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救国の女神は本の続きを書く。  作者: さんまぐ
救国の女神が世界を救うまで。

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41/48

第41話 救国の女神はヤヅマーミ砦に迫った半魔半人達を救う。

ザイコンは楽しそうにアルティに接近戦を挑み、アルティは必死に反撃していく。


「漆黒の使徒。突出した力のない、高水準だが平均的な能力が仇になったな」

「いいんだよ!アルの力はメーライトがくれた力なんだ!不満なんてない!」


ザイコンはメーライトの接近を察知して「そろそろか?引き上げて倒させてもらう」と言いながら振りかぶると、ザイコンの前にそびえ立つ氷の壁。

ザイコンとアルティはそれを見て「来たか?」「メーライト!!」と言う。



メーライトは空高く飛んでいて、「お待たせアルティ。私も戦うからね。こっちは私のお姉ちゃんのアーテルだよ」と言ってアーテルを紹介すると、アルティが「何となく感じてたからわかるけど、メーライトが無理してる」と言った。


メーライトは「アルティはやっぱり凄いね」と言いながら降り立って、ザイコンに「やめられますか?」と聞く。


「無理だな」

「そうですよね。今日までありがとうございます。本気の私達と戦ってくれますか?」


本気で戦えば余波で人は死ぬ。

その意味を理解できるザイコンの魔物の部分が「うまいな。是非もない」と返すと、「では、もう少しこのままで」と言ったメーライトは、アルティに「ダンジョンコアを私に頂戴」と言う。


「どうするのメーライト?」

「このアイを喚ぶ時に、この子はダンジョンコアを鎧にはめて戦えて、その力がアイの力になるように決めたの」


アルティは訝しげな表情で「それ渡したらアルの事を消しちゃう?」と聞くと、メーライトは「呼ぶ為には消すよ。今回だってナイヤルトコまで来て欲しかったんだよ?」と言って微笑むが、アルティは「さっきはアルデバイトに居ろって言ってた」と言って不貞腐れる。


不貞腐れるアルティに「ザイコンさんを待たせられないから、アルティは私の身体を守って」と指示を出すと、アルティは「苦戦してるのにアルを呼ばなかったら、クサンゴーダに言ってメーライトにエッチな下着を着せてやる」と言いながら、アイに向かってダンジョンコアを渡してくる。


エッチな下着と聞いて「ええぇぇぇ!?」と慌てるメーライトを見て、イタズラっ子の顔をしたアルティは「ほら、早くするんだよね。こっちは任せなよ」と言う。

メーライトは「うん」と返事をしながら、受け取ったダンジョンコアを左肩に装着させると、「お待たせしました」と言い、ザイコンは「いや、これも儀式に必要な事だろう?」と聞き返す。


この発言の全ては、魔物の部分を誤認させる事に使っていた。


頷いたメーライトが「まずは高速高機動戦闘をしましょう」と提案をすると、ザイコンは「にわかな力でこの俺に空中戦を挑むか…女神!」と言って力を放出した。


「飛ぶよ!お姉ちゃん!着いてきて!適宜ザイコンさんに攻撃もして!」

「任せなさい!アイ!」


メーライトが飛翔するとザイコンもついてくる。

メーライトはザイコンを誘導するように魔物の群れの間を縫うように飛ぶと、ザイコンが付いてきて、アーテルがザイコンを攻め立てるように魔法攻撃を行う。


ザイコンが紙一重でかわすと、流れ弾を受けた魔物が消し炭になる。

暫く続けて数を減らしたメーライトは、そのまま砦の方に向けて飛び「着いて来れますか!?」とザイコンを煽る。


ザイコンは鼻で笑うと「まだまだだな」と追い付き、「その腰の剣は飾りか?」と聞く。

メーライトが剣を抜くと、剣には刀身がなく、「刃は魔法力です!」と言って紫色の刀身を見せて、ザイコンに攻撃をしていく。

メーライトは剣に刃を付けずに殴るようにしていく。


そのまま砦の方に向かうと、砦には飛行能力のある半魔半人部隊が大挙してきていた。


「ふっ。どうする女神?」

「考えはあります。あなた達の攻撃は徒労に終わります!」


メーライトは「アーテル!お姉ちゃん!私がザイコンさんをおさえるから!お姉ちゃんはアナーシャさんと追尾弾!半魔半人部隊を足止めしたら私と交代!ザイコンさんを足止めして!」と指示を出しながらザイコンに斬りかかる。


メーライトは最早声にも出さずにアナーシャをアーテルの腕の中に喚び出すと、「アナーシャさん!複数同時索敵!殺す必要はないから半魔半人の人達にだけ矢を差し入れて!」と指示を出す。


「任せて神様!」と言ったアナーシャは、目を見開き砦を見渡すと「580!?数が多い!でも撃てる!森の番人の本気を見なさい!千本矢!」と唱えて氷の矢を放ち、半魔半人達に攻撃していく。


「お姉ちゃん!」

「任せなさい。氷塊追尾弾!」


アーテルはアノーレが撃った矢を目標に氷塊を次々に生み出して、半魔半人達に当てて足止めをしていく。


半魔半人は打撃に弱い。

その特性を利用して足止めをした瞬間に、メーライトはザイコンと戦いながら、「アナーシャさん、ありがとう。アノーレさん、来たら準備をしてください」とアーテルの腕の中に喚ぶ。


アノーレを抱いたアーテルがザイコンに蹴りを放つと、メーライトはその瞬間に「光の拡大。範囲は砦一帯。【切除】」と光の帯を放ち、半魔半人達から魔物の部分を除去すると、すぐにザイコンの足止めに戻り、アノーレが広範囲に治癒魔法を放つ。


流れるような動作に、ザイコンが「よくやる。だがこれでアイツらは助かった」と感嘆の声を上げる。


「お姉ちゃん!代わって!アノーレさん!ありがとう!」


メーライトは砦の上で、「アルデバイトの皆さん!ナイヤルトコの人達を保護してください!戦う意志がなければ助けてあげてください!」と声を張ると、ザイコンに斬りかかりながら「次はあなたの番です」と声をかける。

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