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自分史  作者: 暮葉畏啓
遊戯ろうろうとして時にむきあえばひね
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170/170

記念すべき自己ログ倉庫170は「これから遂行する絶対遵守の俺と雪ノ下雪乃の誓い」

雪ノ下雪乃はその才能と能力に秀でた孤高の存在である。


俺が守るべきはそんな彼女に近づくための日々のルーティン。


俺の中では、彼女がおそらく毎日こなしているだろうその過ごし方をそのままトレースする。


これに成功すれば、俺は雪ノ下雪乃に近づくことを果たせたことになり、ただの孤立したボッチではなくなるであろう。


ではルーティンを公開する。




朝5時

<起床>


朝トレ①

5時15分までに洗顔と歯磨き

5時30分まで自重トレーニング


朝トレ②

5時35分から英熟語帳50

5時55分から6時55分まで数学重要問題集


朝トレ③

ここからは無秩序の朝飯を挟みながら、

6時55分から7時20分まで古文・漢文の参考書を拝読。

(古文・漢文は日毎に交互に行う。)



<登校>

(学校へ向かいながら高校生ぼっちらしい俺ガイルの妄想を繰り広げろ!)



教室トレ①

朝学活が始まるまでの20分間、集中して化学重要問題集


教室トレ番外編

10分休憩の時は、時間を見ながら英熟語帳と古文単語を交互に見る


<昼食>

オセロをしながら昼食を摂る。その後すぐに図書館へ離脱し、ラノベを20分間読む。


教室トレ②

昼休憩後の10分休みはシス単を見る。


<帰宅>

(ぼっちだからこそできる風のような帰宅を行う。早く帰ることに集中し、

神社に参拝して1日の簡単な振り返りをイチキシマヒメノミコトに伝えろ!)


放課後トレ①

17時まで物理を集中して進める。その後、5分間の精神統一。それから再開する。

(尚、学校での授業中に化学の内職が1時間未満だった場合、再開後は化学を行う。)


<夕飯・風呂・ラノベ>

(最大の休憩時間である!)

夕飯は何気なく番組を見て食べる。番組に気を取られずに20分間のタイムリミットを意識する。

その後、風呂に浸かりながらおよそ25分間のラノベタイムを行う。

風呂を出たらすぐに歯を磨いて、寝る準備をすでに済ませておく。


夜トレ①

20時まで地理の参考書を進める。


夜トレ②

20時40分まで英語の長文を進める。徹底的に進める。


夜トレ③

20時40分から55分までの15分間で古文・漢文参考書(朝と揃える)を進める。


<就寝>

寝る支度を5分ほどで行い、21時に眠りにつく。

スターライトストリームを布団の中で聴きながら眠る。








最後に、未来の俺に伝えたい今の俺の言葉。


日々の行動や心の中での問いの積み重ねが自分を作る。

であるならば、俺は塔を建設するかのように真っ直ぐに、

それを積み重ねていきたい。

それが最も効率的なのだから。


日々の中で小さな達成感を積み上げることは、

小さな挑戦へのハードルを下げる意味でも重要な行為である。


雪ノ下雪乃を俺が憧れの対象に据えるのは、単に彼女が好きだからではない。

彼女は、俺がどれだけ積み重ねても越えられる存在でないからだ。



今俺は本気でこの計画を本気で遂行しようと考えている。

もし、未来の俺がこれを見て、せせら笑った時、これだけは問わせてくれ。

「お前はこの計画をしっかりとこなしたか?」


やる気のあるやつと、実際にしていないやつでは雲泥の差だ。

その笑いは自己保身のためではないか?


成長が毎日あるのならば、

退化もまた毎日あるはずだ。

退化を恐れるな。

退化を恐れて視野を狭くして殻に閉じこもっても、

有益な気づきなどない。退化を承知しろ。


俺のことが嫌い?一人ぼっちで可哀想って?

ああ、俺もお前のことが嫌いだよ。そうやって人を心配するようなふりをして、

自分の立ち位置を確認するお前が嫌いだよ。


軽い心配も同情もそれはただの自己中心的な行為だ。

実際には本気で取り組む意思もないくせして、自分の善性を確かめるだけの行為だ。

一人よがりな行為なら、せめて誰にも見えないところでしてくれ。

変に本気じゃない心配や同情はかえって迷惑だ。


優しくて思いやりのある言葉は俺の体を包み込むシーツだ。

反対に、冷たくて敵意に満ちた否定や罵倒は俺の体を貫く鋭利な針だ。


そして俺たちはシーツをいくら纏っていてもその枚数をいちいち数えることはしないのに、

一度でも針を刺されれば驚くほど長い間その傷をさすってしまう。

それが嫌なら針も通さない孤独のアルマジロになるべきだ。


挑戦すること、何かを目指すこと、努力すること。

それらは全て尊く素敵な行いだ。けれどいつも疑え。

尊くて素敵だと思われるために、それらの行為に縋っていないだろうか。

怠慢な自分から目を逸らすために、形式上それらに依存していないだろうか。


俺は縋っても依存もするつもりはない。

それは雪ノ下雪乃が絶対にしないことであり、

俺が嫌ってきたことでもある。


自己保身のために他者に迷惑をかけるな。

自分本位のために自分に害を与えるな。


本当に自分のためを思うなら、

自己中心的な行動は慎むべきだ。





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