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元素の旅人 「理系社畜、異世界で元素魔法の賢者になる」周期表はチートじゃない。俺の「化学知識」が世界を救う法則だ  作者: 花咲かおる
第4巻「元素の守護者」

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第2章:大地の元素

翌朝、秀城は再び訓練場に向かった。

今日は、アルカリ土類金属の習得だ。

訓練場には、五人の元素使いが待っていた。

「おはよう、メンデレ」

一人目は、若い女性。薄緑色の髪に、優しい笑顔。

「私はベリル・ハード。ベリリウム使いよ」

二人目は、がっしりとした男性。白い髪に、強そうな体つき。

「マグナ・フレイムだ。マグネシウム使いだ」

三人目は、中年の女性。灰色の髪に、穏やかな雰囲気。

「カルシア・ボーン。カルシウム使いです」

四人目は、老人の男性。赤みがかった髪に、温かい目。

「ストロン・レッドじゃ。ストロンチウム使いじゃ」

五人目は、壮年の男性。緑がかった髪に、威厳のある顔つき。

「バリウム・グリーンだ。バリウム使いだ」

五人とも、アルカリ土類金属の使い手。

「今日は、アルカリ土類金属を教える」

マグナが言った。

「ベリリウム、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウム、バリウム。これらは、骨や歯の材料になる、生命に重要な元素だ」

