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元素の旅人 「理系社畜、異世界で元素魔法の賢者になる」周期表はチートじゃない。俺の「化学知識」が世界を救う法則だ  作者: 花咲かおる
第5巻「遷移金属の覇者」

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第3章:貴金属の完成

その日の午後、プラチナが秀城を訪ねてきた。


「メンデレ、時間ある?」

「はい」

「実は、他の貴金属使いを紹介したいの」


プラチナは秀城を、別の建物に案内した。

「貴金属研究所」という看板がかかった、豪華な建物。

中に入ると、金銀の装飾が至る所にあった。


「ここは、貴金属使いたちの集まる場所よ」


応接室に、三人の人物が待っていた。



一人目は、若い女性。銀白色の髪に、優雅な雰囲気。


「パラジウム・ホワイト。パラジウム使いよ」


二人目は、中年の男性。黒みがかった髪に、職人のような雰囲気。


「ロジウム・ミラー。ロジウム使いだ」


三人目は、老人。青みがかった髪に、知的な雰囲気。


「オスミウム・ヘビーじゃ。オスミウム使いじゃよ」


三人とも、白金族元素の使い手。


「今日は、白金族の残りを教える」


プラチナが言った。


「パラジウム、ロジウム、オスミウム、それからルテニウムとイリジウム」

「全部で六つの白金族元素。これらは、最も貴重な金属だ」

「まず、パラジウムから」


パラジウムが前に出た。


「パラジウムは、水素を吸収する金属よ。自分の体積の900倍もの水素を吸収できるの」


パラジウムは手のひらに小さな金属片を浮かべた。銀白色の美しい金属。


「パラジウムの本質は...受容と、浄化よ」

「パラジウムは触媒として優れている。自動車の排気ガスを浄化するのに使われるわ」


パラジウムは秀城を見た。


「あなたは、受け入れられる?」


秀城は頷いた。


「...受け入れます。すべてを」

「なら、パラジウムはあなたに合っているわ」


秀城は目を閉じた。

パラジウム。銀白色の金属。水素を吸収する。


「パラジウムは吸収する。悪いものを、浄化して」


浄化。

秀城も、世界を浄化したい。元素狩りの悪を。


「パラジウムは優しい。すべてを受け入れる」


優しさ。

秀城も、優しくありたい。


「パラジウムの声を...」


意識を集中する。

すると、包容力を感じた。すべてを受け入れる、大きな力。


「聞こえる...」


受け入れたい、浄化したい、優しくありたい。

それは、秀城の願いだった。


「俺は...浄化の器だ」


その瞬間、秀城の体が銀白色の光に包まれた。

╔═══════════════════════════════════╗

║ 重要!元素習得! ║

╠═══════════════════════════════════╣

║ 「パラジウム(Pd)を習得しました!」║

╠═══════════════════════════════════╣

║ 原子番号:46 ║

║ 元素記号:Pd ║

║ 分類:遷移金属(貴金属) ║

║ 特性:水素吸蔵、触媒性、耐食性 ║

╠═══════════════════════════════════╣

║ 習得可能魔法: ║

║ ・水素吸蔵(コスト:30MP) ║

║ ・浄化触媒(コスト:35MP) ║

║ ・パラジウムフィルター(コスト:28MP)║

║ ・完全浄化(コスト:50MP) ║

╠═══════════════════════════════════╣

║ ステータス上昇! ║

║ 賢さ:323→353(+30) ║

║ MP:1149→1249(+100) ║

╠═══════════════════════════════════╣

║ 重要!融合魔法解放! ║

╠═══════════════════════════════════╣

║ 「パラジウム水素」 ║

║ Pd+H₂ (パラジウム+水素x2) ║

║ コスト:35MP ║

║ 効果:大量の水素貯蔵と放出 ║

╠═══════════════════════════════════╣

║ 「パラジウム触媒(クロスカップリング)

