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あっと!ヴィーナス!!  作者: 神崎理恵子
アポロン編
30/52

第三章 partー8

「ふわっはっは!これは参ったな」

 と大笑いするアポロン。

 キョトンとする弘美。

「そいつが、愛をさらった誘拐犯のアポロンよ」

「それは本当か?」

「インディアン、嘘つかない……」

「ローン・レンジャーかよ」

「いやね、神夜映画劇場で地上デジタル放送の再放送やっているのよ」

 ヴィーナスが解説する。

「なんだよ、その神夜映画劇場ってのは」

「知らないのかよ。天上界で人気の映画シリーズだぞ。天上界でも地上界の放送番組と契約して再放送しているんだよ。今大人気なのが【神劇の巨人】というアニメだな」

 今度は、ディアナが説明する。

「知るわけねえだろ!天上界のことなんか」

「だよな」

「そんなことどうでもいいだろ?こいつが、アポロンなんだな?」

「それは間違いない!!」

 ヴィーナスとディアナがほぼ同時に答えた。

「やい!アポロンとやら、愛を返せ!!」

 単刀直入に詰問する弘美。

「ほう……。なかなかシャイな娘だね」

 反対の異義語で答えるアポロン。

「君って面白いね。たまには風変わりなのもいいかもな」

「返すか返さないのか、どっちなんだ!?」

「そうだね……。君が僕の妻になってくれるというなら、考えてもよい」

「つ、妻だとお!?」

 顔を真っ赤にして激怒する弘美。

 アポロンの思惑はこうだろう。

 ゼウスのお気に入りである、ファイルーZの娘を自分の妻にすることで、ゼウスに一泡吹かせてやろうということだ。

 人間には寿命があるので、いくらでも代わりの相手はいる。

「ふざけるなあ!」

 というとアポロンの胸倉をむんずと掴み、勢いよく背負い投げをぶちかました。

 それは見事に決まり、

「一本!それまで!!」

 ヴィーナスが宣言する。

 床にもんどりうって転がるアポロンは、一体何があったのかという表情をしている。

「ふん!」

 どうだ、参ったか!

 というように勝ち誇る弘美。

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