エピローグ: 賢者の石の行方と新たなる脅威
魔の海域の荒波を、ガリオン・ハート号は奇跡的に乗り越えた。船倉では、オクシアとアメリが、負傷したジンク、ナトリ、ガリオの治療に当たっていた。幸い、全員命に別状はなかった。
秀城は、一人甲板に立ち、沈みゆく古代都市レムリアを振り返っていた。彼の手には、賢者の石の魔法陣(不完全)によって生み出された、虹色に輝く『賢者の剣』が握られていた。
「(賢者の石の正体は、魔法陣だった。そして、それを完成させるには、バークリウム(Bk)、カリホルニウム(Cf)、アインスタイニウム(Es)が必要だ…)」
アルケミスは、その魔法陣の情報を秀城が記憶したことを知っている。彼は、必ず秀城を追ってくるだろう。
「メンデレ」 アメリが、秀城の隣に静かに立った。 「アルケミスは、なぜ賢者の石の魔法陣を『不完全』だと言ったのでしょう?そして、『崩壊』の力でしか起動しないとは…?」
「分からない…」秀城は首を振った。「だが、奴がウラン鉱石を集め、超重元素を生成しようとしているのは確かだ。奴は、俺とは別のアプローチで、賢者の石を完成させようとしているのかもしれない」
秀城の脳裏に、アルケミスが言った「究極の元素」という言葉が蘇る。プルトニウムでさえ、究極ではなかったとしたら…?奴の真の切り札は、賢者の石によって安定化された、未知の超重元素なのかもしれない。
「俺たちは、アルケミスより先に、残りのアクチノイド元素を見つけ出し、賢者の石の魔法陣を『調和』の力で完成させなければならない」
ガリオが、舵を握りながら言った。 「バークリウム、カリホルニウム、アインスタイニウム…そんな元素、聞いたこともねぇ。どこにあるんだ?」
秀城は、元素図書館の深淵の区画で見た、石板の記録を思い出した。 「…手がかりはある。アルカイア様によれば、それらの元素は、ウーアの世界の崩壊の際、そのエネルギーによって『異界』へと飛ばされた、という伝説があるらしい」
「異界…!?」 「ああ。この元素界とは異なる、別の次元…『精霊界』や『魔界』と呼ばれる場所だ」
秀城たちの次なる旅は、この世界の法則すら通用しない、異次元への探求となる。
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║ ステータス (レベルアップ反映) ║
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║ 名前: メンデレ・秀城 ║
║ レベル: 19 ║
║ 職業: 元素錬金術師 ║
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║ HP: 2886 (2750x1.05) ║
║ MP: 2404 (2290x1.05) ║
║ 攻撃力: 770 (734x1.05) ║
║ 防御力: 1916 (1534x1.05x1.2) ║
║ 魔力: 912 (869x1.05) ║
║ 素早さ: 711 (678x1.05) ║
║ 賢さ: 946 (901x1.05) ║
║ 運: 126 (120x1.05) ║
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║ 習得元素: 67 / 118 ║
║ 習得融合魔法: 269 種類 ║
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║ 称号: (主なもの) ║
║ ・調和の帝王 ║
║ ・崩壊を止めた者 ║
║ ・元素の探求者 ║
║ ・反応の王 ║
║ ・大地の王 ║
║ ・不活性の王 ║
║ ・貴金属の帝王 ║
║ ・遷移金属の覇者 ║
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║ 経験値: 400 / 4000 ║
║ 所持金: 5500 リア ║
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第14巻「レムリアの試練と賢者の石」をお読みいただき、ありがとうございます。本巻では、レムリアでの試練とアルケミスの罠が描かれました。ウラン・ゴーレムとの死闘を経て、秀城はキュリウム(Cm)を習得。そして、賢者の石の正体が、物質ではなく、超重元素を安定化させるための『魔法陣』であることが判明しました。アルケミスとの再戦では、秀城が錬金術師としての真価を発揮し、『賢者の剣』を生成するも、アルケミスは再び逃走。賢者の石の完成には、さらなるアクチノイド元素が必要であり、それらが『異界』に存在することが示唆されました。
【第14巻終了時点での習得済み元素(全67種)】
周期元素名 (元素記号)
第1~4周期第13巻あとがき記載の43元素 (ガリウム含む)
第5周期第6巻あとがき記載の10元素
第6周期第11巻あとがき記載の10元素
第7周期 (アクチノイド)プロトアクチニウム (Pa), アメリシウム (Am), キュリウム (Cm)
(合計67元素。キュリウムを習得し、レベルは19に到達しました。)
【重要登場人物】
メンデレ・秀城: 主人公。元素錬金術師。Lv.19、習得元素67個。キュリウムを習得し、賢者の石の魔法陣を記憶する。
アメリ・カレント: アメリシウム使いの巫女。秀城の重要なパートナーとして、戦闘と支援で活躍。
ガリオ・マーレ: ガリウム使いの船乗り。試練を経て秀城を認め、魔の海域を航海する。
ジンク, オクシア, ナトリ: 秀城の仲間。四天王との戦闘やレムリアでの探索で成長を続ける。
アルケミス・ダーク: 元素狩りのリーダー。プルトニウムの完全制御に成功。賢者の石の魔法陣を奪うため秀城を利用するも、失敗。異界の元素を狙う?
【重要語句】
賢者の石: 超重元素を安定化させるための古代の融合魔法陣。
レムリア: 海に沈んだ古代都市。賢者の石の魔法陣が隠されていた。
キュリウム (Cm): 秀城が新たに習得したアクチノイド元素。「自ら輝く」特性を持ち、聖なる放射線を放つ。
賢者の剣: 秀城が錬金術で生成した、全元素の特性を調和させた虹色の剣。
異界(精霊界・魔界): 賢者の石の完成に必要な、残りのアクチノイド元素が飛ばされたとされる別次元。
感想等お待ちしています。




