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去来の魔眼使い  作者: ゆっきー
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デート(?)

 ウリは気絶してから30分程度で目が覚めた。もう少し時間がかかると思っていたのだが、ウェンがある程度手加減をしていたらしい。そもそもあんなことするなと言いたいところなんだが…一旦置いておこう。


「で、アルとはどうだ?」

「あぁ、アルについては順調で明日の昼にはここに着くらしい。だから出発は明後日だ。それまではゆっくりしておいてくれ。」

「わかった。そういえばナハトは何処だ?」

「あいつは今は忙しいらしくてな。学園の復旧、ココウと一緒に拠点の見回り、学生たちの様子の確認、俺以上に忙しそうだ。」

「それはないだろうな…しょうがない。手伝いに行くか」

「そうしてやってくれ。あいつにも休んでもらわないと困る。」


そして俺たちはウリの部屋を後にした…


 部屋を出て学園に向かっているのだが、周囲からの視線が痛い。原因はもちろん…


「おい、ウェン、手を離してくれ」

「えー?いやだよー。今日は一日こうしておくの!」

「お前、一応俺と同い年だろ」


俺が19、ウェンも同じく19歳だ。なのにこいつはかなりの甘えん坊。しかも身長は俺より小さいときた。俺ですら160で、小さいのに、こいつは154程度、顔も相まって完璧な美少女なわけなんだが…そんなやつと一緒に手を組んで歩いてるため周りからの視線が痛い。そんな時だった。一人の男が声をかけてくる。


「おい、こんな時に女とデートとはいいご身分だな?スノー」


そいつはこの前、俺に喧嘩になりかけたルーラーの上層部の一人、サイナリだった。


「裏切り者のカラスのせいで、今のルーラーの雰囲気は最悪だってのによぉ?」


言ってることはまともだし、俺も同意見ではあるのだが、こいつがなかなか離れてくれない。無理やり剥がせなくはないが。魔眼を使われても面倒なため、何もできずにいる。


「誰、あんた」

「あ?テメェこそだr」


サイナリは一瞬で吹き飛ばされ、壁にめり込みながら気絶した。


「ダーリンに偉そうな口を聞いて…デートの邪魔をするな」

「おい、あまり問題ごとは…」

「待てや」


なんとサイナリはあの攻撃を受けたのに一瞬で戻ってきたのだ。


「テメェよくもやってくれたな?」

「うるさい。木偶の坊」

「あ?何だと?」

「木偶の坊って言ったんだよ」


ウェンの声が徐々にドスが聞いていき、男の声になっていく。


「舐めてんじゃねぇぞ。ガキが」

「お前の方こそ舐めんじゃねぇよ」


これは止めないとやばいか?そう思った時にはもう遅かった。というか一瞬だった。サイナリはなすすべなく血まみれになりながら倒れていた。


「ふぅ…じゃあ、デートの続き行こうか」

「あ…あぁ…」


サイナリもなかなか強かったが、相手が悪かったとしか言いようがない…俺はこっそり、ウリにメールを送って、サイナリは回収された。少し確認したが呼吸はあったため生きてはいるようだった。

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