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あっと!ヴィーナス!!  作者: 神崎理恵子
アポロン編
32/52

第三章 partー10(終章)

「大団円ということだ」

 ゼウスが手打ちにする。

「さてと……ディアナ!」

「はっ!」

 ディアナが傅く。

「天駆ける戦車で、二人を地上に送り届けよ」

「御意にございます」

 ということで、神殿に天駆ける戦車が呼び寄せられる。

 清々したといった表情で、戦車に乗る弘美と愛。

「ヴィーナス、こっちへ」

 と手招きして耳打ちする。

「いいな、ヴィーナス。弘美のことは任せる。あのじゃじゃ馬っ気の気性を直して、清楚な乙女になるように仕向けるのだ」

「判りました。そして……」

 言いかけるヴィーナスの口を封じて、

「言わずもがなだ」

 頷くヴィーナス。

「行くぞ、ヴィーナス!」

 ディアナが急かせる。

「今行く(返事をして)では、ゼウス様。行って参ります」

「よろしくな」

 一同戦車に乗り込む。

「振り落とされないように、気をつけろよ」

「分かった」

 確認してから、手綱を打つディアナ。

「はいよー。シルバー!!」

「ローン・レンジャーはもういいよ!」

 弘美と愛、端麗なる女神二神を乗せた天駆ける戦車は地上へと舞い降りていく。



 二人を見届けたゼウス。

 傍らに石像にされた黒服の石化を解いて、

「黒服よ」

 しばし呆然としていた黒服は、気を取り直して、

「はっ!」

「おまえには、下界に下りて弘美の身辺警護の役を命ずる」

「御意!」

「行け!」

 黒服は、羽をはばたかせて飛び上がり、弘美のいる下界へと降りていった。



 その頃。

 石像にされたアポロン。

「ちくしょう!石化が解けたら、必ず復讐してやるからなあ。ハーデスと共謀して地の底へと追いやってやる」

 と呪い続けていたとさ。


あっと!ヴィーナス 了


ハーデース/冥府世界編、につづく……

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