「そして、花火の色の元素でもあるんじゃよ」

ストロンが笑った。

「まず、ベリリウムから」

ベリルが前に出た。

「ベリリウムは、とても硬い金属よ。そして、軽い」

ベリルは小さな金属片を見せた。灰色の金属。

「ベリリウムの本質は...硬さと、軽さの両立」

「一見矛盾しているけど、ベリリウムは両方を持っている」

ベリルは秀城を見た。

「あなたも、矛盾を抱えているわね。優しいのに戦う。内気なのに前に出る」

秀城は頷いた。

「...そうかもしれません」

「なら、ベリリウムはあなたに合っているわ」

秀城は目を閉じた。

ベリリウム。硬くて軽い金属。

「ベリリウムは透明にする。X線を通す」

透明。

秀城も、心を開きたい。隠さず、素直に。

「ベリリウムは強い。でも、しなやかだ」

強くてしなやか。

秀城も、そうありたい。

「ベリリウムの声を...」

意識を集中する。

すると、硬質な感覚が生まれた。ダイヤモンドのような、硬い感覚。

「聞こえる...」

硬くありたい、でも軽くありたい、矛盾を力にしたい。

それは、秀城の願いだった。

「俺は...硬き翼だ」

その瞬間、秀城の体が灰色の光に包まれた。

╔═══════════════════════════════════╗

║ 重要!元素習得! ║

╠═══════════════════════════════════╣

║ 【ベリリウム(Be)を習得しました!】║

╠═══════════════════════════════════╣

║ 原子番号:4 ║

║ 元素記号:Be ║

║ 分類:アルカリ土類金属 ║

║ 特性:高硬度、軽量性、X線透過性 ║

╠═══════════════════════════════════╣

║ 習得可能魔法: ║

║ ・ベリリウムシールド(コスト:30MP)║

║ ・透過(コスト:25MP) ║

║ ・硬化強化(コスト:28MP) ║

║ ・軽量硬質化(コスト:35MP) ║

╠═══════════════════════════════════╣

║ ステータス上昇! ║

║ 防御力:210→230(+20) ║

║ 素早さ:170→180(+10) ║

╠═══════════════════════════════════╣

║ 重要!融合魔法解放! ║

╠═══════════════════════════════════╣

║ 【ベリリウム(ベリリウムブロンズ)】║

║ Be+Cu (ベリリウム+銅) ║

║ コスト:35MP ║

║ 効果:高強度合金、ばね材料 ║

╠═══════════════════════════════════╣

║ 【酸化ベリリウム】 ║

║ Be+O (ベリリウム+酸素) ║

║ コスト:25MP ║

║ 効果:高融点セラミック ║

╠═══════════════════════════════════╣

║ 経験値+130! ║

║ 経験値:420→550/2000 ║

╚═══════════════════════════════════╝

「二十三個目!」

「次は、マグネシウムだ」

マグナが前に出た。

「マグネシウムは、燃える金属だ。白く、眩しい光を放つ」

マグナは手に炎を灯した。真っ白な、眩しい炎。

「マグネシウムの本質は...光と、エネルギーだ」

「マグネシウムは、生命のエネルギー生産に必要だ。ATPを作るのに欠かせない」

マグナは秀城を見た。

「お前は、光を放っているか?」

秀城は考えた。

「...まだ、十分には」

「なら、これから放て。マグネシウムと共に」

秀城は目を閉じた。

マグネシウム。銀白色の金属。明るく燃える。

「マグネシウムは光る。眩しいほどに」

光。

秀城も、輝きたい。周りを照らすほどに。

「マグネシウムはエネルギーを作る。生命の源だ」

エネルギー。

秀城も、エネルギーに満ちていたい。

「マグネシウムの声を...」

意識を集中する。

すると、眩しい光を感じた。太陽のような、明るい光。

「聞こえる...」

光りたい、輝きたい、エネルギーを放ちたい。

それは、秀城の願いだった。

「俺は...光の源だ」

その瞬間、秀城の体が白く輝いた。

╔═══════════════════════════════════╗

║ 重要!元素習得! ║

╠═══════════════════════════════════╣

║ 【マグネシウム(Mg)を習得しました!】║

╠═══════════════════════════════════╣

║ 原子番号:12 ║

║ 元素記号:Mg ║

║ 分類:アルカリ土類金属 ║

║ 特性:燃焼性、生命必須、軽量性 ║

╠═══════════════════════════════════╣

║ 習得可能魔法: ║

║ ・閃光弾(コスト:20MP) ║

║ ・エネルギー生成(コスト:30MP) ║

║ ・白炎(コスト:25MP) ║

║ ・光の奔流(コスト:40MP) ║

╠═══════════════════════════════════╣

║ ステータス上昇! ║

║ 魔力:265→285(+20) ║

║ HP:780→830(+50) ║

╠═══════════════════════════════════╣

║ 重要!融合魔法解放! ║

╠═══════════════════════════════════╣

║ 【ジュラルミン】完全解放! ║

║ Al+Cu+Mg (アルミ+銅+マグネシウム)║

║ コスト:35MP ║

║ 効果:最強の軽量合金 ║

╠═══════════════════════════════════╣

║ 【酸化マグネシウム】 ║

║ Mg+O (マグネシウム+酸素) ║

║ コスト:20MP ║

║ 効果:耐火材料、制酸剤 ║

╠═══════════════════════════════════╣

║ 【塩化マグネシウム】 ║

║ Mg+Cl₂ (マグネシウム+塩素x2) ║

║ コスト:22MP ║

║ 効果:豆腐の凝固剤、融雪剤 ║

