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ネビール王国

「アルクス王子は嫡男ではないか。」


「、、、忘れてました。」


「王女様は面白いですなあ。アハハハハ。」


「、、、すみません。」


「あ、あの!!」


「ん?どうしたのだ?」


「婚約の話をしにきたんじゃ、、、。」


「おお、そうだそうだ。改めてニーナ、よく聞きなさい。彼がお前の婚約者になるアレン王国のアミレス王子だ。」


「アミレスです。、、、。」


「?ニーナでございます。」


「あの、、、。」


「はい?」


「よろしいのでしょうか?」


「なにがですか?」


「婚約なんて、僕、まだ、16才なんですが。」


「アミレス王子、そんなことは関係ないぞ。」


「それに、ニーナ王女様は兄上が兄になるのが嫌なのでしょう?」


「そ、それはっ!」


「ニーナ、なにを言ったんだ?」


「えっと、、、そういうわけじゃ、、、。」


「俺はニーナが妹になるのは良いけどね。」


「はあ!?」


「まあ、まあ。」


「あの、それにっ!!」


「ど、どうしたんですか!?」


アミレス王子は突然に大声を出したと思ったら下を向いて黙ってしまった。


「あの、、、アミレス王子?」


「僕、女の子みたいなんです。」


「え?女の子なの!?」


「んなわけないだろ。女の子“みたい”なんだよ。」


「どういうこと?顏も名前も女の子みたいだけど。」


「ううー、、、。」


「あ、気にしてるのねっ。ごめんなさい!!」


「気にしてるっていうか性格も女々しいから別に謝らなくても良いんじゃね?」


「かわいそうに。気にしてないわけじゃないわよね?」


「はい。治そうと思うのです、婚約なんて聞かされて余計に、、、。」


「なら、良いじゃない。」


「ダメなんです。」


「んー。じゃあ例えばどんなことを治そうとしてるの?」


「えっと、、、寝る時にくまのぬいぐるみと一緒に寝るのとか、手芸が好きなところとか、甘いものが好きなところとか――。」


「うーん?、、、可愛いわ。私より明らかに女の子だわ、、、。」


「どうすれば、、、。」


「あらあら、これじゃどちらが王子でどちらが王女かわからないわね。」


「これから婚約だっていうのに、、、全く失礼しました。まさか自分で言い出すなんて、、、。」


「親父は黙って婿に出そうとしてたんですよ。ひどいですよねー。」


「先ほどまでこれで言い合っていたのですよ。ニーナ王女様もこんなのだと知ったら喜んで一緒になろうなんて思うはずないですから。ましてこんなお美しい女性なら。」


「ウフフ。お美しいなんてと――」


「とんだ勘違いジジイだな。」


「アルクス!!」


「、、、アルってこんなに口が悪いのね。お父様に向かってあんな口をきくなんて。」


「血は繋がってないけどなっ。」


「だったら余計に敬意を表しても良いんじゃないの?」


「だからこその親子喧嘩なんだろ。」


「なんでよ。アルってアレン王国が好きでしょ?だったら国王様も好きってことじゃない。」


「そうか?」


「そうよ。」


「俺は元々誰に対しても口が悪いんだ。」


「じゃあクリスはどうなのよ?あー、そっか、好きな人にはさすがに優しくなるわよね。」


「好きな人だと?」


「そうよ!!どうしてアルの婚約よりアミレス王子の婚約の方が先なのよ?」


「アルはそういった話になるとすぐにいなくなってしまうのです。まったく、厳重に何十人もの警備隊を見張りにつけても脱走をしでかすから厄介なものなのですよ。はあ、、、。」

「婚約が嫌だから脱走してるの?」


「ま、そうだな。」


「そうだったの。どうして?」


「どうしてもだ。」


「あ、もしかして!!」


――コンコン


「はーい。」


「お、お母様、、、。」


「失礼します。」


「「クリス!!」」


「クリス、良いところに!!」

「タイミング悪すぎ!!」


「な、なんですかっ!?」


「まあ、お菓子。クリス、ありがとう。」


「あ、はい。」


「さあ、皆さん、頂きましょう。あ、クリスもどう?」


「い、いえ。私は――。」


「そうよ。一緒に食べましょうよ、お菓子。」


「ダメだよ。クリスも忙しいんだから。」


「えっと、、、仕事はもう終わりました。」


「なんとっ!!」


「クリスは仕事が早いのよ。それに今日は特別、急いで仕事を終わらせたかったものね。」


「あ、そんなことは、、、。」


「でも、安心して?私の婚約相手はアミレス王子よ。」


「え?」


「アルの弟のアミレス王子よ!」


「え?じゃあ、、、?」


「良かったわね!!」


「あの!?」


「わかった!!クリスはアルクス王子のことが好きなのね!!」


「王妃様、、、。」


「そうなのか?」


「ち、違います!!国王様!!そんなわけありません!!」


「シルバ国王?」


「あ、申し訳ない。この者は使用人のクリスと言い――」


「ああ!!彼女がっ!!」


「どうなさったのですか?」


「昔アルクスが話していた子だな?」


「はあ。ああ、そうだよ。」


「話していた?」


「アルクスが養子にくる前に故郷で出会った少女の話です。」


「なーんだ。それからずっとクリスのことを想ってたってわけね。」


「うっ、、、。」


「アルクス様、、、。」






驚きの発言が連発です。なんだか急いで話を進めようとしているせいで、おかしくなってるかもしれません(>_<)

でもあと少しで無事に完結出来そうです(^_^ゞ


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