漢ガイジ、プランを練る
「そ、それが何か?」
恥ずかしさでこう返すのが精一杯だったのは俺の経験不足から来るのだろうか?
「あー、いや。別にその事に関しては特に言う事はないんだけどな?折角だから俺達の結婚式も併せてやっちまおうかと思ってよ」
へ?誰と誰が?
初音さんも初耳だったらしく興味津々でお相手を聞き出そうとしている
「ウィスだよウィス。」
初音さんのリアクションから見ても全くそんな素振りはなかったっぽいのに何で結婚式の段取りが先なのか、それは不明だ
「え?ウィスちゃんと付き合ってたの?」
「いや?」
「え??ウィスちゃんにプロポーズしたの?」
「いや?まだだな」
「「???」」
もしかして…玉砕覚悟でプロポーズして上手くいったら大団円!って無茶苦茶シナリオで夢想転生してるのだろうか?
「あー…いや、この間ヒロシが落ち込んでいた日があったろ?」
「うん」
「あの時潰れたビルを宿屋迄送ったのが俺とウィスだったんだけどな」
「ほうほう」
「酔った勢いでやっちまって…」
「ケダモノねっ‼」
…ガイジさん…それが真実だったとして女性に告白したらその途端女の敵認定されちゃいますよ?
ほら、今も初音さんにごっつ睨まれてますやん?
「いやぁ、下衆な話…抱いたら相性が良くてなぁ…手放すのが惜しくなっちまったんだよ」
「最っ低!」
うっは、ガイジさん。ある意味漢過ぎて眩し過ぎますよ‼
潔い下衆ってのが女性受けするかは別として男としてその潔よさっぷりは尊敬に値します‼
「…要は私達の結婚を切欠にしてウィスちゃんにプロポーズしようって事ね?」
「お、流石初音ちゃん。話が早いねぇ」
「こんな事で誉められても嬉しくないわよ?」
「そりゃそうか」
初音さんの冷たい視線も飄々と躱すガイジさん
これからは心の中で師匠って呼んで良いッスか?
「まぁこれまで独身貴族って奴を謳歌しまくってた俺だ。下衆な事でも何か切欠がないと動き辛いのさ」
「うーん…ガイジさんの気持ちが本物なら…そしてそれをウィスちゃんが受け取ったら応援してあげても言いわよ?」
「よっしゃ!じゃあその時はサポート頼んだぜ⁉」
今回の依頼とは全く関係ない話で盛り上がっていて良いのだろうか?