╠═══════════════════════════════════╣

║ 経験値+140! ║

║ 経験値:550→690/2000 ║

╚═══════════════════════════════════╝

「二十四個目!」

「次は、カルシウムじゃ」

カルシアが前に出た。

「カルシウムは、骨と歯の材料。生命の骨格を作る元素です」

カルシアは優しく微笑んだ。

「カルシウムの本質は...支えと、構造です」

「カルシウムは、体を支える。内側から、静かに」

カルシアは秀城を見た。

「あなたは、誰かの支えになっていますか?」

秀城は頷いた。

「...なろうとしています」

「なら、カルシウムはあなたに合っています」

秀城は目を閉じた。

カルシウム。白い金属。骨の材料。

「カルシウムは硬い。でも、脆い」

硬くて脆い。

秀城も、強いようで傷つきやすい。

「カルシウムは土台だ。すべての基礎だ」

土台。

秀城も、仲間の土台でありたい。

「カルシウムの声を...」

意識を集中する。

すると、安定した感覚が生まれた。大地に根を張ったような、どっしりとした感覚。

「聞こえる...」

支えたい、土台でありたい、構造を作りたい。

それは、秀城の願いだった。

「俺は...骨格だ」

その瞬間、秀城の体が白い光に包まれた。

╔═══════════════════════════════════╗

║ 重要!元素習得! ║

╠═══════════════════════════════════╣

║ 【カルシウム(Ca)を習得しました!】║

╠═══════════════════════════════════╣

║ 原子番号:20 ║

║ 元素記号:Ca ║

║ 分類:アルカリ土類金属 ║

║ 特性:骨格形成、生命必須、炎色反応橙║

╠═══════════════════════════════════╣

║ 習得可能魔法: ║

║ ・ボーンアーマー(コスト:30MP) ║

║ ・構造強化(コスト:28MP) ║

║ ・橙炎(コスト:22MP) ║

║ ・カルシウムウォール(コスト:35MP)║

╠═══════════════════════════════════╣

║ ステータス上昇! ║

║ 防御力:230→255(+25) ║

║ HP:830→900(+70) ║

╠═══════════════════════════════════╣

║ 重要!融合魔法解放! ║

╠═══════════════════════════════════╣

║ 【炭酸カルシウム(石灰石)】 ║

║ Ca+C+O₃ (カルシウム+炭素+酸素x3)║

║ コスト:30MP ║

║ 効果:建材、中和剤 ║

╠═══════════════════════════════════╣

║ 【リン酸カルシウム(骨)】 ║

║ Ca₃+(PO₄)₂ ║

║ (カルシウムx3+リン酸x2) ║

║ コスト:40MP ║

║ 効果:骨格形成、超防御 ║

╠═══════════════════════════════════╣

║ 【硫酸カルシウム(石膏)】 ║

║ Ca+S+O₄ (カルシウム+硫黄+酸素x4)║

║ コスト:28MP ║

║ 効果:建材、固定 ║

╠═══════════════════════════════════╣

║ 経験値+150! ║

║ 経験値:690→840/2000 ║

╚═══════════════════════════════════╝

「二十五個目!」

「次は、ストロンチウムじゃ」

ストロンが前に出た。

「ストロンチウムは、赤い花火の元じゃ。炎色反応が美しい」

ストロンは手に赤い炎を灯した。深紅の、美しい炎。

「ストロンチウムの本質は...美と、情熱じゃ」

「ストロンチウムは、カルシウムに似ている。でも、もっと情熱的じゃ」

ストロンは秀城を見た。

「お前は、情熱を持っているか?」

秀城は頷いた。

「...持っています。元素を習得する情熱を」

「なら、ストロンチウムはお前に合っておる」

秀城は目を閉じた。

ストロンチウム。銀白色の金属。赤く燃える。

「ストロンチウムは美しい。炎の中で」

美しさ。

秀城も、美しく生きたい。

「ストロンチウムは情熱的だ。熱く、激しく」

情熱。

秀城も、情熱を持ち続けたい。

「ストロンチウムの声を...」

意識を集中する。

すると、熱い感情を感じた。燃え上がる炎のような、情熱。

「聞こえる...」

美しくありたい、情熱的でありたい、燃えたい。

それは、秀城の願いだった。

「俺は...紅蓮の炎だ」

その瞬間、秀城の体が深紅の光に包まれた。

╔═══════════════════════════════════╗

║ 重要!元素習得! ║

╠═══════════════════════════════════╣

║ 【ストロンチウム(Sr)を習得しました!】║

╠═══════════════════════════════════╣

║ 原子番号:38 ║

║ 元素記号:Sr ║

║ 分類:アルカリ土類金属 ║

║ 特性:炎色反応深紅、骨親和性 ║

╠═══════════════════════════════════╣

║ 習得可能魔法: ║

║ ・紅炎(コスト:25MP) ║

║ ・情熱の鼓動(コスト:30MP) ║

║ ・赤き花火(コスト:35MP) ║

║ ・深紅の奔流(コスト:45MP) ║

╠═══════════════════════════════════╣

║ ステータス上昇! ║

║ 攻撃力:195→215(+20) ║

║ 魔力:285→305(+20) ║

╠═══════════════════════════════════╣

║ 重要!融合魔法解放! ║

╠═══════════════════════════════════╣

║ 【硝酸ストロンチウム(花火)】 ║

║ Sr+N₂+O₆ ║

║ (ストロンチウム+窒素x2+酸素x6)║

║ コスト:40MP ║

║ 効果:赤色花火、範囲攻撃 ║

╠═══════════════════════════════════╣

