47話 心痛
達之が友里と一緒にレストランへ向かおうとしていた。
「友里、昨日の事安達に謝っとけよ、あいつも、闘っているから……」
達之は歩きながら喋る。
「うん……、言い過ぎたから、お姉ちゃんが羨ましかった……」
むっつりした表情喋る。
レストランまでもう少しの所だった。
「木村……?何でここに……、!?安達が倒れている!?」
達之は木村がいる場所まで走ると、安達が倒れていた。
「安達!どうしたんだ!」
倒れている安達の元に膝をつき、必死に呼びかける。
「分からないんです……、急に倒れてしまって、呼びかけても答えてくれません」
木村は達之に状況を説明してくれた。
「意識はありませんが、脈はあります……」
急に倒れた? 一体何が遭ったんだ……。
友里が倒れてる安達を見てしまう。
「お兄ちゃん……?何で倒れてるの?起きてよ、起きてよー!」
安達の元へ膝をついて泣きそうな声で呼びかける。
「お兄ちゃん……昨日はごめんなざい……」
意識の無い安達に友里は謝る。
達之は意識の無い安達をお姫様抱っこをする。
「安達を病院に連れて行く。このままじゃまずいかもしれない」
達之は冷静さを失わずに木村達に喋る。
「……分かりました、一緒に行きましょう」
三人は病院へ向かう。
そこまで遠くなかった、病院に入る。
ケイとマイが待ち伏せしていた。
『おや?押田君が安達君をお姫様抱っこで来たよー』
「……少し黙れ、安達は死んでない、病院利用して良いだろ!」
達之はしかめ面をしながら喋る。
『あぁ、死んでないからな、いいぞ』
意識の無い安達は入院する事になった。病室のベッドで眠っている安達を木村は側に座っている。
しばらく、二人きりにしてやろう。
達之は友里と共に病院を出る。
レストランへ行き、食事を終えて達之はコテージに戻った。
風呂等を済ませ、寝る準備ができ、ベッドで寝転がってる。
「……安達」
達之は意識が無くなった安達の事を心配しながら、常夜灯にし布団に入る。
ケイとマイからのメールが入る。
[今日の犠牲者は0人です。お休みなさい]
メールを見て、携帯を戻し、目をつむり眠る。
作者お気に入りは達之。
達之はもう一人の主人公。
達之視点書いてて楽しいです。