║ Pd+有機化合物 ║

║ コスト:45MP ║

║ 効果:複雑な有機合成 ║

╠═══════════════════════════════════╣

║ 経験値+150! ║

║ 経験値:2060→2210/2500 ║

╚═══════════════════════════════════╝

「四十一個目!」

「次は、ロジウムだ」


ロジウムが前に出た。


「ロジウムは、最も反射率の高い金属だ。鏡のように光を反射する」


ロジウムの体が輝いた。まるで鏡のように、周囲のすべてを映している。


「ロジウムの本質は...反射と、完璧だ」

「ロジウムメッキは、宝石の輝きを増す。完璧な仕上げを与える」


ロジウムは秀城を見た。


「お前は、完璧を目指すか?」


秀城は少し考えてから答えた。


「...完璧は無理かもしれません。でも、最善を尽くします」

「いい答えだ」


ロジウムは頷いた。


「完璧は目指すもの、到達するものではない。なら、ロジウムはお前に合っている」


秀城は目を閉じた。

ロジウム。銀白色の金属。最高の反射率。


「ロジウムは反射する。すべてを、完璧に」


反射。

秀城も、相手の攻撃を反射したい。


「ロジウムは美しい。傷一つない、完璧な表面」


完璧。

秀城も、完璧を目指したい。たとえ到達できなくても。


「ロジウムの声を...」


意識を集中する。

すると、鏡のような感覚が生まれた。すべてを映し出す、澄み切った感覚。


「聞こえる...」


反射したい、完璧でありたい、美しくありたい。

それは、秀城の願いだった。


「俺は...完璧なる鏡だ」


その瞬間、秀城の体が眩く輝いた。

╔═══════════════════════════════════╗

║ 重要!元素習得! ║

╠═══════════════════════════════════╣

║ 「ロジウム(Rh)を習得しました!」 ║

╠═══════════════════════════════════╣

║ 原子番号:45 ║

║ 元素記号:Rh ║

║ 分類:遷移金属(貴金属) ║

║ 特性:最高反射率、触媒性、硬度 ║

╠═══════════════════════════════════╣

║ 習得可能魔法: ║

║ ・完全反射(コスト:40MP) ║

║ ・ロジウムミラー(コスト:35MP) ║

║ ・光の反射(コスト:30MP) ║

║ ・鏡の盾(コスト:45MP) ║

╠═══════════════════════════════════╣

║ ステータス上昇! ║

║ 防御力:756→816(+60) ║

║ 運:125→140(+15) ║

╠═══════════════════════════════════╣

║ 重要!融合魔法解放! ║

╠═══════════════════════════════════╣

║ 「ロジウムメッキ」 ║

║ Rh+金属 ║

║ コスト:35MP ║

║ 効果:完璧な防御と輝き ║

╠═══════════════════════════════════╣

║ 「三元触媒」 ║

║ Pt+Pd+Rh ║

║ (白金+パラジウム+ロジウム) ║

║ コスト:55MP ║

║ 効果:有害物質の完全浄化 ║

╠═══════════════════════════════════╣

║ 経験値+150! ║

║ 経験値:2210→2360/2500 ║

╚═══════════════════════════════════╝

「四十二個目!」


「次は、オスミウムじゃ」


オスミウムが前に出た。


「オスミウムは、最も密度の高い元素じゃ。1立方センチで22.6グラムもある」


オスミウムは小さな金属片を見せた。だが、その重さは異常だった。


「オスミウムの本質は...重さと、硬さじゃ」

「オスミウムは重い。だから、安定しておる。そして、硬い。だから、傷つかない」


オスミウムは秀城を見た。


「お前は、重みを持っておるか?」


秀城は頷いた。


「...重みを感じています。責任の重みを」

「なら、オスミウムはお前に合っておる」

秀城は目を閉じた。


オスミウム。青みがかった銀色の金属。最高密度。


「オスミウムは重い。誰よりも」


重さ。

秀城も、重い責任を背負っている。


「オスミウムは硬い。傷つかない」


硬さ。

秀城も、心を硬くしたい。


「オスミウムの声を...」


意識を集中する。

すると、圧倒的な重みを感じた。地球の中心のような、重厚な感覚。


「聞こえる...」


重くありたい、硬くありたい、揺るがないでいたい。

それは、秀城の願いだった。


「俺は...最重の核だ」


その瞬間、秀城の体が青白く光った。

╔═══════════════════════════════════╗

║ 重要!元素習得! ║

╠═══════════════════════════════════╣

║ 「オスミウム(Os)を習得しました!」║

╠═══════════════════════════════════╣

║ 原子番号:76 ║

