第五十話「自由があった物語」
ようこそ
かつてこの物語には『終わり』があった
まさに、どこにでも有るようなファンタジーの『終わり』があるはずだった
『勇者』が『魔王』を倒し、『happy end』迎える
そんな物語があった
しかし、誰かがその秩序を壊したのだ
その秩序を治すため動くものが居た
カスト【どうした!考え事か?】
コウ「…」
カスト【そんなことが出来るとは、随分と余裕があるんだな!】
コウ「お前こそ、話している余裕あるのか?」
ドゴンッッッ!
カスト【んがッッ!】
ドサッ
カスト【がっ、ぐう…】
コウ「…」
カスト【ガァー…ハァー…ゲホッゲホッ!】
その者は原因を探った
何物が、どうやったら、秩序を壊したのか
答えを探すため、その者は旅をした
国を、土地を、世界を
時を超え、何度も繰り返した
カスト【…】
(強い…追いつけてすらいない
隙なんて物は、あっちがわざと作らなきゃ無い!)
コウ「来ねぇなら…行くぞ」
カスト【ぐっ…】
ガァンッ!!
ギリギリギリ…
カスト【ウ〃オ〃オ〃ォォォ!!!!】
コウ「…!」
ガッ、ギッ、ゴッガン!
コウ「遅ぇんだよ!」
グルアッ!!
カスト【げっ…!】
ゴスッ
カスト【グハッ…!】
それが報われたのか、彼は原因を見つけることができた
その原因とは、とある一人の人間が引き起こしていた
ただ、無意識に…
カスト【…クソッ!】
(当たらない…技術や速度もあるが
まるで全て判っているかのような…)
コウ「隙あり」
カスト【しまっ…!】
グザッ…
カスト【…ゲボッ!】
コウ「…」
ずりゅ
ドサッ
カスト【ぁ…ぅ…ぇぁっ】
コウ「…はぁ」
カツ…カツ…
カスト【まっ…ぇ、まっ…てぇ】
人間…かの者は恋をした
その者に
しかし、その恋は叶う事はない
カスト【ゃ…く…そく…まも…っ…ょぉ】
コウ「…ごめん
守るわけにはいかねぇんだ」
…
コウ「約束…そうだよな
守らなくちゃいけない物を俺は破ったんだ
ごめん…本当に」
テラス「準備、終わったよ」
コウ「ありがとな」
カスト【まってぇ…おいてかないでぇ…
一人にしないでよぉ…!】
コウ「すまない
じゃあな、『かの者』
また会う時が来たら、その時は約束を守るから」
どうも、紅です
この物語はここで一端の終幕を告げます
しかし、続きを書くことがあるかもしれませんので
気ままに待ってください
ここまで続いたボーナスとして第五十一話を書きます
内容としてはエピローグ+αという形で
では、お楽しみに




