12.集団宿泊の準備
ちょっと時が飛びます。
今は、転入して2か月がたった。季節は夏っぽくて暑い。
入学時よりも、学園に慣れてきた。そしてなんというか、同部屋のテーヌはやはり、寝坊をよくする。だから、私が起こしているのだが、寝坊は治らない。
エルトとはよくしゃべっている。結構打ち解けた。
「ほら、テーヌ朝だよ!遅刻しちゃうよ!」
テーヌをゆっさゆっさ。
「うーん。」
「テーヌ!」
起きないから、目の前で懐中電灯をつけてやる。
何となくまわりからクスクス声がするから精霊たちはこの光景を楽しんでるっぽい。
「うわっ、眩しい!ってもうこんな時間!?」
ドタバタドタバタ....ガッシャーン!!
「ん?」
なにか騒々しい音が聞こえた。
ドタバタはわかるけど、ガッシャーンとかいう音が出るってなにかあったのか?
「大丈夫?」
「イタタ....大丈夫だよー。」
転んだらしい。後で片付けなければ。
「じゃ、朝食食べ....」
「時間無い。」
不満そうなテーヌを引っ張り学園に行く日常。
「おはよう、アイ。」
クラスメートが挨拶してくれたので返す。
「おはよ、皆。」
そのあとすぐチャイムがなった。ギリギリ間に合った。
バンッと音がして、アルト先生が教室に入ってくる。
いつかドア壊れるんじゃなかろうか。
「おはよう、みなさん。出席取るよ。」
一人一人の名前がよばれて、返事をしていく。
終わった。
「欠席はいないようね。」
アルト先生は、皆を見回した。
「連絡事項は三日後から集団宿泊だよ。準備しててね」
近いな!?
服とかは、買ってるので心配ないけど、バックがないな。
ちょうど今日は半日だから、買いにいこう。
「何泊ですか?」
「二泊三日で、クロノの街に行きます。」
知らない町、後で調べよう。
何か、皆(どちらかというと体育系)がウズウズしてる。
なんで?
「集団宿泊って、何するの?」
「そっか。アイは初めてなんだね。集団宿泊はね....」
長かったので、適当にまとめた。
集団宿泊は年に一度ある。そこで、精霊術の実践と体力強化を行ったり、色んな職業の人を見たりする。体力強化っていっても、そんなにハードではないらしい。
「楽しそうだね。」
「あと、クロノの町っていったら初心者ダンジョンがあるよ!あとは、冒険者もいっぱいいるから、楽しみなんだ!!」
何か、いきなり脳筋の男子が入ってきたぞ。
ちなみに今はエルトと話している最中だ。
初心者ダンジョンってあるのか。ファンタジーだな、やっぱり。
「話変わるけどさ、バックはどこに売ってるんだろ?」
バック入手しなくちゃ。
「えっと、学園内のお店にあるよ。一緒にいこうか?」
「うん、お願い。ありがとう」
エルトが付いてきてくれることになった。
ちなみに、学園内のお店は結構あって、街に出なくても大抵のものは買えるようになっている。便利。
―――場所移動中―――
お店に移動して、バックを見る。
「色々あるね、大きいものは........」
「ここあるよ。」
大きいバックを一つ一つ見る。
どれもとても可愛くて、迷っている。
「これとかどうかな?」
エルトが見せてくれたのは、青と白のチェック模様のバック。
「それいいね。」
とりあえず、エルトが見せてくれたバックを買う。
お金は、テライトから貰ってるから心配ない。
―――場所移動中―――
「へぇ、アイのクラスの集団宿泊かー」
テーヌが先に帰っていた。
集団宿泊はクラスによって行く日と場所が違う。
「クロノの街かー。お土産よろしく!」
「はいはい。」
忘れてなければ買ってくるつもりだ。
買ってきたバックに服とかを詰めておく。
後で、準備するのも面倒だからね。
白龍の鱗....持っていこう。
お金の単位はミルです。
日本と同じような感じで硬貨、紙幣あります。