║ 経験値+150! ║

║ 経験値:840→990/2000 ║

╚═══════════════════════════════════╝

「二十六個目!」

「最後は、バリウムだ」

バリウムが前に出た。

「バリウムは、緑の花火の元。そして、X線造影剤として医療に使われる」

バリウムは手に緑の炎を灯した。エメラルドグリーンの、鮮やかな炎。

「バリウムの本質は...視える化と、重厚さだ」

「バリウムは重い。アルカリ土類金属の中で最も重い」

「そして、バリウムは見えないものを見えるようにする。X線で」

バリウムは秀城を見た。

「お前は、見えないものを見ているか?」

秀城は考えた。

元素の声。仲間の心。自分の可能性。

「...見ようとしています」

「なら、バリウムはお前に合っている」

秀城は目を閉じた。

バリウム。銀白色の金属。重い金属。

「バリウムは明らかにする。隠れているものを」

明らかにする。

秀城も、真実を見たい。

「バリウムは重い。でも、それが安定だ」

重さ。

秀城も、重みを持ちたい。存在の重み。

「バリウムの声を...」

意識を集中する。

すると、重厚な感覚が生まれた。大地の奥深く、根を張ったような感覚。

「聞こえる...」

見たい、明らかにしたい、重みを持ちたい。

それは、秀城の願いだった。

「俺は...真実の目だ」

その瞬間、秀城の体が緑色の光に包まれた。

╔═══════════════════════════════════╗

║ 重要!元素習得! ║

╠═══════════════════════════════════╣

║ 【バリウム(Ba)を習得しました!】 ║

╠═══════════════════════════════════╣

║ 原子番号:56 ║

║ 元素記号:Ba ║

║ 分類:アルカリ土類金属 ║

║ 特性:高密度、炎色反応緑、X線吸収 ║

╠═══════════════════════════════════╣

║ 習得可能魔法: ║

║ ・緑炎(コスト:25MP) ║

║ ・透視(コスト:35MP) ║

║ ・重量化(コスト:30MP) ║

║ ・真実の眼(コスト:40MP) ║

╠═══════════════════════════════════╣

║ ステータス上昇! ║

║ 賢さ:175→200(+25) ║

║ 防御力:255→280(+25) ║

╠═══════════════════════════════════╣

║ 重要!融合魔法解放! ║

╠═══════════════════════════════════╣

║ 【硫酸バリウム(造影剤)】 ║

║ Ba+S+O₄ (バリウム+硫黄+酸素x4)║

║ コスト:35MP ║

║ 効果:X線可視化、探知 ║

╠═══════════════════════════════════╣

║ 【硝酸バリウム(緑花火)】 ║

║ Ba+N₂+O₆ ║

║ (バリウム+窒素x2+酸素x6) ║

║ コスト:40MP ║

║ 効果:緑色花火、範囲攻撃 ║

╠═══════════════════════════════════╣

║ 達成!アルカリ土類金属完全習得! ║

║ 特別ボーナス! ║

║ 称号【大地の王】獲得! ║

║ 効果:防御力+20% ║

║ 経験値+350! ║

╠═══════════════════════════════════╣

║ 経験値:990→1340/2000 ║

╚═══════════════════════════════════╝

「二十七個目!そして、アルカリ土類金属も全部習得した!」

五人の教師が拍手した。

「素晴らしい!二日で九つの元素!」

ベリルが感嘆した。

「このペースは前代未聞だ」

マグナが頷いた。

「お前は本当に、特別な存在だな」

カルシアが微笑んだ。

秀城は自分のステータスを確認した。

╔═══════════════════════════╗

║ ステータス ║

╠═══════════════════════════╣

║ 名前:メンデレ・秀城 ║

║ レベル:12 ║

║ 職業:元素錬金術師 ║

╠═══════════════════════════╣

║ HP:900/900 ║

║ MP:650/650 ║

║ 攻撃力:215 ║

║ 防御力:336(280x1.2) ║

║ 魔力:305 ║

║ 素早さ:180 ║

║ 賢さ:200 ║

║ 運:60 ║

╠═══════════════════════════╣

║ 習得元素:27/118 ║

╠═══════════════════════════╣

║ 称号: ║

║ ・反応の王 ║

║ ・大地の王 ║

╠═══════════════════════════╣

║ 経験値:1340/2000 ║

╚═══════════════════════════╝

「二十七個...四分の一近くまで来た」

「そして、賢さが200に到達した」

秀城は充実感を感じていた。

「明日は、ハロゲンを教えてもらう予定だ」

フッ素、臭素、ヨウ素。

まだまだ、習得すべき元素は多い。

「でも、確実に進んでいる」

その夜、秀城は仲間たちと夕食を取った。

「メンデレさん、すごいペースですね!」

ナトリが興奮している。

「二日で九つなんて!」

「ここには、色んな元素使いがいるからな。効率的に習得できる」

ジンクが言った。

「このペースなら、一ヶ月で五十個は習得できるぞ」

オクシアが計算した。

「本当に、全元素習得できるかもしれませんね」

「ああ。でも、油断はできない」

秀城は真剣な顔で言った。

「元素狩りも、また来る。次は、もっと強力な攻撃だろう」

「大丈夫ですよ。ここには、レベル20以上の強者がたくさんいます」

「それに、メンデレさんも強くなってますし」

「...そうだな」

秀城は窓の外を見た。

地下都市の夜景。魔法の光が美しい。

「明日も頑張ろう」

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