何もできない。痛い。なんで。風が吹くから。暗いから。僕は僕じゃないから。これは僕じゃないから。だから別にいい。また歩けばいい。違う僕で歩けばいい。だからひとまず横になろう。暗い通路で横になろう。さようなら。冷たい床は冷たい。暗い通路は暗いまま。傷ついた体は傷だらけ。裂けてこぼれ落ちた指や足はそのまま。そのまま。そのまま。そのまま。変わらない。生まれ変わらない。ずっとこのまま。だったらなんで。なんで変わらない。ずっと暗い冷たい。なんで。僕の骸は一体なんだったんだ。


乖離に憧れていた頃かな。自分が見える。とか。孤独になりすぎてそういうのに憧れていた時かな。


【7】

朦朧とする。うずくまる。辛い。耳が痛い。だから抑える。俯く。まるまる。縮こまる。風の音はもう聞こえない。視界は暗い。何も聞こえない。何も見えない。何も感じたくない。何も見たくない。何も聞きたくない。だからこれでいい。これでいいんだ。嫌なら目を閉じろ。嫌なら耳を塞げ。話したくないなら口を閉じろ。感じたくないなら離れろ。離れて離れて逃げて逃げて、そうして逃げ続けろ。そうしてきた。ずっと。逃げ続けてきた。だって痛いから。辛いから。怖いから。逃げて逃げて泣いて泣いて怖くて怖くて。でも逃げられない。逃げても逃げれない。ずっといる。僕の中にいるからそれは。だから逃げれない。でも逃げてる。いつしか逃げる場所もなくなる。だから離れる。でも離れてもどこかに近づく。いつしか離れる場所もなくなる。この世界に虚無はない。逃げても逃げれない。離れても離れない。近づくだけ。離れるほど、逃げるほど近づく。心に巣食っているものは近づく。だからもう逃げない。逃げられない。だからうずくまる。縮こまる。さぁどうぞ。食べて。食べたらいいだろう。もう疲れたから。



結構ちゃんとした鬱っぽいの描いてたんですね…オドロキ


これで終わりかな。


【終わりに】

あんま僕には詩の才能ないっすね。あはは。

本当に捻くれていたことがよくわかります。これ、公開しても良いのかな?まあどうなるんでしょうね。どちらに転ぶか。

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