世界は変えられる
その日はずっとコウジくんと一緒にいた。濃いアイメイクの彼女の正体もわかって、幸せだった。
「ねぇ、私のこと好きになってくれて、ありがとう」
後ろから抱きしめてくれる大好きな彼に言った。
「うん?こちらこそありがとう」
「マホにもお礼言わなくちゃね」
スマホを取り出して、彼のもとから離れて、マホに電話をかけた。
『ふふっ、やっと気づいた?』
高い声。あぁ、顔が見えなければ声が似てることがよくわかる。いや、同一人物なんだけれど。
「マホ、ありがとう。つまらない私の大学生活を楽しく変えてくれて」
『それは、私の力じゃない。彼と最終的に付き合えたのも、私じゃなくてあなたの力。』
マホは濃いアイメイクの彼女の口調で言った。
『なんてね。やっと濃いメイクやらないで済むよ』
マホも楽しそうなのが電話越しでも伝わる。コウジくんが
「いつまで電話してるんだよ〜」
と言った。好きな人に呼ばれる。本当に本当に幸せだ。
「ごめん、呼ばれたから切るね」
マホにそう告げる。
『うん、おやすみ』
「おやすみなさい」
電話を切ってコウジくんの元へ行く。
大好きな彼が笑顔でそこにいた。
つまらない毎日は変えられるよ。
あなたの元にも濃いアイメイクの彼女が現れますように。
最後まで読んでくださった方々!ありがとうございました!はじめての作品でこのサイト自体にも慣れてないこともありましたが無事完結できてよかったです。これからも書いていこうと思いますので是非よろしくお願いします。