║ 元素記号:Os ║

║ 分類:遷移金属(貴金属) ║

║ 特性:最高密度、極硬、高融点 ║

╠═══════════════════════════════════╣

║ 習得可能魔法: ║

║ ・重量化極限(コスト:40MP) ║

║ ・オスミウムハンマー(コスト:45MP)║

║ ・重力増幅(コスト:50MP) ║

║ ・最重の壁(コスト:55MP) ║

╠═══════════════════════════════════╣

║ ステータス上昇! ║

║ HP:1434→1584(+150) ║

║ 攻撃力:366→406(+40) ║

║ 防御力:816→886(+70) ║

╠═══════════════════════════════════╣

║ 重要!融合魔法解放! ║

╠═══════════════════════════════════╣

║ 「オスミウム・イリジウム合金」 ║

║ Os+Ir (オスミウム+イリジウム) ║

║ コスト:50MP ║

║ 効果:最硬の合金 ║

║ ※イリジウム(Ir)習得後に完全解放 ║

╠═══════════════════════════════════╣

║ 「四酸化オスミウム」 ║

║ Os+O₄ (オスミウム+酸素x4) ║

║ コスト:40MP ║

║ 効果:強力な酸化剤(危険) ║

╠═══════════════════════════════════╣

║ 経験値+140! ║

║ 経験値:2360→2500/2500 ║

╠═══════════════════════════════════╣

║ レベルアップ! ║

╠═══════════════════════════════════╣

║ レベル:13→14 ║

║ HP:1584→1734(+150) ║

║ MP:1249→1399(+150) ║

║ 攻撃力:406→446(+40) ║

║ 防御力:886→936(+50) ║

║ 魔力:517→567(+50) ║

║ 素早さ:345→385(+40) ║

║ 賢さ:353→403(+50) ║

║ 運:140→155(+15) ║

╠═══════════════════════════════════╣

║ 次のレベルまで:3000経験値 ║

╠═══════════════════════════════════╣

║ 新スキル習得! ║

║ 「貴金属の加護」 ║

║ 効果:貴金属属性魔法威力+25% ║

║ 状態異常完全無効 ║

╚═══════════════════════════════════╝


「四十三個目!そして、レベル14!」


四人が拍手した。


「おめでとう!」


プラチナが祝福した。


「あと二つ。イリジウムとルテニウムを習得すれば、白金族が完成するわ」


「でも、その二人は今、任務で街を離れているの」


「いつ戻りますか?」


「三日後ね」


「なら、その間に他の元素を習得します」


秀城は決意した。

その夜、秀城は自分のステータスを確認した。

╔═══════════════════════════════════╗

║ ステータス ║

╠═══════════════════════════════════╣

║ 名前:メンデレ・秀城 ║

║ レベル:14 ║

║ 職業:元素錬金術師 ║

╠═══════════════════════════════════╣

║ HP:1905(1734x1.05x1.05) ║

║ MP:1538(1399x1.05x1.05) ║

║ 攻撃力:551(446x1.05x1.05x1.2) ║

║ 防御力:1091(936x1.05x1.2) ║

║ 魔力:700(567x1.05x1.05x1.2) ║

║ 素早さ:424(385x1.05x1.05) ║

║ 賢さ:443(403x1.05x1.05) ║

║ 運:171(155x1.05x1.05) ║

╠═══════════════════════════════════╣

║ 習得元素:43/118 ║

║ 習得融合魔法:118種類 ║

╠═══════════════════════════════════╣

║ 称号: ║

║ ・反応の王 ║

║ ・大地の王 ║

║ ・元素の探求者 ║

║ ・不活性の王 ║

║ ・遷移の覇者 ║

╠═══════════════════════════════════╣

║ 経験値:0/3000 ║

╚═══════════════════════════════════╝


「四十三個...もうすぐ半分だ」


「防御力1091、HP1905...かなり硬くなった」


「魔力も700。融合魔法の威力も上がってるはずだ」


秀城は満足していた。

だが、まだ足りない。


「アルケミスに勝つには、もっと強くならないと」


「レベル20...いや、それ以上を目指す」


窓の外を見ると、地下都市は静かだった。


「明日も頑張ろう」

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